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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Z / ユニコーン

2013年07月20日 | ロック(日本)

Unicorn_1164

Z (初回生産限定品+DVD) / ユニコーン (2011)

ユニコーン再結成後2枚目のオリジナル・アルバム。初回はDVDが付いていて、2010年渋谷公会堂でのライヴ4曲とアメリカ録音時のドキュメンタリーを収録。

再結成後第1作目「シャンブル」での復活があまりにも自然で、アルバム内容もバラエティに富んでいて、らしさ一杯だったので、あれだけで終わらないだろうと思っていたが、ライヴ活動を経て、思ったよりも早く2枚目が登場。メンバー自身も昔と違い、力が抜けて楽しいんだろうな。もともと「ダルさ」「ユルさ」みたいなものが歌詞に滲み出ていた彼らだが、オッサンになって磨きがかかったというか、歳相応になったと言うべきか、やんちゃさは残しつつも余裕が感じられる。

奥田民生だけでなく、各メンバーの個性をそれぞれ生かしての曲作りと言う点では今作も同様で、メンバーがそれぞれヴォーカルをとるスタイルもそのまま。故に曲の音楽性や完成度に大きな振り幅があり、ファンでないとついていけないかもしれないが、今のユニコーンしか聴いた事がないという人はあまりいないだろうからこれでいいだろうと思う。4みたいな曲が入れられるのはユニコーンならでは。思いつきタイトルで曲まで作っちゃったって感じの曲もあって、以前と変わりないが、14のメロディの秀逸さにはさすがと唸らされる。

ボーナスDVDのライヴ映像は尺こそ短いが充実している。ライヴではやはり阿部義晴の存在感と各メンバー(特に奥田)の嬉しそうな表情が印象的。出来ればボーナスDVD付の初回盤をおすすめ。

中古店にて購入(¥1,164)

  • CD (2011/5/25)
  • Disc: 1
  • Format: CD+DVD, Limited Edition
  • Label: KRE
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    ギヤ・ブルーズ / ミッシェル・ガン・エレファント

    2013年06月25日 | ロック(日本)

    Michelle

    ギヤ・ブルーズ / ミッシェル・ガン・エレファント (1998)

    ミッシェル・ガン・エレファント(thee michelle gun elephant)の4枚目のアルバム。細身のスーツやメンバーの佇まいからルースターズと同じ匂いを感じるのは自分だけではないだろう(実際トリビュート盤で彼らのカヴァーも演っている)。バンド名がダムド(The Damned)のアルバム「Machine Gun Etiquette」の読み違えから来ている事を最近知った。でも読み間違えるか?普通。この話は眉唾だ(笑)。リアル・タイムで聴いていた訳ではないし、彼らの音楽に触れるには少し歳をとり過ぎていたが、このアルバムの収録曲のクオリティとテンションは非常に高く、完成度はピカイチ。すぐに好きになった。

    自分にとってこのバンドはやはりチバユウスケのヴォーカルに限る。独特のしゃがれ声で、熱情や焦燥感を日本語で歌ってここまでしっくりくる声ってあまり見当たらない。スカパラ(東京スカパラダイスオーケストラ)に参加した「カナリヤ鳴く空」でのヴォーカルも良かったなぁ。言葉の選び方なんかは少し哲学的過ぎる感じもするが、そんな歌詞とソリッドな演奏でかっこつける彼らの事を素直に「カッコイイ」と思えた。そういうバンドってなかなか無いんだ。

    中古店にて購入(¥280)

    • CD (1998/11/25) 
    • Disc: 1
    • Label: 日本コロムビア

     

    コメント (2)
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    ダブルドライブ / 井上陽水奥田民生

    2013年06月22日 | ロック(日本)

    Tamio

    ダブルドライブ / 井上陽水奥田民生 (2007)

