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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ふる里 @名古屋市中村区・名駅

2024年08月16日 | 名古屋(中村区・西区)

酷暑の続く東海地方。もう日本は完全に亜熱帯になったんだなァ…。雨の降り方なんかもそうだ。外を歩いているとフラフラするので地下に潜ってみた。訪れたのは名古屋駅の地下街「サンロード」の端にある昭和な喫茶店「ふる里」。創業は思っていたよりも古く昭和36年(1961)だそう。調べてみると栄の「アインス」や愛知芸術文化センターの「アルス」といった喫茶店も同じ会社が経営しているようだ。店内のテーブル席には普通に灰皿が置いてある昭和のまま仕様。実際煙いし、店全体に煙草の匂いが滲み付いている感じ…。お願いしたのは「ブレンドコーヒー」とおやつ代わりの「ホットケーキ」。

しばらくして運ばれたコーヒーは深煎りで酸味も苦味も強く、色も濃い昭和の名古屋仕様。昔からこのコーヒーの仕様が不思議なのだが、これはスジャータ(←植物性脂肪のコーヒーフレッシュ)の使用が前提なのかな(実際いきなり入れる人は多い)。「ホットケーキ」は綺麗な焼き目のものが2枚。生クリームとさくらんぼが添えてあり、小さいカップのマーガリンとメープルシロップが付いている。本当はバターの方が良かったが仕方がない(値上がりしているらしいし)。たっぷりシロップもかけて、苦いコーヒーでいただいた。他に席は空いているのに何故かはす向かいに座ったオヤジが(コロナが再流行中だというのに)手で押さえず何度も咳をしたり、煙草の煙をこちらに吐いたりするので紫煙に寛大な自分も流石に…。すぐに平らげて席を立った。勘定して店を出てもソファに染みついた煙草の匂いが服に着いてなかなか取れず難儀…(苦笑)。(勘定は¥1,050)

 


 

↓ 散策していて見つけた中村区中島町の住宅(建築詳細不明)。ドイツ壁で隅切り屋根の洋館。かなり小振りな部屋だが、繋がっているだろう奥の建物を見ると草木に覆われていてもう使われていない感じ。

 

↓ 同じく中島町にある玄関が3つ並ぶ建物(建築詳細不明)。軒が同一なのでいわゆる長屋のような建物で(実際は不明)、中村区にはこういう建物がまだいくつも残っている。かつて沢山建てられた様式なのだろう。住む人になって考えると自分には無理(笑)。

 

 


 

 

ふる里(Furusato) (ふる里 ナゴヤ地下街サンロード店)

愛知県名古屋市中村区名駅4-7−25

 

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太閤 @名古屋市中村区・中村公園

2024年08月12日 | 名古屋(中村区・西区)

中村公園のすぐ近くにある串かつの「太閤」へ。豊國神社参道を歩いて店に向かう。中村公園の近くとはいえ夜は近辺に開いている店が無いのでなかなか機会が無く、訪れるのは初めて。周りは暗いがこちらだけ煌々と明かりが灯っている。入口を開けてビックリ。超の付く満員。賑やかな声が漏れてはいたが、ここまで盛況だとは。広くない店内に店員は何人も居るが大忙し。声をかけると最初は「ちょっと無理かも…。」て言われたが、カウンター席の一番手前の端の端に無理矢理席を作ってくれた。串を揚げているのは女将さんかな。その方に直接「串かつ」を4本と、自分には珍しく「レモンチューハイ」をお願いした。お通しは中華風の春雨サラダ。混んでいてカオスだが、ちゃんと目配せはされていて飲物もすぐ届いた。

思ったよりも早く女将さんから「串かつ」が渡された。1人だったのでひっきりなしの注文の中からこちらに早く分けてくれたのかも。やや細身の「串かつ」に直接ソースをかけていただく。端の席なのでソースをどぼ漬けする容器が遠いのだ。揚げ立てだもの、もちろん旨い。チューハイをお代わりして、おでんの「みそどて」と「焼き豆腐」を追加。どちらも味噌鍋でしっかりと煮込まれているがかなり甘めの味付け。串物以外にも色々な居酒屋メニューが沢山あるが、入口すぐの席とあって、ひっきりなしに真横の戸が開け閉めされるので落ち着かない。持ち帰り客も多いようですごい人気だ。もう少しゆっくり出来そうな日にまた寄ってみようっと。(勘定は¥1,700程)

 

串かつ 太閤

愛知県名古屋市中村区東宿町2-133

 

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赤とんぼ @名古屋市中村区・太閤通

2024年08月08日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋駅周辺で用事があったある土曜日、夜遅くなることが分かっていたので念願(?)の「チサンイン名古屋」に宿泊していくことに。食べかけのトウモロコシみたいな外観の建物だ。でも近過ぎて、予約していたのにうっかり電車で家に帰ろうとしてしまった(笑)。翌朝はホテルの朝食は摂らず、近くの喫茶店でコーヒーをいただくことに。でも日曜朝の正確な営業情報が分からず、結局2軒も振られて辿り着いたのは駅西銀座商店街から路地に入った「赤とんぼ」。

コーヒー卸会社提供の外看板が無ければ店かどうかさえ判然としない地味な外観。開け放したドアから中に入ると、落ち着いた内装の店内はなんとほぼ満席の盛況。みんながこちらに流れて来たのか、それとも何かでバズったりしたのか、客はなぜか若い人ばかり。高齢の女将さんが1人でやっていらっしゃるが、調理等で忙しくこちらに全く気付かない。声をかけてカウンター席に座ったが当分何も出てきそうにないので、散歩を優先して「後でまた来ます」と一旦退店した。

近辺を散策してからまた店を覗くと、今度は少し落ち着いたよう。客層もぐっと年齢が高くなっていた。コーヒーとモーニングサービスのゆで玉子だけをお願いした。女将さんと常連客の話を聞いていると今朝の早い時間帯は異常だったよう。「もう目が回りそうやったわ…。」と女将さん。ペーパードリップで淹れられた濃いめのコーヒーが柄物のカップとソーサーで供された。ゆっくりと啜りつつ、ゆで玉子を塩でいただく(本来のこちらのモーニング・サービスはこれにジャムとあんこ付きのトーストが付く)。なぜか点いているテレビはNHK教育の子供向け番組だけれど(笑)、女将さんがチャンネルを変えるのを忘れるほど忙しかったんだろう。(勘定は¥500)

 


 

↓ 「チサンイン名古屋(チサンホテル)」(昭和48年・1973・建造)。土地が三角だったのでこの異形になったのだとか。廊下ももちろん湾曲しており、客室は放射状に配置されている。見ものは非常階段。螺旋状になっていてカラフルに塗装されていることもあってとてもポップ。でも全然人気の無い階段でこんな写真を何枚も撮っているの、自分だけかな(苦笑)。

 

 

 

 

↓ 今回も宿泊先候補だった歴史ある旅館「浅野屋」(昭和7年・1932・建造)。綺麗に整っているがこの朝も人気が全く無く、泊まれるのかどうかはまだ不明のまま。

 

↓ 散策途中で遭遇した大きな住宅(建築詳細不明)。近代的なマンションの前に何とも古風で立派なお屋敷。塀もあって道路からでは全貌が分からないくらい。塀の前にはしっかり「駒寄(こまよせ)」(※犬や馬を寄せ付けない柵)も。

 


 

 

喫茶 赤とんぼ

愛知県名古屋市中村区竹橋町29-2 冨士ビル

 

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あおきや @名古屋市中村区・稲葉地 (2)

2024年08月05日 | 名古屋(中村区・西区)

そろそろ日が暮れようかという時間に軽く一杯。中村区は稲葉地の太閤通沿いにあるとんやきの「あおきや」へ。最寄りのバス停から歩いて店へ。店の入口からこぼれる微かな灯りと先客の賑やかな声。戸を引いて中に入ると先客は2人。奥の漆黒のどて鍋の前に腰掛けて主人に「ハイボール」をお願いした。出てきたのは角ハイの缶。注文したのは「とんやき」と「串かつ」。どちらもこちら特製のニンニクだれでお願いした。受信状態の悪いテレビを眺めたりしながら出来上がりを待つ。

「とんやき」はしっかりとクニュクニュの歯応え。これにニンニクと唐辛子の効いた粘度あるたれがたっぷりと絡む。添えられた生キャベツにもこのたれを付けていただく。主人が菜箸でバッター液を串の肉にまぶし、衣を纏わせ揚げ鍋の中へ。出てきた「串かつ」は紡錘形になっていてしっかりめの食感の衣。これにたっぷりのたれを絡めていただく。この味付けでの串かつって他に無い。相変わらず旨いなァ。クダを巻いている先客を横目にささっと勘定してもらい店を出た。(勘定は¥880)

以前の記事はこちら (1

 

とん焼・串かつ あをきや(あおきや)

愛知県名古屋市中村区鳥居西通2-18-18

 

