マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

美女と野獣

2017-05-10 16:29:26 | 映画ー劇場鑑賞

ー美女と野獣ーBEAUTY AND THE BEAST

2017年 アメリカ 130分

監督=ビル・コンドン キャスト=エマ・ワトソン (ベル) ダン・スティーヴンス (野獣) ルーク・エヴァンス (ガストン) ケヴィン・クライン (モーリス) ジョシュ・ギャッド(ル・フウ) ユアン・マクレガー(ルミエール) スタンリー・トゥッチ(カデンツァ) ネイサン・マック(チップ) イアン・マッケラン(コグワース) エマ・トンプソン(ポット夫人) 

 

【解説】

ディズニーが製作した大ヒットアニメ『美女と野獣』を実写化した、ファンタジーロマンス。美しい心を持った女性ベルと野獣の恋の行方を見つめる。メガホンを取るのは、『ドリームガールズ』や『トワイライト』シリーズなどのビル・コンドン。『コロニア』などのエマ・ワトソン、『クリミナル・ミッション』などのダン・スティーヴンス、『ドラキュラZERO』などのルーク・エヴァンスらが顔をそろえる。幻想的なビジュアルに期待が高まる。

 

【あらすじ】

進歩的な考え方が原因で、閉鎖的な村人たちとなじめないことに悩む美女ベル(エマ・ワトソン)。ある日、彼女は野獣(ダン・スティーヴンス)と遭遇する。彼は魔女の呪いによって変身させられた王子で、魔女が置いていったバラの花びらが散ってしまう前に誰かを愛し、愛されなければ元の姿に戻ることができない身であった。その恐ろしい外見にたじろぎながらも、野獣に心惹(ひ)かれていくベル。一方の野獣は……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

女の子の憧れを丸ごとお話にしたような物語がこれ、「美女と野獣」。

もちろん、アニメも大好き。

そのイメージを壊すことなく、見事に実写にしてくれました。

現代の技術があってこそのこの作品。

大成功ですね。

 

お約束のように泣いてしまいます。

本当にピュアな気持ちになれて、素敵な映画です。

 

主人公のベルを「ハリー・ポッターシリーズ」のエマ・ワトソンが演じています。

しっかりしすぎて、村の人たちとそりが合わず、孤独な女性です。

野獣に囚われた父の身代わりに野獣の城に残ります。

野獣は、横暴な感じですが、絶望の中にいて心は悲しみでいっぱい。

その心を、ベルは捉え、野獣は恋に落ちます。

怖い野獣と恋に恐れる野獣、そのギャップがたまりません。

 

か弱く見えるがどこまでも純粋で強いベル、野獣は父を思うベルの心に応えてベルを父の元に返します。

人を思う気持ちに涙が止まりません。

いいですねえ。

これが本当の恋だわ!

今回は野獣に思い入れて見てしまいました。

 

名作です。

 

音楽もいいですよ。


はじまりへの旅

2017-04-18 16:42:53 | 映画ー劇場鑑賞

ーはじまりへの旅ーCAPTAIN FANTASTIC

2016年 アメリカ 119分

監督・脚本=マット・ロス キャスト=ヴィゴ・モーテンセン (ベン) フランク・ランジェラ (ジャック) キャスリン・ハーン (ハーパー) スティーヴ・ザーン (デイヴ) 

 

【解説】

第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門での監督賞受賞を筆頭に、各国映画祭で賞を獲得したロードムービー。森の奥深くで社会と交わらずに生きる一家が、死んだ母親の葬儀のためにアメリカの北西部から南西部へと旅をしながら騒動を巻き起こす。監督は、俳優としても活躍する『あるふたりの情事、28の部屋』などのマット・ロス。『イースタン・プロミス』などのヴィゴ・モーテンセン、『パレードへようこそ』などのジョージ・マッケイ、『フロスト×ニクソン』などのフランク・ランジェラらが顔をそろえる。

 