    前作からなんと10年ぶりの2作目。まさか次があるとは思わなかった。前作はCMタイアップや話題性もあって大ヒットを記録した覚えがある。当時はまだ奥田民生をしっかり追いかけていたので当然のごとく購入し愛聴した。今回のこの作品は…すいません、聴いていませんでした。奥田民生への関心が低くなったのが原因だが、実を言うと発売されていたことさえ…。

    前作同様に雰囲気としては井上陽水が奥田民生を信頼しきって自由に遊んでいる感じ。骨格となる部分に関しては詞も曲もかなり奥田民生に任せているんじゃないの?という気もする。逆に奥田民生からすると嬉々として大御所をサポートしているという雰囲気。

    でも歌うとやっぱり対等というか、声質の違う二人が「コーラス」や「ハーモニー」をどれだけ極みにまで持っていけるか試しあっている印象さえ受ける。相変わらずポップで脱力するような感じの歌詞が多いので気づきにくいが、この二人の「歌」に対する強いこだわりが見て取れる作品。たぶん自分達でもやってて気持ちいいんだろうなぁ。今まで聴いてなくてすいませんでした。

    ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2007/2/21)
  • Disc: 1
  • Label: SE
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    The Roosters / ザ・ルースターズ

    2013年06月11日 | ロック(日本)

    Roosters

    The Roosters / ザ・ルースターズ (1980)

    ルースターズ(The Roosters)のファースト・アルバム。リアルタイムでは聴いていなくて、以前はシングル曲を聴いた事があるだけだった。ただヴォーカルの大江慎也の名は若かりし頃に愛読していたサブカル雑誌「宝島」にしょっちゅう出ていたので知っていた。その後、ルーザー(The Loser)にギターの下山淳が参加することになり後追いで色々知ることになる。

    当時、自分が雑誌の写真やジャケット写真からイメージする大江慎也の声は暗く、そしてか細く掴みどころのない感じだった。随分あとになって実際に彼らの曲を聴くと、その声は思いのほか力強く、若さにあふれたもので意外だった覚えがある。若かりし頃のこのファースト・アルバムでも思い切りストレートにラヴ・ソングを叫んでいる。曲はカヴァー曲が多く、そのラインナップやタイトルからも初期のローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)に大きく影響を受けているのは明白。どの曲もストレートなカヴァーで、1980年という発売年(すでにパンク以後で日本ではニュー・ウェーヴ真っ盛り)を考えるとかなり異質だ。でも同時期にシナロケ(Sheena & The Rokkets)も同様のアプローチだったか。オールド・ウェーヴのニュー・ウェーヴ的解釈。そう考えると「ニュー・ウェーヴ」の本質ってそういう所か…。ディーヴォ(Devo)しかり、2トーン・スカ(2 Tone Ska)しかり。このアルバムのなかでもスカのリズムを刻む「ロージー」はやはり白眉。

    自分が中古で買ったこのアルバムは「CD選書1500」というシリーズの中の一枚。90年代頃には各社がこういった形で日本のアーティストの過去のカタログをCD化したが、音にガッツがないし、ジャケットやレーベルなんかも簡略化されたものが多く、その内容は別としても愛着が湧かず好きじゃなかった。でもそれしかなかったので何枚も買ったな。

    オークションにて購入(¥728)

  • CD (1993/10/21)
  • Disc: 1
  • Label: 日本コロムビア
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    ロックNIPPON(ぐっさんセレクション) / Various Artists

    2013年05月08日 | ロック(日本)

    Photo

    ロックNIPPON(ぐっさんセレクション) / Various Artists (2007)

    タレントのぐっさんこと山口智充が選曲した日本のロックのオムニバス・アルバム。同シリーズでは「ロックNIPPON しりあがり寿Selection」も購入した事がある。そちらは歌謡テクノ集といった風情だったが、こちらはグッと大人っぽく骨太のロック集といった感じだ。

    もともとミュージシャン志望だったという彼の音楽的な知識や素養は色々な番組で散見されるが、こんな面子の音楽を昔から聴いていたとしたら随分と渋いセンスだ。1969年生まれの彼らしいと言えない事もないが、たぶん周囲の人達とは音楽的な嗜好は大分違っていたんではないだろうか。この年代はもろ「ザ・ベストテン」世代だからね。自分も周囲の同世代の音楽的嗜好にすごく違和感を感じていたガキだったので(笑)ここに収録されたアーティストの半分以上は共感出来る。

