ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

虎屋本店 (2) @岐阜県岐阜市

2018年02月17日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜では最も歴史ある和菓子屋のひとつ、金園町の通り沿いにある「虎屋本店(とらや本店)」(創業嘉永元年・1846)に寄る。車をすぐそばの駐車場に停め店へ。店先には「さくら餅」「うぐいす餅」と書かれている。立春は過ぎたもののまだまだ寒いが、和菓子の世界ではもう暦通り春だな。ガラスショーケースに並んだ菓子や、テーブルに置かれた菓子、それに横の棚にもある沢山の菓子を順に眺めて迷う。この日選んだのは「ふやきせんべい」「名菓つれずれ」「うぐいす餅」「さくら餅」「栗もなか」の5種。いつも箱買いせずバラバラで申し訳ないが、和菓子屋では基本的にどんな菓子でも1個から嫌な顔ひとつせず売って下さるので、どうしても色々手を出してしまう。

持ち帰って日を分けて煎茶や抹茶でいただく。「ふやきせんべい」には土筆の絵が描かれていた。ここにも春が。パリッとしていてほんのり甘い。「つれずれ」は「ふやきせんべい」のような白い皮で黒糖餡が挟んである。上には菊の御紋。こちらの皮はしっとりとしていて柔らかく、口に入れてもねっとりとした食感。黒糖の強い甘み。「うぐいす餅」は羽二重餅のような肌理の細かい柔らかい生地の中にしっかりとした粒の小豆餡が入っている。きな粉が表面に振られていてその微かな香りもいい。「さくら餅」は葉っぱでくるんだオーソドックスな味。でも昔はこういう味が全然好きじゃなかった。歳をとって変われば変わるものだ。「栗もなか」は中に栗の粒が丸っと入っていて、最中種(皮)も栗の形。栗の風味をまわりのこし餡が引き立てていて旨い。昼、夜と美味しいお茶の時間。(勘定は全¥800程/各種)

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虎屋本店 (とらや本店)

岐阜県岐阜市金園町4-23

 

( 岐阜 ぎふ 虎屋 とらや 虎や とらやほんてん 羊羹 和菓子 明治天皇 献上 御菓子処 最中 もなか カステラ 老舗 銘菓 桜餅 鶯餅 )

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ペイザン (3) @岐阜県関市

2018年02月17日 | 岐阜県(中濃)

時間外の仕事が近くであったついでに岐阜県関市のベーカリー「ペイザン」に寄ってみる。持って帰ってきた店のパンフレットに"depuis 1990"とあったのでもう30年近くやっているようだ。もう閉店時間かなと思ったらまだ明かりが灯っていたので中へ。惣菜パンは少なくなっているものの、まだ選べるぐらいの種類は置いてあった。ワインのつまみとして持って帰ろうとしていたので甘いもののは避け、いくつかを選んで買って帰った。選んだのは「げんこつパン」「バタール」「バン・ド・リュベロン」「ドライトマト」というシンプル過ぎる4種。

家に帰ってパンナイフを取り出し、少しづつカット。安ワインを開けていただいていく。「げんこつパン」は菓子パンの生地だけを使ったパンだそう。菓子パンといっても甘味はわずかで水分は少ない。「バタール」はご存じフランスパンの少し柔らかいの(合ってるかな)。「バン・ド・リュベロン」はナッツとドライフルーツが入った硬めの食感のパン。薄くスライスしてもしっかりと具材が入るので風味良く、ワインとも合う。「ドライトマト」はクロワッサン生地の中にドライトマトとクリームチーズが入っている。どちらも少量だがドライトマトは凝縮されて味が濃い。食べ進むうちにバラバラになってしまうが意地汚く拾いながらいただいた。たった4個のパンだけでワインを1本開けてしまうというアル中の所業。晩酌とは言えない量だな。注意しないと(←そもそもパン4個が多いヨ…)。(勘定は¥800程)

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ブーランジェ ペイザン

岐阜県関市池田町66

 

( 関 せき Boulanger Paysan ペイザン ベーカリー ブーランジェ パン屋 惣菜パン 菓子パン バゲット )

コメント (2)
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