ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Stevie Salas presents : The Electric Pow Wow

2016年02月29日 | オルタナティヴ・ロック

Stevie Salas presents :  The Electric Pow Wow(1993)

のっけからかっこいいカッティング・ギターで始まるこのアルバムは、スティーヴィー・サラス(Stevie Salas)の2枚目のオリジナル・アルバム「The Electric Pow Wow」。アルバム収録曲の半数以上がカヴァー曲で、あぁ、好きなんだろうな、と察しが付くアーティストの曲が揃っている。ゲストの面々は多彩で、2006年のストーンズ(The Rolling Stones)来日公演の前座で見たことのあるリッチー・コッツェン(Richie Kotzen)を初め(ギター、ヴォーカルと大活躍)、元ディープ・パープル(Deep Purple)のグレン・ヒューズ(Glenn Hughes)などもヴォーカルで参加。この人はいつも人脈が凄いな。

音の傾向としてはデビュー作を引き継いでいて、今聴くと少し軽めかもしれないが、ファンキー&ハードな曲が目白押しで気持ちがいい。リスペクトするアーティストの曲の原型は留めたままファンキーなギターで料理したという感じで、いい感じに出来上がっている。ボウイ(David Bowie)のカヴァーは有名曲ではなく、選曲が意表を突いていて面白い。ブルージーな曲(2)だととたんにジミヘン(Jimi Hendrix)になってしまうのは仕方のないところか。この曲がオリジナル作というのも、ある意味微笑ましい。彼が当時いわゆる「Big in Japan」だったからかどうかはよく知らないが、このアルバムも発売元は日本のレコード会社のようで、本国で正式に発表されたのかどうか、いまいち分からない。

01. You Can't Judge a Book (Bo Diddley cover)
02. Too Many Mountains 
03. The Groove Line (Heatwave cover)
04. I Was Made to Love Her (Stevie Wonder cover)
05. I Don't Want to Be with Nobody but You (Eddie Floyd cover)
06. I Don't Want to Waste Your Time 
07. Good to Your Earhole (Funkadelic cover)
08. Trail of Tears
09. Little Things  
10. Too Rolling Stoned (Robin Trower cover)
11. Wild Ride 
12. Teenage Love Affair (Rick Derringer cover)
13. Dodo (David Bowie cover)
14. Chant of the Ever Circling Skeletal Family (David Bowie cover)

 中古店にて購入(¥108)

  • CD (1993/8/25)
  • Disc : 1
  • Label : ポリスター
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