    個人的によく取り上げる泉谷やRCはもちろん、アナーキー、ルースターズなどやっぱりかっこいい。Sionやストリートスライダースなんて久しぶりに聴いたなぁ。もんたよしのりや桑名正博が入ってしまうとなんだか途端に「大阪」のイメージが大きくなってしまうけれど。高校生の時にクラスで自分と反りが合わない奴らがみんな佐野元春の事が好きで流行っていたせいもあり、佐野元春が大嫌いだったことを思い出した(笑)。一部の曲しかまともに聴いた事もなかったのにね。ま、若い頃の音楽的嗜好なんてそんな他愛もないことがきっかけだったりするもんだ。

    01.  褐色のセールスマン / 泉谷しげる
    02.  トランジスタ・ラジオ / RCサクセション
    03.  バック・ストリート / SION
    04.  涙あふれて / M-BAND
    05.  京浜狂走曲 / CRAZY KEN BAND
    06.  港からやってきた女 / 甲斐バンド
    07.  Bad Boy Blues / HOUND DOG
    08.  ロック・スター / アナーキー
    09.  恋をしようよ / THE ROOSTERS
    10.  チェッ!チェッ!チェッ! / BLACK CATS
    11.  言いだせないなら / もんた よしのり
    12.  Vanity Factory / 佐野元春
    13.  バラードが聴こえる / 世良公則
    14.  東京紅葉 / 野狐禅/江川ゲンタ
    15.  Angel Duster / THE STREET SLIDERS
    16.  やりきれないけれど / 桑名正博
    17.  バンザイ~君を好きでよかった / ウルフルズ
    18.  闘い抜くんだ!(FIGHT IT OUT!) / A.R.B.

    オークションにて購入(¥1,053)

  • CD (2007/1/24)
  • Disc: 1
  • Label: ビクターエンタテインメント
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    RESPECT! The 30th Anniversary of KIYOSHIRO IMAWANO / Various Artists

    2013年05月03日 | ロック(日本)

    Kiyoshiro

    RESPECT! The 30th Anniversary of KIYOSHIRO IMAWANO / Various Artists (2000)

    2000年に日本武道館で行われた忌野清志郎デビュー30周年を記念した公演のライヴCD。物凄く豪華なアーティストが参加し、RCやソロの曲をカヴァー。ただし、実際には参加したハイロウズは未収録。清志郎本人はラフィー・タフィーとして参加。あのスティーヴ・クロッパー(Steve Cropper)の参加が嬉しい。

    最初は泉谷1人のいいかげんな(笑)煽りで始まり、「よォーこそ」から豪華な面々が素直なカヴァーを聴かせる。リズム隊は吉田健と村上秀一とまるでルーザーのよう。お祭りなので演奏がどうとかっていうものでもないと思うが、特に破綻のない演奏の中で個人的なハイライトはやはり仲井戸麗市と三宅伸治と奥田民生だろうか。ま、あとからご当人の清志郎が出てくるのでそちらがハイライトなんですが。特殊というか異質なのはやっぱり矢野顕子とロリータ18号。矢野顕子の独特なピアノ・アレンジと歌声には慣れているが、ロリータ18号はどうしても受け付けなかった。ラスト全員でステージに上がるところでも清志郎がマイクをふるのだが、彼女のヴォーカルだけは耳に刺さり、微笑ましいとかそういうのを超えてしまっている。はっきりいうとわざとらしくて耳障り。

    こういった様々なアーティストが参加をするステージ(ロック・フェス含む)ではヴォーカリストの声量というかパワーの差が如実に表れるので、ある意味とても興味深い。自分がライヴを見に行った日本人アーティストの中で生声を聴き、「おぉっ」と思ったのは清志郎とヒロトと奥田民生と矢野顕子ぐらいかな。アルバムでは派手に歌っていても同じステージで比較すると歴然とした差が出るんだよね。

