ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大口屋 @愛知県江南市

2014年08月03日 | 愛知県(尾張・老舗)

2_2

名鉄犬山線に乗ると、布袋(ほてい)駅近くに大仏が見える。でも布袋駅で降りたことはなかったので、その近くに布袋本町通りという古い街並みがあることは知らなかった。近くまで自動車で来てもバイパスばかり通ってしまうので、今までに自動車でも通ったことがない。道幅は狭く、距離も短い。昔はどういう街道に繋がっていたんだろう。数こそ少なくなっているものの、古い商店や建物がいくつか残り、昔は賑やかだったのかなぁと偲ばせるとてもいい雰囲気の通り。その中に和菓子の老舗「大口屋」があった。

創業は文政元年(1817年)とのこと。凄い歴史だ。近くの駐車場に車を停めて店の中へ。歴史ある古い建物だが、中は意匠を残したままモダンに整備されていて、木の香りする素晴しい店舗。数多く並んだ和菓子の中から、この店の名物だという「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」という珍しい名前の麩饅頭を購入した。家に持ち帰り、包みを開ける。手に吸いつくようなもちもちとした生麩の皮の中に、こし餡が入っている。それを包むのが塩漬けされた山帰来という葉だそう。そこから当て字で商品名が作られたのだろう。皮にその葉の風味が少し移り、あっさりした生麩に風味を加えていて、とても上品な味だった。麩饅頭が大好きな嫁にも好評で、めでたし。(勘定は¥130/個)

この後の記事はこちら

 ↓ 向かいの酒屋「丸井村瀬酒造場」も素晴しい建物と看板(今度お酒を買いに行こうっと)

1

大口屋

愛知県江南市布袋町中67

(大口屋本店 大口屋布袋本店 大口屋 布袋本店 おおぐちや おおぐちやほんてん)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする