ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

パイチャオズ @岐阜県岐阜市

2024年09月10日 | 岐阜県(岐阜)

今年の2月にオープンしたばかりの岐阜市の餃子屋「パイチャオズ」。店は交通量の多い国道21号線を少し北に入った所。こちら「ホワイト餃子岐阜店」の元オーナーが店長をしていて、スタッフも皆そちらで長年働いていた方ばかりだそう。それじゃあちらは?というと…、ホワイト餃子から技術を認められ暖簾分けをされたのは元オーナーなので、現オーナーは”ホワイト餃子”を名乗ることが出来なくなり、チェーンを離脱して「街の餃子屋」と名前を変えて営業しているとのこと。そちらのインスタを見ると、どうも裁判沙汰にもなっているようで…。何でこの店名なのかなと思ったが、”パイ”=白、”チャオズ”=餃子、ということなのだろう(未確認)。

まだピカピカの店内はL字のカウンター席とテーブル席。券売機はあるけれど未作動。壁には”ホワイト餃子岐阜店を叔父の代から五十年守ってきた”旨の記述も…。お願いしたのは「焼き餃子ランチ」。「水餃子」も食べたかったのでランチのご飯を半分にしてもらい、単品で「水餃子」もお願いした。お顔は覚えていないが主人らしき高齢の男性が調理を始めた。餃子を並べてから湯を入れ、それからコンロに点火。蒸し上がった後は水を切り、油を大量投入して揚げ、油を切って皿へというホワギョウそのままの調理法。

「焼き餃子ランチ」が運ばれた。ランチには玉子を溶いたスープ、小鉢の切干し大根、ゴマドレのミニサラダ、たくあん、ご飯、そして杏仁豆腐が付く。飯茶碗が深くてまだ量が多いのでもっと少なくお願いしたが、女将さんは笑顔で「残して。」と。しっかり焼き色(揚げ色?)が付いた餃子はやや小振りに見える。酸味の無いタレを付けていただく。やっぱりホワイト餃子は焼いてもらうに限る。持ち帰りを家で調理したことも何度もあるが、あれやると油の後処理で大変なことになるしね。「水餃子」は別に用意されたポン酢でいただく。こちらは皮が平たく閉じてあり、いんげんと一緒に湯に浸かっている。もちもちとした皮の食感がいい感じ。中の餡は焼きと同じかも。結局ご飯も残さず平らげ(←やっぱり)お腹はいっぱいに。(勘定は¥1,350)

以前の「ホワイト餃子岐阜店」の記事はこちら (1)(2

 

高級 岐阜餃子 パイ チャオズ

岐阜県岐阜市茜部本郷3-134

 

( 岐阜 ぎふ あかなべ 餃子 ぎょうざ ギョウザ ギョーザ ホワイトぎょうざ ホワイトギョウザ ランチ 定食 焼餃子 すいぎょうざ まちのぎょうざや )

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長崎堂 小牧工場店 @愛知県小牧市

2024年09月09日 | 愛知県(尾張)

愛知県小牧市周辺をあても無くウロウロしていた時、ふと見付けた「長崎堂・小牧工場」。もちろんこの地方で「長崎堂」といえばカステラで有名な会社。小さい頃には頻繁にテレビCMもやっていて慣れ親しんだ名前。創業は大正8年(1919)で、販売店は名古屋市内やデパート等だが、本社もこちら小牧のようだ。直売所が見えたので引き返し、中に入ってみた。店内では白衣を着た女性店員が1人。箱入りの商品ももちろん売っているが、工場ならではの”切出し”という半端ものがあったのでいくつか購入することに。購入したのは「切出しカステーラ」2つと、こちらの看板商品のひとつ「十二単(じゅうにひとえ)」を3つ。