【あらすじ】

アメリカ北西部の森の奥深くで、6人の子供と暮らしているベン・キャッシュ(ヴィゴ・モーテンセン)。子供たちは社会と接点を持っていないが、厳格なベンが課す特訓と熱心な教育によって全員がスポーツ選手並みの体力を誇り、6か国語を自在に話し、長男に至ってはあらゆる名門大学に合格していた。そんな中、入院していた子供たちの母レスリーが他界し、一家は葬儀が行われるニューメキシコへ向けて旅に出ることに。およそ2,400キロメートルもの長い道のりを行く彼らだが、世間知らずゆえに先々で騒動を起こしてしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

独特の世界観、教育観を持つ父親であるベン・キャッシュ(ヴィゴ・モーテンセン)は、アメリカ北西部の森の奥深くで、18歳から8歳までの子供たちと自給自足の暮らしをしている。

子供たちは学校にはいっていないが、ベンの指導のもと体と精神を鍛え、読書に励んでいる。

6ヶ国語を操り、長男のボウは、父親に内緒にしているが一流大学6校から入学許可が届いている。

 

ベンはノーム・チョムスキーに傾倒していて、子供たちとその生誕を祝い、プレゼントはサバイバルナイフ。

 

チョムスキーは、アメリカ合衆国の哲学者、言語哲学者、言語学者、認知科学者、論理学者。 彼は50年以上在籍するマサチューセッツ工科大学の言語学および言語哲学の研究所教授 (Institute Professor) 兼名誉教授である。(ウィキペディア)

 

病気療養中だった子供たちの母親レスリーが自殺したという知らせが、ベンの妹ハーパー(キャスリン・ハーン )から入る。

 

ベンと仲が悪い舅のジャック(フランク・ランジェラ )から、葬儀に来るなと言われる。

子供たちは母の葬儀に行くことを望み、おんぼろバスに乗って葬儀会場のニューメキシコを目指す。

途中、ハーパーの家にも寄り、子供たちは森と違う価値観の生活を知る。

ハーパーはベンの生き方を批判する。

子供の中にも、ベンのやり方に疑問を持つ者も現れる。

 

葬儀が行われている教会に乗り込みひと悶着を起こす。

リスリーは火葬を望んでいたが、ジャックは土葬にし、譲らない。

 

ベンは子供たちをジャックに預け、自分は身を隠そうとするが、子供たちは父を追い、お墓からレスリーの死体を掘り出して、母が生前望んでいた自分たちのやり方で弔う。

 

リスリーは双極性統合失調症で、その病気を治すためにも一家は森での生活を始めた。

レスリーにとっても理想の暮らしだったのだ。

しかし、病は重く、最悪の結果となった。

 

家族は再び理解し合い、ボウの旅立ちもあり、社会の中で生きていくことを選択する。

ボウ以外の子供たちは学校へ通い始めたのだ。

 

理想の育て方をしようとする父親を演じたヴィゴ・モーテンセンが素敵です。

妻を愛し、子供を愛し、頼れるお茶目なお父さん。

今年のアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされていました。

とてもチャーミングでした。

 

子供たちもすごく可愛い。

 

お母さんの死体を掘り返した時は、今からホラーになるのかと怯えましたが、とても綺麗なお母さんが現れてホッとしました。

タイトルが「キャプテン ファンタジック」

ベンはまさにそんな感じでしたね。

 

この家族は、この先どんな困難があっても乗り越えていくでしょうね。

愛が溢れるラストでした。


ダークプレイス

2017-04-18 11:17:05 | 映画ーDVD

ーダークプレイスーDARK PLACES

2015年 イギリス,フランス,アメリカ 113分

監督=ジル・パケ=ブランネール キャスト=シャーリーズ・セロン (リビー・デイ) ニコラス・ホルト (ライル) クロエ・グレース・モレッツ (若き日のディオンドラ) タイ・シェリダン (若き日のベン) 

 

【解説】

『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンによるミステリー小説「冥闇」を映画化。幼いころに一家惨殺事件から生き延びた女性が、家族を襲った事件の真相を追ううちに驚がくの真実にたどり着く姿を、『サラの鍵』などのジル・パケ=ブランネール監督が描く。血塗られた過去と向き合うヒロインには、『モンスター』などのオスカー女優シャーリーズ・セロン。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのニコラス・ホルト、『モールス』などのクロエ・グレース・モレッツらが共演。

