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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

British Steel / Judas Priest

2020年04月30日 | ハードロック・へヴィーメタル

British Steel / Judas Priest (1980)

元祖ブリティッシュ・へヴィー・メタルのジューダス・プリースト(Judas Priest)。以前チラッと抱腹絶倒のPVを観てからどんどん気になり出し、遂にはオリジナル・アルバムを買ってしまった(笑)。この歳になってジューダス・プリーストが好きになるとは…。学生だった頃の自分に訊いたら「えーっ!?」と驚くだろうなァ(←実は別のアルバムや編集盤ももう手にしている…)。きっかけになった曲「Breaking The Law」を収録した1980年発表の「British Steel」。こちらは2曲のボーナス・トラックを加えてリマスターされたCD。彼らの歴史にはあまり詳しくないのだが、以降ワールド・ワイドに売れる足掛かりとなったアルバムといった評価でいいのかな。

曲順は英盤に準じていて、のちに彼らの代表曲となった曲も多く収録されているのでとっつきやすい。まだこの頃の演奏はいたってシンプルなロックンロールで、普通”へヴィー・メタル”という言葉でイメージする過剰な派手さや聴き取り難さ、BPMの高さは無いので、自分の大好きなAC/DCなんかを彷彿とさせてすこぶるいい感じ。アイデア溢れるギター・リフと、サビでシンガロン(Sing-along)出来る親しみやすさ。それにちょっとした馬鹿馬鹿しさ(いい意味で)。まさにハードロックの気持ち良さがいっぱい詰まったアルバムだ。

  • CD (2001/5/30)
  • Disc : 1
  • Format: Expanded, Original Recording Remastered , Import
  • Label : Sony
コメント (4)
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Two Steps From The Move / Hanoi Rocks

2020年03月01日 | ハードロック・へヴィーメタル

Two Steps From The Move / Hanoi Rocks (1984)

高校生の頃、同級生のハットリ君に教えてもらったハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)。フィンランド出身で70年代のハードロックはもちろん、オリジナル・パンクからも影響を受けていたバンド。これは彼らがメジャーのCBSと契約して発表した4枚目のオリジナル・アルバム。とうとうこのアルバムで全米に進出し大ブレイクへという矢先にメンバーが事故死し、結果的に最後のアルバムになってしまった不運の作品。調べるまで知らなかったがプロデュースは、アリス・クーパー(Alice Cooper)、ルーリード(Lou Reed)、キッス(Kiss)などで有名なあのボブ・エズリン(Bob Ezrin)。彼はシアトリカルな音像を得意とするだけに、何となく意外な人選。

初っ端のC.C.R.のカヴァー「Up Around The Bend」がゴキゲンだ。オリジナルの泥臭さは消え、やんちゃな感じに仕上がっているが、それがハノイ・ロックスのイメージとピッタリ。オリジナルに勝るとも劣らない名カヴァーだ(言い過ぎ?)。プロデュースのせいなのか本人達の意向かどうかは分からないが、アルバム全体にそれまでと比べてどっしりとした感じがある。演奏や歌は相変わらず上手くないが、それでも以前の粗削りなアルバムよりは随分とまとまりが良くなったし、コーラス・ワークも煌びやかに。でも彼らの場合、その下手さがバンドの価値を貶めているかというとそうではなく、ストゥージズ(Stooges)やドールズ(New York Dolls)と同じで「ま、関係無いヨ」と思わせる魅力がある。バンドの歴史はここで1度プツンと切れてしまったが、この後バンド活動を続けていたらどんな音楽を作っただろうか。

中古店にて購入(¥324)

  • CD (1990/10/25)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Sony
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Living After Midnight : The Best Of / Judas Priest

2019年10月08日 | ハードロック・へヴィーメタル

Living After Midnight : The Best Of / Judas Priest (1998)