    オークションにて購入(¥942)

  • CD (2000/5/5)
  • Disc: 2
  • Label: ポリドール
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    Feel So Bad / RCサクセション

    2013年04月27日 | ロック(日本)

    Feelsobad

    Feel So Bad / RCサクセション (1984)

    RCサクセションが世間の注目を浴び、一般にも名を知られるようになり、その後一段落した(と自分では感じていた)頃に発売されたアルバム。アルバム・タイトルや「BAD SIDE」と銘打たれたA面の曲目でもうかがい知ることが出来るが、前作あたりから事務所移籍騒動などがあり、清志郎はそのいら立ちを直接的に曲にぶつけている。後年も同様のプロダクション関係のトラブルを抱え、彼特有の言葉を操って状況を歌にしているが、このアルバムでの清志郎は怒りのあまり当たり散らしているとでもいった風情で直情的。それでも日本語のロックとして成立しているところがすごい。もともと辛辣な歌詞を作っていたし、ライヴでは更にセンセーショナルだったらしい(70年代の彼らを生で見てみたかった…)彼らだけれど、久々に過激な歌詞。今は「いい子ちゃん」のロック・アーティストばかりだからこういう裏の話はここまであからさまには表に出てこないが、こういう状況でも曲にしてしまう気概は見習ってもらいたいもの(老婆心ですが…)。

    でも実は自分はこの頃のRCはあまりしっかり聴いていない。興味が大きく洋楽にシフトしていた事もあり、このアルバムも借りて聴いたぐらいだったはず。それともレンタル・レコードだったか(そんなものがあったんです、あの時代)。アルバム「BEAT POPS」位からの独特なヴォーカル録音もあまり好きではなかった。後年になって再び興味が湧いてきて後悔する事しきりです。

    一方「GOOD SIDE」と名付けられたB面は一転してポップな曲調でA面とは別人のよう。どちらかというとこちらのサイドがRCらしい良質なポップス。でもいつも聴いてしまうのはハードな「BAD SIDE」の6曲。

    オークションにて購入(¥518)

  • CD (1992/4/22)
  • Disc: 1
  • Label: EMIミュージック・ジャパン
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    I LOVE UNICORN ~FAN BEST~ / ユニコーン

    2013年04月13日 | ロック(日本)

    Unicorn

    I LOVE UNICORN ~FAN BEST~ / ユニコーン (2009)

    ライナーにも当人達のコメントとして書いてあったけど「もう全部持ってる」から不要のベスト盤。リマスターと書いてあったし、安かったのでつい買ってしまった。再結成をした際にファンの選曲で編集されたというベスト。でも肝心の選曲は妥当というか以前のものとあまり変わり映えしない。もちろん曲はどれも最高だけれど。また最近色々なベスト盤が出ているようだが…。

    正直色んな雑誌や書籍でまるでアイドル扱いだったバンド・ブーム全盛の頃は全然興味が無かったが、名作「服部」での多彩な音楽性、オーケストラを使ったり、それ以前にはあまり思い当たらないサラリーマン視点のロックが新鮮で好きになった。はっきり言って演奏する音楽はジャンルも多彩過ぎてバラバラで、どのアルバムでも統一されたイメージは全然無い。そもそもメンバーの嗜好する音楽でさえもバラバラ。けれど、そのあたりのいい加減さというかルーズさも魅力の一つだった。もうほとんど(いい意味で)コミック・バンドと言っても差支えなかったように思う。多分当人達も否定しないだろう。

    ただ、野郎としては当時のライヴでの黄色い歓声には付いていけなかったな。醒めてしまっていた。不遜な言い方をすれば男だからこそひっかかる歌詞が多かったので(あえて女、子供には…とは言わないが)実際のファンの比率には戸惑ったというところだろう。

    中古店にて購入(¥105)