母にひとつづつ渡してから家に持ち帰り、いつものように妻と分けっこといきたいところだったが、生憎妻は訳あって甘いものを控えているとのことなので職場に持っていっておやつとしていただく。「切出しカステーラ」は4切れ。薄紙を剥がしていただく。恵那市の「松浦軒」などもそうだが、歴史ある会社のカステラは現在市販のふわふわの生地のものと比べて、押し並べてしっかりとした生地のものが多い。こちらも例に違わずしっかりとしたボディ。底のジャリッとした砂糖の塊の部分もちゃんとあって包み以外は遜色なし。旨い。「十二単」もカステラなのだが、こちらは小豆が入っていて淡い紫色。間に薄く餡も挟んである。強い味わいではないのでお茶でもコーヒーでも紅茶でも合う味。亡くなった父はカステラが好物だったが、必ず冷たい牛乳と一緒に食べていた。それを孫にも勧めるので牛乳嫌いの自分の息子は全く口を付けなかったっけ(苦笑)。(勘定は¥900程)

 

長崎堂 小牧工場店

愛知県小牧市大字西之島字丁田1915-1

 

( 小牧 こまき ながさきどう カステーラ 工場直売店 工場売店 和菓子 洋菓子 松浦軒本舗 松浦軒本店 )

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Free / Iggy Pop

2024年09月09日 | オルタナティヴ・ロック

Free / Iggy Pop (2019)

イギー・ポップ(Iggy Po@)が2019年に発表した18枚目のソロ・アルバム「Free」。”The Godfather of Punk”という称号を持つイギーも何と72歳(当時・現在は77歳!)。活動をフェード・アウトしても全然おかしくない御歳なのに老いてますます盛ん。英BBCラジオではDJを務めたりも。ネットで聴けるがこれが最高に良く、イギーの低音ヴォイスに痺れる。ジョシュ・オム(Josh Homme)と組んだ前作「Post Pop Depression」から3年経って、今度のコラボはジャズ・トランペット奏者のLeron ThomasとギタリストのNoveller。

前作は売れたそうなのでその路線を続けるかと思いきや、これが全然雰囲気の違う作風。細かい歌詞のニュアンスまでは汲み取っていないが、呟くような囁くような歌い声でロックとは一線を画す作品。以前にも果敢にジャズ・ヴォーカルを披露した「Préliminaires」(2009)という作品があったが、年齢を重ねて益々深みが増している感じ。ディラン・トーマス(Dylan Thomas)の詩の朗読があったり、未発表のルー・リード(Lou Reed)の作詞曲「We Are The People」があったり(これも詩の朗読だ)。イギーの陰鬱な囁きにミュート・トランペットのクールな音色が重なり独自の世界を作り出している。年老いてもステージで裸で踊り狂うイギーもかっこいいが、このイギーもかっこいいなァ。

ネット・ショップにて購入(¥780)

  • Label ‏ : ‎ Caroline
  • ASIN ‏ : ‎ B07TMRSD5X
  • Disc ‏ : ‎ 1
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マミー @岐阜県大垣市 (2)

2024年09月08日 | 岐阜県(西濃)

久しぶりに岐阜県大垣市の大衆食堂「マミー」へ。もっと通いたい店だがなかな機会が作れない。この日は何とかギリギリ昼食時間内に店に到着。店内は先客が2組。まだどちらも配膳されていない。調理で忙しそうにしているのは女性1人。以前に老主人を手伝っていた娘さんと思しき方。あれ、代替わりしたのかなと思ったが主人は奥にいらっしゃった。主人が「何にしましょう?」と注文を訊いてくれた。こちらの「カツカレー」にはAとBがあるのだが、量の違いとかだと困るなと「カツカレーのAとBってどう違うんですか?」と尋ねると「全然違います!」とのこと(苦笑)。困っていると娘さんが助け舟を出してくれ、Aはカツが立派で別皿になっていて、Bが所謂普通のカツカレーのようなので「カツカレーB」を。そしてこちら特有の「ミニ定食1・2・3」(プラス200円で惣菜を3つ加えることが出来る)は「カラアゲ、煮物、サラダ(ポテト・ゴボウ・ヤサイ)」でお願いした。調理場で父娘が調理。この日はちょっと父娘間が険悪な雰囲気で、言い合いやギクシャクした空気がこちらに洩れてきてしまっている。色々あるのだろう、家族でやるって大変だよね…。

