ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

サロン・ド・マルイチ @岐阜県岐阜市

2019年12月07日 | 岐阜県(岐阜)

2014年に店を閉めた岐阜市・柳ヶ瀬商店街の喫茶「マルイチ」。かつては3代目だというマダムが経営していらした。若い頃の自分にはそのシックな雰囲気でなかなか敷居が高く、おいそれと立ち入ることの出来ない格式があったが、結婚してからは嫁と何度か店に入ってシュークリームなどを購入した覚えがある。大人(オッサン)になったのでゆっくりコーヒーでもと思っていた矢先(写真下・2014年撮影)に店が閉まってしまい、叶わぬ夢となっていたのが、最近「サロン・ド・マルイチ」となって復活。近親者による承継ではないが、しっかりとオーナーの同意と協力を得ての事業承継、新装開店だそう。素晴らしい。

早速店に足を運んだ。長らく空き店舗になっていたが綺麗にリニューアル。手前にはショーケースの中にケーキ類が並び買って帰れるようになっており、奥が喫茶室となっている(喫茶だった2階はギャラリーに変更されたよう)。かつての雰囲気を損なわない(といってももう記憶は曖昧…)洒落た店内には丸テーブルが4つほど置かれ、変形テーブルのカウンター席もある。店員はイケメンの男性が2人、給仕女性が1人。調理スペースには「NUOVA SIMONELLI」のエスプレッソ・マシーンが鎮座し、古いジューサー(サンキスト製?)が2台置いてある。ジューサーは先代を引き継いだものだとか。話によると、コーヒーは「シェルパ・コーヒー」、フルーツは「大熊果実店」、シュークリームの監修は「プルシック」の所氏から受けているのだそうで、”オール岐阜”の様相(笑)。ピアノ・ジャズが流れる店内でカウンター席に座り、「コーヒー」と「3種のナッツのシュークリーム」を注文した。

運ばれた「シュークリーム」はナッツをまぶした厚めの生地。中にはこってりとした濃厚なカスタードクリームが詰められている。サイズは大きいが、甘さが重くなく、旨い。これにシェルパ・コーヒーだもの、旨くない訳がない。しっかりとした苦味で後味すっきりのコーヒー。香りは強くないが、カスタードクリームを口に含んで啜ると至福。カウンターだと調理場が近過ぎていろいろ見えてしまって少し落ち着かないが、次はゆったりと出来る時間にテーブル席に座って他のケーキや、ジューサーを使ったフレッシュ・ジュースを楽しんでみたいナ。(勘定は¥900程)

リニューアル後の記事はこちら

 

salon de MARUICHI (サロン・ド・マルイチ)

岐阜県岐阜市日ノ出町2-5-6

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ サロンドマルイチ 喫茶 純喫茶 マルイチ 萬留壹 洋菓子 珈琲 なめらかプリン 所プリン Plesic 所浩史 大熊フルーツ SHERPA COFFEE )


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