うっかりジューダス・プリースト(Jusas Priest)を聴いてしまった(笑)。昨年来日した時の東海地方でのライヴ会場が「バロー文化ホール(多治見市文化会館)」と聞いて笑ってしまい(行けば良かったナ…)、つい昔のPV「Breaking The Law」をネットで検索。これを見てまた笑ってしまい、耳から離れなくなった。彼らのアルバムは1枚も持っていないし、代表曲数曲、若い頃にテレビで見た「US Festival '83」に出演していた際の曲ぐらいしか知らないが、彼らの”これこそへヴィーメタル”というような(ちょっと馬鹿馬鹿しいくらいの)ファッションとは裏腹にシンプルな楽曲が耳に留まってもいた。あのファッションというか様式美は受け入れられないが(笑)、楽曲は心地良い。ならまずベスト盤で聴いてみようとこのコンピ盤を買ってみた。

収録されているのは1979年から発売された1998年までの楽曲。この選曲が妥当かどうかは全然分からない。件の「Breaking The Law」がライヴ・ヴァージョンだったのは残念。あのシンプルなスタジオ・ヴァージョンの方がグッとくるのに。動いている彼らを見ずに曲だけ聴いていると、特に初期はAC/DCをも彷彿とさせるシンプルなロックンロール(言ってもブライアン・ジョンソンのヴォーカルだって特殊だ)。気持ちイイ。全盛期のロブ・ハルフォード(Rob Halford)のヴォーカルの伸びは驚異的。後期になってBPMが高い曲になると、自分が大の苦手な日本の某ヴィジュアル系ロックバンドのよう。楽曲の印象もヴォーカル・スタイルもそっくり…。それはさておき、この歳になってへヴィメタを聴くとは(笑)。初期のアルバム、買ってみようかな。

中古店にて購入(¥300)

  • CD  (2008/4/29)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Sony BMG Europe
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The Best Of Black Sabbath / Black Sabbath

2019年06月02日 | ハードロック・へヴィーメタル

The Best Of Black Sabbath / Black Sabbath (2000)

2000年に発売されたブラック・サバス(Black Sabbath)のベスト盤2枚組。2000年頃はリユニオン期だったのでそれに伴って発売されたものだろう。レーベルはベスト物では定評のある英・Sanctuary Records。1枚目が初期3枚のアルバムからだけで選曲されているといういのが特徴的。2枚目は14、15がロニー・ジェームス・ディオ(Ronnie James Dio)、16がイアン・ギラン(Ian Gillan)のヴォーカル曲で、それ以外は全部オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)のヴォーカル曲。自分が持っているのは初期数枚のオリジナル・アルバムと、昔出たベストCDぐらい。やはり初期の曲群は音数は多くないのにインパクトが強いので、個人的には1枚目の選曲にも納得。

小学生か中学生の頃、某ローカルテレビ局で夕方の番組の空き時間に洋楽のPVを流すことがあって、最初に彼らを見たのはそこで流れていたPVだったと思う(それともレンタルビデオだったかな…)。初期の映像だが、音はへヴィーなのにオジーは普通のシャツに地味なジャンパーを着ていて、今いわゆる”ハード・ロック”、”へヴィー・メタル”から連想するイメージとは程遠く、それが逆に印象に残っていた。オジーのソロにはあまり興味が沸かず、ほとんど聞いていない。それでも70年代のライヴ音源はいくつも持っていたので、独特な音色でへヴィーなトニー・アイオミ(Tony Iommi)のギターや、オジーの独特なヴォーカル、バンドのダークな雰囲気は魅力的だった。これを機に70年代半ば以降のアルバムも聴いてみようかな。

オークションにて購入(¥630)

  • CD  (2000/7/25)
  • Disc : 2
  • Format:Original Recording Remastered, Import
  • Label: Sanctuary UK
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Alive ! 1975-2000 / Kiss

2019年02月20日 | ハードロック・へヴィーメタル

  

Kiss Alive! 1975-2000 / Kiss (2006)