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早苗寿司 @名古屋市中村区・松原町

2024年07月30日 | 名古屋(中村区・西区)

ある日曜の昼、中村区の中村郡道辺りを散策していて、昼は洋食の「一楽」へ。でも店内に気配はすれど、なかなか暖簾が掛からない。確か日曜の昼は営業していたと思っていたけれど変わったのかな…。という訳で昼食は近くの「早苗寿司」の暖簾をくぐってみることに。いかにも町の寿司屋といった風情。店内は冷蔵ケースのあるカウンター席の他にテーブル席もある。年配のご夫婦と高齢の女将さんでやっていらっしゃるようだ。カウンターの端の席に座らせてもらった。背中の壁に品書きが貼ってある。”ランチサービス”とある中に「にぎり寿司(赤だし付)」というのがあったのでお願いした。「食べられないものはありますか?」と主人。雑食なので「ありません」と返事して主人の調理が始まった。

しばらくして下駄に盛られた「にぎり寿司」が登場。これに味噌汁、小鉢の豚肉と大根の煮物、水菓子(オレンジ)が付く。握りは鮪の赤身が2つ、海老、タコ、イカ、穴子、玉子、いなり、となかなか盛り沢山。こういう店には珍しく握りはやや細身。タネの調子も良い。この時間帯定番のテレビのNHKのど自慢の音だけ聞きながら熱いお茶でパクパクっと口に入れていった。旨いなァ。綺麗に平らげて勘定してもらう。値段を見ていなかったので「800円です。」と女将さんに言われてびっくり。安っ。もちろん昼のサービス品だからだろうが、にしても安い。次は「ちらし寿司」か、それとも夜に一杯やりがてら暖簾をくぐってみようかな。(勘定は¥800)

 

 


 

↓ 近くの「ほのか小学校」のすぐ北にある住宅(建築詳細不明)。最初は蔵かなと近寄っていくと横に木戸の玄関がある。まさかこの建物が住居になってる? いや、まさかね。多分奥に住居部分があるのだろうが、裏手の平屋部分がそうかな。

 

↓ 中村郡道沿いに残る長屋(建築詳細不明)。一部は住人が抜けている雰囲気があるが、現役なのが素敵。大門が近いが三業に関わる建物ではなさそうな感じ。交差点角に当たる棟(写真下2,3枚目)は2階にL字に欄干があったりするので、昔も通りはこんなだったんだろう。きっと賑やかだったんだろうなァ。

 

 


 

 

江戸前 立喰 早苗寿司

愛知県名古屋市中村区松原町4-58

 

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天徳 @名古屋市中村区・大門

2024年07月17日 | 名古屋(中村区・西区)

以前から1度訪れてみたいなと思っていた中村区の大門(おおもん)にある居酒屋「天徳」。長らく休んでいたと思うが、最近になって再開しているようだと知って向かってみた。日が長くなってまだ明るいある日の夕方に店に到着。店に入るとカウンター席と小上がり席が5つ程。高齢の女将が1人でやっていらっしゃる様子。先客は1組だけだったのでカウンター席に座らせてもらったが、すぐに何組もの客が入って来てカウンターも埋まった。カウンターの上には大皿の惣菜が何皿も並び、黒い木札の品書きがぶら下がる。まずは「二級・大」と書かれた酒をもらう(ちなみに外看板にある「清酒一級」と「清酒特級」は見当たらず)。一升瓶から徳利に注がれたのは奥飛騨酒造の初緑かな。ミニグラスでいただく。酒肴は「長芋入り玉子焼」と「まめにつけ」をお願いした。

ひやでもらった酒をグイッと。玉子焼は薄味なので醤油を垂らしたりしていただく。大皿から取られた煮豆はたっぷりの量。一粒づつ口に入れていたらこれだけで延々と呑めてしまうので注意だ(笑)。カウンター上の冷蔵ケースの中には魚も何種類か。調子も良さそう。大皿には調理済みのキンキの煮付けもあったが、あえて出来立てを狙って「かさご煮付」をお願いした。予想通りその場での調理。出来立ての煮付けは格別。旨い。酒をお代わりしてアラの部分まで綺麗に骨にしていただいた。場所柄常連客が多い印象だが、女将さんは朗らかに客をさばいていい雰囲気。初めて店に入ったという後客も常連客とすぐに仲良くなって、色々な店に詳しい方とあの店はどうだのといった話に花が咲いていた。店で他の店の事をあれこれ話するのは憚られるので話には加わらなかったが居心地のいい雰囲気だった。次は刺身と焼物もいただこうかな。店を出てもまだ明るい…。(勘定は¥2,000程)