 

【あらすじ】

8歳のときに起きた一家惨殺事件で生き残ったリビー(シャーリーズ・セロン)のもとに、有名事件の真相について話し合う「殺人クラブ」から招待状が届く。彼女が兄の犯行を目撃したと証言したことで、当時15歳だった長男ベンが終身刑を宣告された事件について話してくれれば謝礼を支払うという。生活費に困っていた彼女は申し出を受け、家族を襲った悲しい事件を振り返るが……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

リビー(シャーリーズ・セロン)が8歳の時に起きた一家惨殺事件。

姉二人と母が惨殺され、リビーだけが家の外に逃げて生き延びた。

彼女の証言で実の兄のベンが犯人とされ、無期懲役の判決が下り、刑務所で服役中。

 

一家惨殺事件の生き残りとして有名になったリビーは、全国からの寄付金で優雅に暮らしてきた。

しかし28年も経ち、その基金は底をついてきた。

基金を管理している管財人から、そろそろ働くように言われる。

 

しかし、8歳から時計が動かないような生活をしているリビーには生活の手段がない。

 

迷宮入り事件や残酷な殺人事件などをテーマに活動している「殺人クラブ」のメンバー、ライル(ニコラス・ホルト )がリビーに興味を持ち、クラブで講演してくれたら講演料を出すという。

さらに真犯人を探す手伝いをすると、さらにお金をくれると申し出てきた。

 

犯人は兄のベン(コリー・ストール)だと信じているリビーだったが、当時のことを思い出すうちに、ベンの恋人ディオンドラ(クロエ・グレース・モレッツ)を思い出した。

 

当時、リビーの家は貧しいシングルマザーで、農業も行き詰まり、農地や家を追い出される寸前だった。

たまに現れる父親は、金の無心しかしない。

 

兄のベンにはディオンドラという恋人がいたが、他の女性のやっかみであらぬ噂をたてられ、ディオンドラと駆け落ちしようとしていた。

ディオンドラのお腹にベンの子供がいるというのだ。

 

母は、ベンの噂を打ち消そうと努力するが、生活苦もあり、絶望していた。

そして、母がとった行動が、事件の真相だったのだ。

 

ベンは生まれたであろう我が子のために口をつぐみ、刑務所生活に耐えていた。

事件の真相が明らかになった時、リビーもベンも過去の重荷から解き放たれる。

 

主演のシャーリーズ・セロン自身が、母親がDVの父を撃ち殺すという過去を持っていることを彷彿とさせるような、リビーの暗い表情がとても良かったと思いました。

28年はとても長いけれど、リビーもベンも自分の人生が取り戻せればいいなあ。

 

それにしても、8歳の子供の証言を鵜呑みにする警察って、どうよ?と思いました。


ベン・ハー

2017-04-18 11:05:15 | 映画ーDVD

ーベン・ハーーBEN-HUR

2016年 アメリカ

監督=ティムール・ベクマンベトフ キャスト=ジャック・ヒューストン (ジュダ・ベン・ハー) トビー・ケベル (メッサラ) ロドリゴ・サントロ (イエス) ナザニン・ボニアディ (エスター) モーガン・フリーマン(イルデリム)

 

【解説】

アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか史上最多11部門を受賞したウィリアム・ワイラー監督、チャールトン・ヘストン主演の歴史的大作を、「ウォンテッド」「リンカーン 秘密の書」のティムール・ベクマンベトフ監督、「アメリカン・ハッスル」のジャック・ヒューストン主演でリメイク。エルサレムの名家に生まれたベン・ハーは、義兄弟であるメッサラの裏切りにより奴隷船送りとなった上、乗っていた船が転覆するが、謎の族長イルデリムに命を救われる。やがて数年ぶりに戻った故郷で戦車競争出場の機会をつかんだベン・ハーは、復讐心を内に秘め、競技場でメッサラとの宿命の対決に挑む。主人公ベン・ハーをヒューストンが演じ、トビー・ケベルが宿敵メッサラに扮した。そのほかモーガン・フリーマン、ロドリゴ・サントロらが脇を固める。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