2006年に発売されたキッス(Kiss)のライヴ盤を集めたスペシャル・パッケージ・ボックス・セット。1975年の名ライヴ盤「Alive!」、1977年の「AliveⅡ」、1993年の「AliveⅢ」に、2000年のミレニアム・コンサート(各ジャケット下参照)を加えた4枚組。既に最初の2タイトルは持っているが、リマスターされているようだし、手に入ったらいいかなぐらいの気持ちで入札して放っておいたら安価で落札出来ていた。ラッキー。

 

 

自分は”にわか”ファンで、まだキッスをしっかり聴き始めたのは最近なので、残念ながら70年代当時の彼らのインパクトや、ロック・アイコンになっていく過程を知っている訳ではなく、「Alive!」辺りのライヴ盤に強い思い入れがある訳ではないのだが、実際にライヴに行ったり、各アルバムをじっくり聴いていると、心の底から楽しめるロックンロールを演ってくれる彼らのショーマン・シップに今更ながら感動する。いくらでもチャンスがあったが、もっと早く聴いていれば来日公演にももっと行けたろうに…。

「AliveⅢ」は1992年のアメリカ・ツアーからの音源。なのでギターはブルース・キューリック(Bruce Kulick)、ドラムスはエリック・シンガー(Eric Singer )のメイクアップ無し期。前2枚と同様にオーヴァーダブなど手が加えられているとのこと。それはさておいてもクオリティーは変わらず素晴らしく、この当時ならではの選曲が聴きどころ。ちょっとまとめ過ぎ的な編集だが、自分が彼らを聴き始めたのがメイクアップ無しの時期なので、個人的に大好きな「Heaven's On Fire」「Lick It Up」なんていう選曲が嬉しい。

「Alive Millennium Concert」はこのボックスで初登場した音源で、1999年大晦日から新年にかけて開催されたカナダ・ヴァンクーヴァーでの録音だそう。当時はオリジナルメンバーでの再結成時期だったので、もちろんギターはエース(Ace Frehley)、ドラムスはピーター(Peter Criss)。このライヴでは2人が最初に脱退した後に録音、発表された曲をオリジナルの彼ら2人が演奏しているのも聴きどころ。ただし2001年4月まで続いたThe Farewell Tourと銘打ったツアーでオリジナルメンバーでの再結成は終了した。歓声のミックスの仕方が若干わざとらしいというか気になるのだが、再結成キッスの総まとめといった感じで楽しめる。

オークションにて購入(¥1,860)

  • CD (2006/12/8)
  • Disc : 4
  • Format: Import
  • Label : Mercury
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Up Around The Bend ... The Difinitive Collection / Hanoi Rocks

2018年11月26日 | ハードロック・へヴィーメタル

Up Around The Bend ... The Difinitive Collection / Hanoi Rocks (2004)

2004年に発売されたフィンランド出身のハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)のベスト盤2枚組。この盤の存在自体知らなかったが、ネットオークションで見つけ、ジャケットも悪くないのでつい入札しておいたら競わずに落札と相成った。調べてみるとこういうコンピ盤を作らせたら上手いレーベル「Sanctuary」が制作に関わっているようだ。彼らの長くないキャリア(もちろん再結成後は除く)から満遍なく選曲され、最後の方には名ライヴ盤「All Those Wasted Years」からも選曲されている。

曲は年代順に並んでいて、最初は1981年だが、まぁ下手なこと、下手なこと(笑)。マイケル・モンロー(Michael Monroe)のヴォーカルは調子っぱずれだし、アンディ・マッコイ(Andy McCoy )率いる演奏陣も、コレ本当にスタジオかよと言いたくなる出来。若い。でも勢いはある。これでレコード化、そして発売となった訳だから、余程レコード会社も当時のライヴ演奏や容姿で勝算があったんだろう。83年頃の作品になるとさすがに上達してまとまりも出てきている(その分勢いは減ったかも…)。たかが数年だがその間に急激に成長した様子が垣間見える。ガンズ(Guns N' Roses)の連中が彼らを崇拝していたことは有名で、雰囲気も真似しただろうし、後には自身のレーベル「Uzi Suicide Records」からハノイ・ロックスの再発盤を発売したりしている。

