ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

くら富 @岐阜県岐阜市

2017年03月01日 | 岐阜県(岐阜)

以前は某カニ料理専門店だった建物。閉店してから使われていたのかは知らないが、最近蕎麦屋が入ったと知って訪問してみた。岐阜高島屋北の金華橋通り沿いにある「そば・くら富」。建物は居抜きそのままなので不相応に構えが大きいが、表に目立つ看板は無くちょっと分かり辛い。奥に進むと案内板があり、縄のれんをくぐり、アプローチを進んで店の中に入る。見たところL字カウンターのみのようで、ご夫婦なのかどうか知らないがハンチングを被った若い主人と女性が切り盛りしていた。先客のゴルフオヤジと派手なオバハンが大声でうるさいが、席に座り、気を取り直して品書きを眺める。と言ったって初訪の場合、選ぶのはほぼ「ざるそば」と決まっている。十割だとか。ストイックな感じの物静かな主人が大釜で茹で、大きなザルで引き上げる。冷水でしめてから水を切り、ざるに盛る作業も丁寧にじっくり。期待が高まる。

出された「ざるそば」は細切りで端整。見た目からもしっかりとした粒感が分かる。キリッと角が立って噛んだ時の食感も素晴らしく、旨い。確認はしていないが自家製粉なのだとか(こちらも修行先はココだそう)。つゆは濃い目の辛汁で好みのもの。添えられた山葵をちょこんと付けたりして、あっという間に手繰り終わってしまった。値付けも最近は少々高くても驚かないが、この調子の良さの割に食べ易い値段だし、味もここ最近食べた蕎麦の中では一番気に入ったなァ。余計なお世話だが、ハコが大き過ぎるのと、あの場所にあって店が全く目立たないのがちょっと心配になるものの、また行きたい気持ちはつのるばかり。次は温かいのか、ぶっかけか、それとも蕎麦前から始めるか(酒は置いていたっけか?)。(勘定は¥870)

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↓ すごく久しぶりに金華山ドライブウェイへ。その昔は岐阜の”走り屋”のメッカで、夜な夜なそういう車が集まっていた(現在は夜間閉鎖)。あの素晴らしい夜景が簡単に見られないのは惜しい。(写真下左:岐阜市街方面、下右:名古屋方面)

 

 


 

 

天ぷらと十割蕎麦屋 そば くら富

岐阜県岐阜市金町2-7

 

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コメント (2)
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