私はウィリアム・ワイラー監督、チャールトン・ヘストン主演の「ベン・ハー」に思い入れがないので、この作品はとても楽しく見られました。

 

ユダヤ人の名家出身のジュダ・ベン・ハー(ジャック・ヒューストン)と、ベン・ハー家の養子でローマ人のメツサラ(トビー・ケベル )。

二人は両親愛情を受けて分け隔てなく育ち、とても仲が良かった。

メッサラとジュダの妹は淡く思い合っていた。

 

ある日、二人が馬に乗って競争していた時、ジュダは落馬し、大怪我を負う。

ここにいることはできないと悟ったメッサラはベン・ハー家を去り、ローマ軍に入る。

 

ジュダは奴隷のエスターと結婚し、イエス(ロドリゴ・サントロ)とも知り合う。

 

ローマは勢力を拡大し続け、とうとうジュダの国にも入ってきた。

入城するローマ軍に歯向かっていけないとメッサラはジュダに助言するが、ジュダの家に匿われていた反乱派の少年がローマ軍の司令官に向かって矢を射った。

ジュダと家族は囚われ、ジュダは船の漕ぎ手の奴隷となる。

3年の年月が流れ、ジュダが乗っている船が敵の砲弾にやられ沈没した時に、ジュダは運良く逃げ出し、海を漂流したのち、隊商を率いるイルデリム(モーガン・フリーマン)に助けられる。

優れた馬の使い手であることを認められ、メツサラと馬車競争するために、イルデリムとともに生まれた町に戻ってきた。

 

妻のエスターはイエスのもとで手伝いをしていた。

母と妹は囚人となり、重いらい病を患い、牢屋の奥に閉じ込められていた。

ジュダはメッサラへの復讐に燃える。


イエスが囚われ、十字架を背負って歩く時、ジュダはイエスに水を差し出した。

それはかなえられなかったが、イエスの行動に強く打たれたジュダはイエスの処刑に立ち会い、慈悲の雨を受ける。

 

母と妹も、その雨を受け健康を取り戻した。

 

馬車競争の日が来た。

ジュダは妨害に遭いながらも、最後はメッサラを蹴散らし優勝する。

 

メッサラとも和解し、かつての友情も取り戻した。

 

ベン・ハーの波乱に満ちた人生が描かれていました。

でも、若者らしい純粋さを貫いた彼に清々しい思いを持ちました。

メッサラも、真に悪人ではなく、彼の生きる道だった。

立場が違えば、厳しい選択にもなると思います。

 

最後は和解できてよかったです。

最初に、メッサラの無償の友情が描かれていたので、ほっと一安心でした。


ミモザの島に消えた母

2017-04-18 11:01:34 | 映画ーDVD

ーミモザの島に消えた母ーBOOMERANG

2015年 フランス 104分

監督=フランソワ・ファブラ 原作=タチアナ・ド・ロネ キャスト=ロラン・ラフィット (アントワン) メラニー・ロラン (アガット) オドレイ・ダナ (アンジェル) ウラディミール・ヨルダノフ

 

【解説】

『サラの鍵』の原作者タチアナ・ド・ロネの著書を基に、ある男性が幼いころに経験した母の死の真相と家族の秘密にたどり着くまでを丁寧につづるヒューマンサスペンス。30年前の母の死の謎を探る主人公が、家族の悲しい秘密に触れ、再生していくさまを映し出す。主演は、『ムード・インディゴ うたかたの日々』などのロラン・ラフィット。『オーケストラ!』などのメラニー・ロランが共演。登場人物の心理をつぶさに捉える緊張感たっぷりの展開に引き込まれる。

 

【あらすじ】

30年前に「ミモザの島」という島の海で溺死した母親の事件を、40歳になっても引きずっていたアントワン(ロラン・ラフィット)。アントワンは母の死の真実を調べようとするが、家族は口を閉ざしたままだった。アントワンはミモザの島を訪れ、母のもう一つの顔と家族が封印した、思いも寄らない真実にたどり着く。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