オークションにて購入(¥764)

  • CD (2004/7/20)
  • Disc : 2
  • Format: Import
  • Label : Universal I.S.
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Animalize / KISS

2018年05月07日 | ハードロック・へヴィーメタル

Animalize / KISS (1984)

1984年に発売されたキッス(Kiss)12枚目のオリジナル・アルバムのリマスター盤。当時「Double Platinum」だけ所有していて、それ以上にキッスに関心が無かった自分が、キッスをしっかりと聴き始めるきっかけになった今でも大好きな曲「Heaven's On Fire」が収録されているアルバム。ポール・スタンレー(Paul Stanley)がプロデュースを担当していて、ずっと後から知ったのだがジーン・シモンズ(Gene Simmons)はアルバム全体には関わっていないそうだから、実質ポールのソロ・アルバム的な面もあるのかな。

もちろんメイク無し時期の作品で、曲のテンポも速めで当時全盛だったヘアー・メタル的雰囲気が満載なのは時代のなせる業だろう。その為一部を除いてキッス本来のシンプルなロックンロールという面はやや隠れ気味。そんなこんなでなかなか評価はされにくい作品だろうが、カラッと明るくアルバムとしてまとまっていてなかなか聴き応えがある。ポールのヴォーカルはこの時代のメタルでもやっぱり存在感抜群。

その昔VHSでこの時期のライヴ映像が発売されていたが、MTV時代を反映してなかなか華やかでまとまりの良い作品だったと記憶している。DVDで発売はされていないようだが、何らかの形で公式映像化されないだろうか。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (1998/9/1)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Original recording remastered, Import
  • Label : Island / Mercury
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Dynasty / Kiss

2018年04月16日 | ハードロック・へヴィーメタル

Dynasty / Kiss (1979)

キッス(Kiss)7枚目のオリジナル・アルバムのリマスター盤CDを購入。各メンバーのソロ・アルバム後初めてのアルバム。比べていないので昔と音が違うかどうかはよく分からない。2曲目にエース(Ace Frehley)によるストーンズ(The Rolling Stones)のカヴァーがあるので早い段階から収録曲は聴いていたが、しっかりとアルバム単位で聴いたのは初めて。メンバー間のゴタゴタや、セッション・ミュージシャンの採用など、当時のバンド内の事情は後から知ったのだが、当時の雰囲気はどうだったんだろうか。発表当時自分は小学生だったが、ディスコ全盛期なので少なからずディスコ・ミュージックに影響を受けている1がヒットしたのは覚えている(まだキッスとは繋がっていなかったと思うが)。

時代のなせる業か、キッスをはじめ当時の大物ロック・バンドは結構ディスコ寄りの曲を作っていて、ストーンズの「Miss You」、ロッド・スチュワートの「Do Ya Think I'm Sexy」、キンクスの「Superman」などが時代を反映している。そんなこともあってかこのアルバムを評する時には必ず”ポップ”という言葉が付いて回るようだが、他の曲はというと特にディスコ調である訳もなく、いつものキッスという感じではある(もともとポップさを内包しているバンドだしね)。やはり3曲でリード・ヴォーカルをとっているエースの存在感が大きいのは明らか。この辺りは横並びで発売されたソロ作品で一等評判が良かったせいで影響力が強くなっていたのかな。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (1997/10/7)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Original recording remastered, Import
  • Label : Island / Mercury
コメント (2)
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Kiss Unplugged / KISS

2018年03月12日 | ハードロック・へヴィーメタル

Kiss Unplugged / KISS (1996)

キッス(KISS)のMTVアンプラグド。邦題は「停電(地獄の再会)」だとか(苦笑)。オリジナル・アルバムもほとんど揃ってきたが、まだ少しだけ歯抜けなので、ファン歴の浅い自分にとっては一番最後に買った方が良かったかもしれないアルバムかも。オリジナル・メンバーのエース・フレーリー(Ace Frehley)とピーター・クリス(Peter Criss)がゲスト参加し、その後メイク有りの復活劇に繋がったきっかけとなったスタジオ・ショウ。たぶんこういうのは映像で見た方が楽しいのだろうがDVDでは発売されているのかな?

