ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

煉瓦亭 @東京・銀座

2013年10月11日 | 東京都(老舗)

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今更言うまでもない洋食屋の原点とも言うべき銀座の煉瓦亭。ポークカツレツ、オムライス、ハヤシライス、千切りキャベツ等、洋食を語る上で欠かすことの出来ない数々のメニューの祖である1895(明治28)年創業の老舗洋食店。なぜか今まで来ることが出来なくて、やっと初めて訪問することが出来た。

ランチ開店時間前に店に行くとあいにくの小雨にも関わらず、何名かが開店を待って列を作っていた。時間ぴったりに店が開けられ、順番に店に吸い込まれていく。有名な店主も年代物のレジスターの横に座っていらした。案内されたのは2階で、給仕の女性はお揃いの制服で古参の洋食屋ならではの出で立ち。雰囲気があってとてもいい。

いろいろ食べたいものはあるのだが、初訪なのでここは好物のオムライスの祖である「元祖オムライス」を注文。2階から厨房へ注文を通す場合には階段横に筒があり、そこから階下へ伝票を落としているようだ。自分のように1人で訪問している客や、カップルでの客、家族での客と客層は様々。こんな銀座ど真ん中の歴史ある店でも気楽に入ることのできる日本の洋食屋って本当にいいなぁと再認識。いっぺんにたくさんの客が店に入った割に、ほどなくしてオムライスが運ばれた。

もちろん事前に知ってはいたが、元祖オムライスはご飯を卵でくるんである訳ではなく、あらかじめご飯と卵が混ぜられた状態。その為に、まるで卵かけご飯を炒めてあるような今までに味わったことがない味と食感で面白い。ここからどうやって現在のようなオムライスに進化していったのか興味が湧くなぁ。

勘定をした帰り際にカフェーパウリスタの紙袋を提げていた自分に、若旦那が「パウリスタにも行かれたんですね。うちも以前からパウリスタのコーヒーなんですよ。あそこも100年以上の店ですからね。」と声をかけてくれる。さらっと100年って言うけど凄いことだ。こういうお店の全メニューを制覇してみたい。(勘定は¥1,300)

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煉瓦亭

東京都中央区銀座3-5-16

(銀座煉瓦亭、レンガ亭、れんが亭)

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