ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

にじいろ @名古屋市西区・円頓寺 (※閉店)

2017年09月01日 | 名古屋(中村区・西区)

まだまだ暑い日が続く。この日はかき氷の店を探していたわけでなく、用事でたまたまこの「氷菓処にじいろ」の前に差し掛かった。何人か外に立っていたので「ん?」と引き返す。「ほう、ここか」。前から店の名前は聞いていたが、円頓寺のどの辺にある店なのかは全然知らなかった。暑くてヘトヘトな体をクールダウンしようと待ちのリストに名前を書き入れる(オッサン1人だが許せ)。まだ10人位待っているようだ。岐阜の某店のように炎天下に長時間行列するよりはこうして名前を書いておいて順番に呼ばれる方がいい。少し離れた日陰に入って待っているとしばらくしてから名前を呼ばれて店の中へ。

かき氷に特化している店だと思っていたら、中は意外と広くごく普通の喫茶店風。実際喫茶や食事も出しているようだ。席に案内され座った途端に会計が先と言われレジへ(何だこのシステム?)。選んだのは「とちおとめ・四代目徳次郎監修」。こちらは日光の天然氷を使用している。そうあのテレビなんかでやっているやつだ。四代目徳次郎という人が作っている氷なんだとか。その人が監修している味っていうんだもの、一択でしょう。さすがにしっかりとしたお値段。店では2台のかき氷機を回している。

運ばれたかき氷は見るからにふわっふわで、氷を削り出した形がそのまま残っている。さっそくひと口。件の氷は軽い口当たりと口溶け。スーッと自然に消えていく。苺(とちおとめ)のシロップは、苺といっても毒々しい色ではなく淡い赤色。自然な苺の味なので、いわゆる昔の”氷いちご”のあの雰囲気は微塵も感じられず、繊細で旨い。シロップが少なめなので、ある意味氷は充分に味わえるが、最後の方は氷のみでシロップは器に残らず。あくまでも氷が主役ということなんだろう。旨かったが、それでもシロップはもう少し多めにかけて欲しいなァ。(勘定は¥900)

 


 

↓ 五条橋から見た堀川。以前「ブラタモリ」で堀川の役割が紹介されていて、とても分かり易くためになった。覗いてみると実際に川の水が海側から逆流しているのも分かる。

↓ 円頓寺本町商店街にある「お茶の松月園」(建築詳細不明)。2階に目をやると、豆タイル装飾や、昔ながらのスリガラス木戸、壁面の屋号(たぶん)のコテ絵が分かる。

 


 

氷菓処 にじいろ

愛知県名古屋市西区那古野2-17-12

 

( 那古野 なごの 円頓寺 えんどうじ 円頓寺商店街 円頓寺本町商店街 にじいろ本店 カキ氷 かきごおり 日光天然氷 徳次郎 近代建築 看板建築 )


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2 コメント

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かき氷屋! (ムンドリ)
2017-09-01 22:40:54
冬はどうしてるんだろう?
やはり地元に愛される喫茶店経営でなりたっているのかな。

夏はかき氷を目玉としてお客を呼び込んでるのでしょうかね。
円頓寺アーケードから一筋違う所での店舗で、
長年愛されるよう頑張ってるのは素晴らしい。
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Unknown (ハリー)
2017-09-02 07:39:29
ムンドリさん、こんにちは。

喫茶や食事もあるようでしたが、この日は「かき氷のみ」と
断り書きがありました。休日はかき氷に特価しているのかも
しれませんね。
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