本来演奏された曲群からの抜粋で、曲間のMCなどは極力カットされているので、アンプラグド作品でありがちな観客のわざとらしい大騒ぎは少な目でちょうどいい(笑)。その分エースとピーターが登場した時もあっさりで、会場の高揚感はかなり抑えめに聴こえて痛し痒しといったところか。彼らが登場する前までは当時のメンバーであるブルース・キューリック(Bruce Kulick)とエリック・シンガー(Eric Singer)が演奏し、当時最新作だった「Revenge」からの選曲も。新メンバーのエリックと旧メンバーのクリスがヴォーカルを分けあう「Nothin' To Lose」も微笑ましい。最後の「Rock And Roll All Nite」ではポール、ジーン、クリスと歌い回していくので、それまで復活はあり得ないと覚悟していたファンとメンバー自身の高揚感が最高潮に。楽しめた。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (1996/3/12)
  • ディスク枚数: 1
  • フォーマット: CD, Import, Live
  • レーベル: Island / Mercury
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Led Zeppelin Ⅲ ( Deluxe Edition ) / Led Zeppelin

2018年01月17日 | ハードロック・へヴィーメタル

 

Led Zeppelin Ⅲ ( Deluxe Edition ) / Led Zeppelin (2014)

レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のサードアルバム「Ⅲ」のデラックス・エディション2枚組。既に音は所有していたが、音源だけでなくフィジカルな形で持っていたいというアナクロ世代なので結局購入。この中に収録されている未発表インストゥルメンタル曲「Jenning Farm Blues」の為に買ったと言っても過言ではないくらい。オリジナル・アルバムでは「Bron-Yr-Aur Stomp」という曲で、アコースティックで演奏されているが、このエレクトリック・ヴァージョンのかっこよさと言ったら。ヴォーカルも入っていないのに音だけでツェッペリンだと分かる凄さ。ツェッペリンはブートレグ(海賊盤)も沢山聴いたけれど、全未発表曲中一番好きな曲であるのはもちろんのこと、正規曲と合わせた中でも指折りに好きな曲だ。ブートでは延々と何テイクもあって未完成だったけれど、御大がオーヴァーダブして晴れてここに完成(ただ何で未発表曲が”Rough Mix”なんだ?)。このシリーズは変な別ミックスばっかりなので買わない、買わないと言いつつ、未発表ライヴ入りのファースト、元々未発表曲で構成された「Coda」はすでに購入。

オリジナル・アルバムは2枚続いたハード・ブルーズ路線からちょっと趣きが変わり、アコースティック・スタイルの曲も多かったので発表当時はやはり賛否両論だったそうだ。でも自分はそんな評を知っていたにも拘らず、ずっと好きなアルバム。言うほどアコースティックばかりでもないし。むしろツェッペリンというバンドの本質はここにあったのではないかと感じるバラエティに富んだ構成。バッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)がフェイヴァリットだったという当時の彼らが、自らのルーツはブルーズだけではないと様々なスタイルを表現している。コンパニオン・ディスクの方は上記の曲と9「Key to the Highway-Trouble in Mind (Rough Mix)」が未発表曲。「Keys to~」の方は発表されていなかったのが納得出来るようなお戯れという感じ。他の別ミックスはやっぱり聴いていても自分は大して面白いと思えないのでツェッペリンの物なら何でも歓迎!という人にしかお勧め出来ない。「Coda」の方に入っちゃっているがシングル・レコード(写真下)でも持っている「移民の歌(The Immigrant Song)」のB面曲「Hey,Hey, What Can I Do」はやはりここに入れて欲しい気がするナ…。 

オークションにて購入(¥1,143)

  • CD (2014/6/24)
  • Disc : 2
  • Format : CD, Import
  • Label : Atlantic
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