  • CD (2009/3/18)
  • Disc: 1
  • Label: SME Records
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    ’80のバラッド / 泉谷しげる

    2013年03月22日 | ロック(日本)

    Izumiya

    ’80のバラッド / 泉谷しげる (1978)

    泉谷しげるの最高傑作という人も多い「’80のバラッド」。故・加藤和彦プロデュース。泉谷自身、その後、ことある度に「~のバラッド」というタイトルを付けた作品を出していることからも重要作と認識していることが分かる。長い間CDでは入手困難だったが、今回リマスターされ、企画物なのか何故かタワーレコード限定という形で発売された(現時点で既に入手出来ないようになっているようだ)。リマスターされ、ボーナストラックが1曲追加されている。素晴しいアルバムだけにこういった限定で発売されるのはとても残念。

    自分は学生時代にLoser時代の泉谷の学祭追っかけをしたこともあるが、このアルバムはその頃、母校の地下にあったレンタル・ショップで借りてダビングしたカセットテープで保有して愛聴していた。余談だがこのレンタル・ショップ、ストーンズやツェッペリンの海賊盤やらの品揃えが豊富で、日本のロックも当時でさえ入手困難になっていたマイナーなものが多く、大いに利用させてもらった。何しろ物によっては当時1万円近くもするブートCDが300円位で借りることが出来た(注・当時そういった禁制品は高かったのだ)。ロック好きな他校学生や一般の人にも有名だったので、こう書くだけで母校がどこか分かってしまう人もいるかも…。

    のちのライヴでは定番曲になっている1、3、7など名曲ぞろい。彼独特の詞の世界は、分かりやすい直観的なものではないが、都会生活者の視点での焦燥感、虚無感などが彼なりのやさしさを含めた言葉で吐き出される。そういえば泉谷の詞って絶対田舎で聴いてもピンとこないものだ。自分も都会で生活していた頃は強く反応出来たけれど、今は田舎暮らしなので当時とは全然受け取ることの出来る感度が違うと思う。加藤和彦のアレンジは98年の「私には夢がある」でもそうだけれど、ガツガツしていないというかどこかクールな所があって、泉谷の曲ととても相性がいい。一般的にはワイルドなイメージの泉谷だが、彼の音楽はよく聴くととても繊細だからそうなんだろう。

    タワーレコードで購入(¥1,800)

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    ライヴ!! 泉谷~王様たちの夜~ / 泉谷しげる

    2013年02月22日 | ロック(日本)

    Izumiya

    ライヴ!! 泉谷~王様たちの夜~ / 泉谷しげる (1975)

    泉谷しげるの75年のライブ・アルバム。アコースティックなセットとバンドのセットがあり、後追いの自分には実際のライヴでどのような構成だったかは知る由もないが、古い曲、新しい曲含めて泉谷独特の繊細な歌詞の世界が堪能出来る。アルバム「黄金狂時代」までの集大成と言っていいのかも。

    時代は70年代半ば。まだバンドをバックに演り始めてそんなに年数は経っていないはずだが、地に足の着いたカントリー・ロック然としたこのバンドの音作りからも、海外の例えば「ザ・バンド(The Band)」なんかの影響が見え隠れしている。それにアコギのパート有りだから「ディラン&ザ・バンド」といったところか(ちょっと褒めすぎ)。

    いつでもそうなんだがはっきり言ってロックを演っている時の泉谷のヴォーカルは「荒い」。多分ヴォーカル専門の人からしたら聴いてられないような発声や発音なんじゃないだろうか。声はすぐ潰れるし、がなるし、息は続かないし…。でもロックにはそんな事が重要でない場合がある。泉谷を聴いているといつもそんな事を思う。

    それにしてもこのアルバムを含めて泉谷の70年代のアルバム・ジャケットはどうして全然異なる複数の種類が存在するのだろう? 発禁という訳でもなさそうだが…。

    オークションにて購入(¥548)

  • CD (1991/11/28)
  • Disc: 1
  • Label: ダブリューイーエー・ジャパン
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