 

居酒屋 天徳

愛知県名古屋市中村区賑町13

 

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萬珍軒 @名古屋市中村区・太閤通

2024年07月11日 | 名古屋(中村区・西区)

太閤通の「ぽん太」で軽く呑んだ後、帰ろうかどうしようかと歩いていて人気の中華料理店「萬珍軒」の前を通ったら、8時過ぎというのに行列が出来ている。ほとんど若い人ばかり。相変わらず人気だなァ。こちらコロナ禍の頃だけは昼もやっていたが、夜営業のみの店。なかなか機会が無いのでちょっと寄っていくことに。こちら太閤通に店を構えたのは昭和43年(1968)で、その前は屋台を引いていたのだそう。皆が並んでいたので後ろに接続したのだが、途中で記名式と知って憤る(苦笑)。記名式ならなぜ並ぶ?

10分程で呼ばれ店内へ。やや暗めの店内に席は多く、カウンター席に腰掛けた。調理場には4人も居るし、給仕は何人居るかも分からない。凄いなァ。こちらといえば有名なのは「玉子とじラーメン」。他にも同様の品を出す店があるが元祖はここらしい。一時そんな店が増えたと記憶するが、結局淘汰されてしまった模様(自分調べ)。もちろんそれを注文した。誰も来ないので動いている給仕に声をかけたのだが、あまりに人数が多いし自分の前後が分からないので注文がしっかり通っているのかさえ分からない。

しばらくして無事に運ばれた「玉子とじラーメン」は、スープ全面にとじ玉子が溶け込み、チャーシューが2枚と海苔、刻みネギがのっていて最初から白胡椒が振ってある。手繰り出した麺は極細。とろっとした口当たりのとじ玉子と一緒に口に入るスープは、見ためは淡いが旨味はしっかりと強め。スープをたっぷりと持ち上げる麺はかなり硬めの茹で加減。昔からこの麺と茹で加減なのかは分からないがちょっと変わっている。呑んだ後の締めにはぴったり(笑)。あっという間に手繰り終わった。スープもゴクゴクといってしまいそうだったがオッサンなので自重。他の一品料理も食べてみたいけど機会はあるかしらん。(勘定は¥850)

 

玉子とじラーメン 萬珍軒

愛知県名古屋市中村区太閤通4-38

 

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ぽん太 @名古屋市中村区・太閤通

2024年07月04日 | 名古屋(中村区・西区)

ある土曜日の夜、名駅南のある麺類食堂に行くもシャッターが降りている。土曜は昼までの営業らしい…(←調べてから行け)。どうしようかと太閤通を西へ歩くと、途中の辻で串かつの「ぽん太」に明かりが灯っているのを発見。今まで自分が店の前を通った時に開いていたことが無かったので、こちらで一杯やっていこうと暖簾をくぐった。店内のカウンターには先客はおらず、ご高齢の主人が座ってテレビを見ていらっしゃった。主人は慌てて立ち上がり奥へ。

カウンターの上には冷蔵タネケースがあるがほぼ空っぽ。「串かつ出来ますか?」と訊くと「無い。」とのこと(苦笑)。酒があるか訊くとビールか日本酒ならあると言うので日本酒をひやでお願いした。有るものを訊くと「さしみ」か「焼魚」だとのこと。小さな黒板に書かれていた値段表記の無い”本日の献立”も、その2つの定食とみそ煮込うどんのみだったので、もう揚げ物はやっていないのかもしれないな。という訳で「さしみ」をお願いした。コップに注がれた日本酒は1升瓶のラベルにちらっと平仮名が4文字見えたが銘柄は覚えられず。酒を啜り、テレビを眺めながら出来上がりを待つ。

出てきた刺身はまぐろと酢サバ。全然期待していなかった刺身だったが、まぐろは中トロと言ってもいいくらいの部位。旨い。種類は分からないがなかなか調子のいいまぐろだ。手持ち無沙汰な主人は、自分がぼけっと眺めていたテレビをわざわざ0-6でボロ負けしているドラゴンズの試合中継に変えてしまった…(←見たくない・苦笑)。杯を重ねたいが酒肴の選択肢が無く、この後に焼魚を食べる気にはならなかったのでお暇することに。主人があらたまって「お酒どうでした?」と訊いてきたが、どうって何かのトラップかな?(笑)。「美味しかったですよ」と答えて勘定してもらった。(勘定は¥1,500)

 