予告編はとてもミステリアスで魅力的でしたが、ちょっと物足りない感じでした。

ミモザの島で繰り広げられる母の謎の死をめぐるミステリー。

 

幼い時に母が溺死をしたアントワン(ロラン・ラフィット)。

40歳になって、妻とも離婚、仕事もうまくいかず、思春期の娘ともうまくいかない。

セラピーにもかかっているが、アントワンにはどうしても釈然としない思いがあった。

母はなぜ死んだのか?

父や祖母は何か隠している。

 

母が亡くなったノワールムティエ島=ミモザの島を妹のアガット(メラニー・ロラン)と訪れた。

その帰り、車の中で口論となり、運転を誤って横転させてしまい、妹が大怪我を負ってしまった。

前半はアントワンの悶々とした日常が描かれ、うじうじぶりが嫌な感じです。

でも、後半になると美しいミモザ島と、干潮時にだけ現れる一本の道と母の死の真相が描かれ、心が奪われていきます。

 

後半の展開はスピーディで、面白いですが、とにかくアントワンの母恋物語にがハナにつく感じです。

残念です。

 

でも、美しい島と美しい母の悲恋(女性同士の恋)は心に残りましたよ。

母の恋を目撃したのが、幼いアガットだったというのも、胸がキュッとしました。

 


素晴らしきかな、人生

2017-03-25 16:11:49 | 映画ー劇場鑑賞

ー素晴らしきかな、人生ーCOLLATERAL BEAUTY

2016年 アメリカ 97分

 

監督=デヴィッド・フランケル キャスト=ウィル・スミス (ハワード) エドワード・ノートン (ホイット) キーラ・ナイトレイ (エイミー) マイケル・ペーニャ (サイモン) ナオミ・ハリス(マデリン) ジェイコブ・ラティモア(ラフィ) ケイト・ウィンスレット(クレア) ヘレン・ミレン(ブリジット)

 

【解説】

『プラダを着た悪魔』などのデヴィッド・フランケル監督が手掛けたヒューマンドラマ。愛する者を失い仕事も私生活も行き詰まった男が、クセのある舞台俳優たちとの交流を経て人生を見つめ直す。『幸せのちから』などのウィル・スミスを筆頭に、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら豪華俳優陣が出演。温かなストーリー、女優たちが身にまとう華麗なファッションの数々に注目。

 

【あらすじ】

広告代理店の代表として成功してきたハワード(ウィル・スミス)だったが、愛する人を失ったのを機に仕事も私生活もままならなくなってしまう。やがて会社の業績も悪化し、社員たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)も気が気ではない。そんな中、ハワードは舞台俳優たち(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン)との出会いによって、少しずつ変化していき……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この豪華なキャスト。

主役級の俳優さんたちが並んでいます。

アメリカではクリマス映画として公開されたようですね。

さて、内容は?

 

広告代理店を起こし、CEOとなって成功したハワード(ウィル・スミス)だったが、最愛の愛娘を亡くしてからというもの、仕事にも身が入らず、妻とも別れてしまった。

何日もかかってドミノで作品を作り、一瞬で壊す日々の繰り返し。

創業からの仲間、クレア(ケイト・ウィンスレット)、ホイット(エドワード・ノートン)、マイケル(マイケル・ペーニャ)もとても心配している。

  左からマイケル、ホイット、クレア

三人は私立探偵を雇い、ハワードの動向を探り、ハワードが「愛」「時間」「死」に宛てた手紙を入手した。

ホイットが、オーディションに来ていたエイミー(キーラ・ナイトレイ)の後をつけると、そこは小さな舞台があり、劇団員のブリジット(ヘレン・ミレン)とラフィ(ジェイコブ・ラティモア)がいた。

 

ホイットたちは、この三人に「愛」「時間」「死」に扮してもらい、なんとかハワードの心を開かせようとする。

 