しばらくして娘さんが「カツカレーB」とミニ定食を運んできてくれた。嬉しいことにサラダのドレッシングは胡麻か和風かマヨネーズか訊いてくれたので和風でお願いする。「サラダ」はレタス、トマト、きゅうり、ブロッコリーなどしっかりとした量がある。「カラアゲ」は2つ。「煮物」は内容失念。にしてもこれでたった200円プラスなんて付けない理由が見当たらない。「カツカレー」は白い平皿に。赤い福神漬添え。紙ナプキン巻スプーンを解いていただいていく。カレーソースは濃いめの色付きで煮込んで角が取れて馴染んだ人参などが入っている。中に埋もれたカツを掘り出す。カツはさすがに大きくも厚くもないが、カレーライスと一緒に食べるカツカレーではこの位が丁度いい。しっかり辛さもあるカレー。途中で惣菜を間に入れながらあっという間に平らげた。次は「五目丼」か「焼きそば」か「イタリアンスパゲティー」か。「ひやし中華」には間に合うかしら。(勘定は¥900)

以前の記事はこちら (1

 


 

↓ 瑞穂市呂久(ろく)の旧・中山道沿いにある「馬渕家長屋門」(建築詳細不明)。呂久の渡しの船頭頭を務めた家なのだとか。建物の脇に碑があり「明治天皇御小休所跡」とある(写真下3枚目)。明治11年(1878)にこちらで休憩したのだそう。

 

 

 


 

 

和洋食・大小宴会 大衆食堂 マミー

岐阜県大垣市領家町3-649-1

 

( 大垣 おおがき マミー食堂 満美 味処満美 満美食堂 麺類食堂 食堂 洋食 丼物 カツカレーライス 唐揚げ 近代建築 )

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大蔵餅 @愛知県常滑市

2024年09月07日 | 愛知県(三河・老舗)

知多市岡田の歴史ある地域を散策した後、常滑市に寄ってみた。その際に寄ったのは和菓子の「大蔵餅」。創業は昭和26年(1951)。こちら「トイレの最中」という便器型の最中種の商品をヒットさせた店。ちょっと悪趣味だが、以前に老母と「INAXライヴミュージアム」へ行った際に売店で購入していただいたことがある。店に着くと店外に人が溢れている。え、こんな人気?と店に入ってみると「大蔵茶屋」という暖簾の掛かった甘味カフェを併設していて、かき氷が人気なのだそう。そちらに入る人が並んでいるのだった。凄いなァ。持ち帰りの菓子はガラスケースに並べられている。お願いしたのは「山吹」「草餅」そして店名を冠した「大蔵餅」。

家で妻と分けっこ。「山吹」はわらび粉がまぶされた中にあんこが入った餅菓子。「草餅」はよもぎの風味たっぷりで張りのあるぷるんとした口当たりの皮。看板商品の「大蔵餅」はこしあんでくるまれている、いわばあんころ餅。あんこの口当りは滑らか。皮やあんこの味加減は自分の好みとはちょっと違うが、妻は喜んで食べてくれてヨカッタ。濃いめの煎茶を淹れて2人とも一気に3つとも平らげてしまった。機会があったら次はカフェの方に入って「ぜんざい」か「焼き餅」をいただいてみよう。(勘定は¥960)

 


 

↓ 知多市岡田の散策の続き。「旧・中七木綿本店長屋門」(大正3年頃・1914・建造)。創業明治29年の商店で、奥に主屋(旧事務所)が見える。普通に人が住んでいらっしゃるので写真は門だけ。敷地内の建物は国の登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 「木綿蔵ちた(旧・竹内虎王商店木綿蔵)」(大正7年頃・1918・建造)。竹内虎王が綿布の保管のために建てた土蔵だそう。中に入ると9台の機織り機があり、実際に使っていらっしゃる方々が。機織り体験も出来るのだそう。

 

↓ 常滑市へ移動。本町にある「本町大正館(旧・中埜銀行常滑支店)」(大正6年・1917・建造)。重厚な銀行建築がそのまま残っている。内部は改装されているとのこと。最初は美容室か何かに利用されているのかなと思ったが、後から調べてみたら週末限定のカフェらしい。入ってみれば良かったナ。

 

 

 

 


 

 

大蔵餅

愛知県常滑市鯉江本町2-2-1

 

( 常滑 とこなめ おおくらもち 餅菓子 和菓子 カフェ 茶寮 甘味処 かき氷 あん餅 餡餅 近代建築 知多岡田 国登録有形文化財 東海銀行常滑支店 )

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