マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

モネ・ゲーム

2013-05-24 09:31:03 | 映画ー劇場鑑賞

ーモネ・ゲームーGAMBIT

2012年 アメリカ

マイケル・ホフマン監督 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン脚本 コリン・ファース(ハリー・ディーン)キャメロン・ディアス(PJ・プズナウスキー)アラン・リックマン(シャバンダー)トム・コートネイ(ネルソン少佐)スタンリー・トゥッチ(マーティン)

 

【解説】

犯罪コメディー『泥棒貴族』を、オスカー俳優コリン・ファースとラブコメの女王ことキャメロン・ディアス共演でリメイク。モネの名画の贋作(がんさく)詐欺をもくろむ男と天然カウガールの相棒、そしてターゲットの億万長者が珍騒動を巻き起こす。脚本は数々のヒット作を世に送り出したジョエル、イーサン・コーエン兄弟。監督は『終着駅トルストイ最後の旅』のマイケル・ホフマン。さらに『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生でおなじみアラン・リックマン、『ラブリーボーン』などのスタンリー・トゥッチが脇を固める。

 

【あらすじ】

美術学芸員のハリー(コリン・ファース)はモネの名画のニセモノを使った詐欺を思いつく。相棒PJ(キャメロン・ディアス)が絵画の所有者に成り済まし、ハリーは本物と見まがうような贋作を用意して標的の億万長者シャバンダー(アラン・リックマン)に近づく。しかし超天然のPJが次々と騒動を巻き起こし、シャバンダーが別の絵画鑑定士を呼んだことで、成功間違いなしのはずの計画は予期せぬ方向に……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

アメリカ映画になっているけど、これはイギリス映画テイスト。

レビューの評判はあまりよくないけど、このキャストとスタッフを見たら、見に行きたくなりました。

そして…、大満足!!

 

美術学芸員として大富豪億万長者、シャバンダー(アラン・リックマン)に雇われているハリー(コリン・ファース)。

シャバンダーの日頃の屈辱に耐えている毎日。

とうとう堪忍袋の緒が切れて、シャバンダーを騙し大金をせしめようと企てた。

 

相棒は、贋作絵描きのネルソン少佐(トム・コートネイ)。

以前オークションで、モネの「積み藁ー夜明け」を日本人の富豪と争って競り勝った経験があるシャバンダー。

ナチスに徴収されてその後行方不明なっている「積み藁ー夕暮れ」が見つかったとなれば、簡単に話に乗ってくるだろうと考えた。

 

キーワードは、「積み藁ー夕暮れ」が最後に確認されたナチスの幹部の家に踏み込み逮捕したアメリカの軍人プズナウスキー。

プズナウスキーの孫娘がテキサスにいることを突き止め、ハリーと少佐は彼女に会いに出かけた。

 

☆ネタバレ

プズナウスキーの孫娘PJ(キャメロン・ディアス)を仲間に引き込むことに成功したハリーと少佐は、目立つような写真をタブロイド紙に上げて、シャバンダーをその気にさせ、まんまと贋作を1100万ポンドで売りつけた。

 

というのは、ハリーの計画だけ。

いざとなれば、シャバンダーは「写真は贋作だ」と鼻も引っかけない。

でも、PJには興味を示し、まがりなりにも計画は進み始めた。

 

コリン・ファースって、立ち姿がとても格好良く、英国紳士って風情なんだけど、この人がコメディをやるとほんと、面白いねえ。

さらに、アラン・リックマンのヌーディストぶり、とか、スタンリー・トゥッチの胡散臭さとか、とにかく面白い。

コメディエンヌ・キャメロン・ディアスの存在感も薄くなるほどでした。

 

日本人が、まるで田舎モンみたいな扱いで出て来て、少し不愉快かもしれないけど、最後にはちょっとすかっとするドンデン返しが用意されているので、不快に思う必要はないです。

 

面白いなあ。

私はお薦めします。