ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

正宗屋 @大阪市中央区・千日前

2015年09月09日 | 大阪府

大阪は千日前の「正宗屋」。昼からのんべえが集まる店として有名だ(大阪はそんな店ばかりだが・笑)。実は前日の夜にも店の前を通りかかったのだが、外に待ちが出ているくらい混み合っていたので見送ったのだった。入りたくはあったが大衆居酒屋の外で並んで待つなんて、ねぇ。この日は外に人が居なかったので暖簾をくぐって中の様子を見ると、日曜の午前だというのにたくさんの客で大混雑。幸いカウンターにはまだ空きがあったのですんなりと入る事が出来たが、どうなの、この人気っぷり。奥のテレビには競馬中継が流れていて、お馬さんに興味がある人も多くいるようだ。

お酒は冷や(常温)を注文。酒はガラスコップで出される。こちらでは特級酒、一級酒、二級酒という呼び名が残っているけれど、自分が頼んだのはどれなんだろ? 名物がいくつかある店だが、ホワイトボードからまず頼んだのはどて焼き。串で3本出される。中部地方のどてほど色の濃い味噌だれではないが、しっかり濃いめ、甘めの味付け。柔らかく煮込まれた牛筋のどてがあっという間に胃の中に消える。旨いなァ。そしてホワイトボードの品書きにはひっそりと載っている「カステラ」。この店に来てこれを食べない訳にはいかない。見た目はお菓子のカステラのような配色だが、魚卵を甘めに炊いたものを固め、上からカニ味噌が塗ってあるんだとか。売り切れの事も多いと聞く。2切れ皿に載って出てくるのだが、思ったより大きい。こんなのをつまみにして呑んでたら何杯呑まなきゃいけないんだ(笑)。いやぁ、旨い。そりゃ酒には合います、もちろん。これはやっぱり日本酒でしょ。ビールでこれは生臭過ぎると思う。痛風殺しだし(笑)。

店を見渡すともうほぼ満席。カウンターもだんだん狭くなってきた。見た所みんな40歳以上のオッサンばっかり。昼からやってるし、値付けも安いし、旨いし、気兼ね無いし、オッサンには天国のような店だ。もっと居たいが他に予定もある。次の人に席を譲った。外に出ると行列が…。(勘定は¥980)

 

 大阪近代建築散歩その5(その1その2その3その4)。

 ↓ 道修町(どしょうまち)の辺りは薬品に関係する会社ばかり集まっている。こちらは「北垣薬品本社」(宝暦13年・1763・建造)。

 ↓ 東京駅でお馴染み辰野金吾設計の「オペラ・ドメーヌ高麗橋(旧・大阪教育生命保険)」(明治45年・1912・建造)と、隣に建つ 「日本基督教団浪花教会」(昭和5年・1930・建造)。こちらも奇跡の並びだ。

 

 

正宗屋 相合橋

大阪府大阪市中央区千日前1-4-14

( 千日前 難波 相合橋 あいあうばし 正宗屋千日前店 まさむねや カステラ サイコロ どて どて焼き 大衆酒場 )

コメント (2)
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