ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Great Deceiver (Live 1973 - 1974) / King Crimson

2022年08月09日 | プログレッシヴ・ロック

 

The Great Deceiver (Live 1973 - 1974)  / King Crimson (1992)

キング・クリムゾン(King Crimson)どハマりの昨今。次々と彼らの作品を買い込んでいるがが、次に購入したのは1973年と1974年のライヴを集めた4枚組ボックス・セット「The Great Deceiver」。なんでもフリップ翁(Robert Fripp)によると、クリムゾンのブートレグ(海賊盤)の大半がこの時期のライヴ音源に集中しているそう。もちろんブートレグ潰しの先鋒フリップ翁がそれをそのままにしておく訳がない。ブートレグに対抗して、状態の良い音源を選んでひとまとめにして発売したということらしい。ここに収録されている音源の中にもブートレグを基にした音源があるのだそう。もちろんオフィシャル発売に合わせて音質は改善されている。

この時期のメンバーは、ロバート・フリップ、デイヴィッド・クロス(David Cross)、ジョン・ウェットン(John Wetton)、ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)の4人。オリジナル・アルバムでいうと「Larks' Tongues in Aspic(邦題:太陽と戦慄」「Starless and Bible Black(邦題:暗黒の世界)」の頃。うーん、なるほど評判の時期のライヴとあって全編緊張感の高い演奏で人気が出るのも分かるかっこよさ。中でもジョン・ウェットンのベースは歪みまくりのぶっとい音出しでかなり目立っている。でもハードな音とソフトな音の緩急もあって聴き飽きない。レッテル上のジャンルは違えど、これらの演奏を聴いて自分がすぐに頭に浮かんだのが同時期のマイルス・デイヴィス(Miles Davis)の演奏。かなり近いベクトルでライヴ演奏を繰り広げていたんじゃないかな。当人達はどう感じていたんだろう。ライヴらしいインターバルもあるものの、流石に4枚のライヴ音源を聴き通すとグッタリ(笑)。今は以前に使っていた大型スピーカーは稼働させていないのでチンケなオーディオでしか聴けないが、もっと低音をしっかりと再現出来るちゃんとしたオーディオで聴いてみたくなってきた。

amazonにて購入(¥980)

  • Label ‏ : ‎ Imports
  • ASIN ‏ : ‎ B00004UDT2
  • Disc ‏ : ‎ 4

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