ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

松華堂 @愛知県半田市

2018年10月18日 | 愛知県(尾張・老舗)

半田市の歴史ある和菓子屋「松華堂菓舗」へ。風格ある建物で、これも一種の看板建築。道路に面した壁面は洋風とは言えないかもしれないが、すぐ隣に”らしい”建築もあって、2つ並んで独特の雰囲気がある。元々は内海で江戸時代に創業し、11代目が名古屋の「両口屋」で修業し、明治時代に半田に移ったのだとか。凄い歴史だ。風格あるガラス木戸を引いて中に入るとショーケースに様々な菓子が並んでいた。自分があれこれと迷っている間にも、表には買い求める人の車が次々に停まる。歴史ある店だけあって名物もひとつに限らずいくつも。もちろん上生菓子もあるが、遠い地まで遠征している身では買い求めることが出来ない。持ち帰りやすいもの、と探していると、”明治時代創製以来変わらぬ製法で一本一本手づくり”という名目で「松かげ」という焼菓子があった。これと「十三夜」という最中を購入して持ち帰る。

自宅に帰ってから包みを開ける。「松かげ」は薄紙にひとつひとつ包まれている。真ん中に穴が開いていて、正直最初は何の形か分からなかったけれど、松の葉を模しているらしい。なるほど。こちら創業当時も「松屋」という屋号だったそうだ。サクッとした食感で甘く、例えると硬めの”玉子ボーロ”のような風味。なのでコーヒーも…いや、コーヒーこそ合いそうだ。「十三夜」は普通の最中よりも薄く、これも最中種の模様はよく分からないが、開いた松葉だろうか(それともカモメ?)。中はつぶ餡で甘さはしっかりめ。普通の最中より薄いので口当たりが良い。どちらも旨い菓子だった。(勘定は「松かげ」¥540、「十三夜」¥130/個)

 

 


 

↓ 店の向かいにある立派な料理旅館「末廣」(大正12年・1923・建造)。かつては「春扇楼」と呼ばれ、半田三大楼に数えられたのだとか。創業は明治15年。べんがら塗りの玄関部分は扇の形に抜かれている。座敷などはかなり広そうだ。

 

 ↓ 店の隣に建つ「旧・大沢歯科」(建築詳細不明)。あまり古い建物ではないかもしれないが、2階ガラス窓の枠などに時代の意匠が残っている。

 

↓ 黒塀の立ち並ぶ運河沿いにある「キッコウトミ(株)第二工場」(建築詳細不明)。もう使われていないようでかなり傷みが激しくなっている。建物脇の路地は崩壊の危険の為か、台風通過の結果か、通行止めになっていた(実際に一部崩壊している)。

 

 

 


 

御菓子所 松華堂 (松華堂菓舗)

愛知県半田市御幸町103

 

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