愛知県一宮市(いちのみやし)萩原の街道沿いにある和菓子の老舗「川村屋賀峯総本店」。昔は賑やかだっただろう街道沿いの商店街の入口にある。創業は江戸末期(1860年頃)というから凄い。現在の土地に移ったのが昭和3(1928)年とのこと。角に立つ店はとても風格ある建物で、ガラスの入った木戸を引くと、ショーケースの中に並んだたくさんの菓子が目に入る。いくつもショーケースがあって、店のスペースはさほど広くない。ケースの中を覗き込んでいろんな和菓子をながめる。といっても、こちらは羽二重餅で有名なので迷うことなく羽二重餅をお願いした。
持ち帰って食べた羽二重餅は手に持つと崩れ落ちそうなほどフワフワ。真っ白で綺麗な餅が餡を包んでいる。餡は抑えた甘味で、餅ごと口に入れると溶けそうなほど。あまり大きくないのであっという間に口の中に消えてしまった。旨い。ついペットボトルのお茶でいただいてしまったが、食べてからしっかり抹茶をたてればよかったと後悔。二つ折りの羽二重餅や上生菓子など、まだ食べてみたい和菓子がいっぱいあったので、今度こそゆっくりいただこう。(勘定は¥240/個)
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愛知県一宮市萩原串作1449
(川村屋総本店 川村屋 かわむらやがほう かわむらや がほう)