お食事処 ぽん太

愛知県名古屋市中村区太閤4-15-1

 

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ばんちゃん @名古屋市中村区・中村公園

2024年06月07日 | 名古屋(中村区・西区)

豊國神社の参道を脇に入った所にあるお好み焼きの「ばんちゃん」へ。店は以前に立ち寄った和菓子屋「小ざくらや一清」の隣。すでに焼き上がったものが銀紙(死語)と白い薄紙に包まれて並んでいる。「ニク玉」「イカ玉」の他に「広島風」「タコ玉」なんてのもある。選んだのは「イカ玉」。安い値付けでたった1つなのにわざわざビニール袋に入れて持たせてくれた。申し訳なし。最初は家に持って帰ってからなんて思ったが、触ると熱々だったので「せっかく…」と急に食べる気になり、行儀が悪いが駅に向かう途中で歩きながら包みを開けた。

そもそも立ち喰い仕様なのがこの地方独特のお好み焼き。薄焼きを2つに折り畳んで包んである。焼いて置いてあったやつなのでもちろん蒸れてフニャフニャにふやけている。昨今はどんな食べ物でもサクサクとかパリパリとか、あまりふやけた感じのやつは好まれない風潮がある気がするが、こういう一銭洋食タイプのお好み焼きはこれが一番イイ。中はキャベツ主体でソースがたっぷり使われているのも懐かしい感じ。値付けが安いのでイカの風味は僅かだが旨かった。次は「デラックス」か「タコ玉」っていうのにしてみようかな。(勘定は¥180)

 


 

↓ 中村公園の豊國参道入口にそびえ立つ「大鳥居」(昭和4年・1929・建造)。高さは24m、幅34mの鉄筋コンクリート製。この鳥居、驚いたことに市道に立っているが市の所有物ではなく、神社の所有物でもない”所有者不明の物件”なのだそうだ(笑)。知らなかったー。何でも金色に塗る計画があるんだとか(←止めとけ)。

 


 

 

お好み焼き ばんちゃん

愛知県名古屋市中村区草薙町1-90

 

( 名古屋 なごや 中村公園 豊國神社 豊国神社 おこのみやき お好み焼 持ち帰り テイクアウト 近代建築 おおとりい )

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万楽 @名古屋市西区・庄内通

2024年06月04日 | 名古屋(中村区・西区)

西区江向町にある中華そばの「万楽」へ。創業は昭和62年(1987)というからいわゆる全国的なラーメン・ブームのちょっと前からある店ということでいいのかな。自分は今まで1度も入ったことがなく、以前に各地のラーメンを食べ歩いていた頃にも入っていない(はず)。記憶違いが無ければ、もうその頃でさえこちらの店名を冠したタイアップのラーメンがスーパーで売られていたりして、名古屋の昔からの有名店というイメージだった。店の周辺には専用駐車場がいくつもあり人気の程が伺える。店内はカウンター席のみで、この日は14時過ぎという遅い時間だったが、それでも満席という盛況ぶり。券売機で「ラーメン(並)」を購入するとさほど待つことなく座ることが出来た。店の奥には製麺室があるようだ。揃いのTシャツを着た店員が何人も居て、調理を担当するのは”サブチーフ”と書かれた方。

すぐにやや大きめの鉢で「ラーメン」が供された。のってる具材はチャーシュー、メンマ、ワカメ、刻みネギ。しっかり脂の浮くスープは所謂”豚骨醤油”。今では逆にちょっと懐かしい感じがするくらいの組み立てのスープかもしれないが、これが認識され始めた80年代後半にはある意味衝撃だった。自家製だという麺は少し縮れのある中細麺。豚骨臭があるスープともよく合っていて、なるほどいま食べてもちゃんと旨い。このスープ、今では何も表記は見当たらないが以前は”薬膳”を謳っていたのだそう。確かに見た目と違って一般的な豚骨醤油スープほど重くなく、ぐいぐい飲めてしまうから注意(笑)。こちら暖簾分けとかはあるようだが、これだけ長年有名店で居続けて支店が無いのが不思議なくらい。(勘定は¥580)

 

 


 

↓ 店のすぐ近くの「伊奴(いぬ)神社」(建築詳細不明)。犬にまつわる神社だろうとうちの犬の長寿を祈りに伺ったが、子授かりと安産祈願の神社らしい(苦笑)。でも犬にまつわる伝説もある様子。多くの七五三参拝客で賑わっていた。

 

 


 

 

中華そば 万楽

愛知県名古屋市西区江向町3-73-72 エイトビル 1F

 

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