Live At The Academy NYC 12.4.92 / Television (2007)
普段デジタル配信音源の購入は少ないのでこんなアルバムが発売されていたとは全然知らなかった。配信音源に何か変わったものがあるのだろうかと適当にアーティスト名を放り込んだら検索に引っ掛かったテレヴィジョン(Television)再結成後の1992年のニューヨークでのライヴ音源(一応2003年にCDリリースもあった模様)。ステージに現れて音合わせをするイントロから収録されているので、きっと編集が少ない音源ではないだろうか(曲間の摘みはありそう)。
再結成時に発表したアルバム「Television」は地味だが名盤だった。この年には来日したので公演を見に行ったが、トム・ヴァーレイン(Tom Verlaine)独特のギター・トーンと独特のヴォーカル、そして緊張感ある演奏は健在。名曲「Marqee Moon」ではわざと外すなど、お茶目なところを見せていたが、この音源ではそういったところはなく、淡々と、でも緊張感をもって演奏されている。3曲を除いて新アルバム(当時)の楽曲。やはり注目はそれらの曲のライヴ・ヴァージョン。どの曲も70年代から彼らのレパートリーであったように自然に、そして高いテンションで演奏されてる。もっと聴きたい。
何度か活動を再開し、現在はリチャード・ロイド(Richard Lloyd)抜きでまた活動を復活させている彼ら。前回の来日は参加できたが、残念ながら今年1月の来日公演は、仕事の都合で大阪さえ参加できなかった。どんな公演だったか知りたいのに招聘元のツイッターくらいのしょぼい情報しか無いのが悲しいが、来日5公演を無事に終えたはずだ。ライヴ活動は継続しているというのに、再結成後はオリジナル・アルバムはもちろん、ライヴ音源の発表も無い。近年のライヴもこういう形でいいからどんどん発表してくれないだろうか?
01 Intro
02 1880 or So
03 This Time
04 Venus
05 Beauty Trip
06 No Glamour for Willi
07 Call Mr.Lee
08 Prove It
09 The Rocket
10 Rhyme
11 In World
12 Marquee Moon
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