 ホイットたちもまた、深い悩みを持っていた。

ホイットは、自分の浮気から離婚して、娘から愛されない悩み。

クレアは仕事ばかりしてきてこの年齢になり、子供を持てないという焦燥感。

マイケルは持病を抱え、余命もいくばくもないが、それを家族に打ち明けられない。

三人の悩みもまた、「愛」「時間」「死」にまつわるものだった。

 

一方、ハワードももがいていた。

子供を亡くした親の会に、やっとの思いで参加し、リーダーのマデリン(ナオミ・ハリス)と言葉をかわすようになっていくが、亡くなった娘の名前を口にすることができない。

 

果たして、この三つのキーワードが彼らを救うことができるのでしょうか。

 

☆ネタバレ

ラストでマデリンがハワードの別れた妻だということがわかります。

「愛」「時間」「死」という役割を与えられた俳優たち三人の正体はなんだったのか。

私は実在の人ではなく、天使だったんじゃないかと思いましたが、皆さんはいかがでしょう。

 

いくら辛くても現実は受け入れなくてはならない、そうして努力していると「幸せのオマケ」(COLLATERAL BEAUTY)が得られるということでしょうか。

 

でも、愛娘の死というのが辛すぎるので、なかなかマデリンが老婆から聞いたという「幸せのオマケ」は実感しにくい気がしました。

マイケルも遠くない将来に、病気で亡くなってしまうのでしょうし。

愛する家族を残して死ぬという、この問題も重いですよね。

 

というので、なかなかハッピーな気分にはなれなかったけど、作品が伝えたいことは伝わりました。


瞳の中の秘密

2017-03-25 16:05:41 | 映画ーDVD

ー瞳の奥の秘密ーEL SECRETO DE SUS OJOS/THE SECRET IN THEIR EYES

2009年 スペイン、アルゼンチン 129分

監督・脚本=フアン・ホセ・カンパネラ 原作・脚本=エドゥアルド・サチェリ キャスト=リカルド・ダリン (ベンハミン・エスポシト) ソレダ・ビジャミル (イレーネ・メネンデス・ヘイスティングス) パブロ・ラゴ (リカルド・モラレス) ハビエル・ゴディーノ (イシドロ・ゴメス)

 

【解説】

長年勤めた刑事裁判所を退職した男が、25年前の未解決殺人事件をモチーフに小説を書き出すものの、過去の思い出に支配され苦悩するサスペンス・ドラマ。アルゼンチンを代表する名監督ファン・J・カンパネラが1970年代の祖国の姿を背景に、過去と現在を巧みに交差させ、一人の人間の罪と罰や祖国の軌跡を浮き彫りにする。また、本作は第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞。主演は、カンパネラ監督作品の常連リカルド・ダリン。衝撃的な秘密が暴かれるラストに言葉も出ない。

 

【あらすじ】

刑事裁判所で働いていたベンハミン(リカルド・ダリン)は、定年を迎え、25年前に起きた忘れ難い事件をテーマに小説を書くことにする。それは1974年、新婚生活を満喫していた女性が自宅で殺害された事件で、担当することになったベンハミンが捜査を始めてまもなく、テラスを修理していた二人の職人が逮捕され……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

先日見た「シークレット・アイズ」のオリジナル、2009年のアカデミー賞外国語映画賞に輝いたアルゼンチン映画「瞳の中の秘密」を見ました。

だいぶ趣が違っていましたよ。

こちらはラブストーリーの要素が強いです。

 

定年を迎えて独身のベンハミン(リカルド・ダリン)は、25年前の未解決事件のことを小説に書き始めた。

それは新婚生活を満喫していた新婚の妻が、自宅で暴漢に襲われ亡くなったレイプ殺人。

すぐにテラスを修理していた職人二人が逮捕され、犯人とされた。

しかし、ベンハミンが調べたところ、それは拷問による自白の強要で無実だった。

 

ベンハミンがようやく捕まえた真犯人はイシドロ・ゴメス(ハビエル・ゴディーノ)。

上司のイレーネ(ソレダ・ビジャミル)と尋問するうちに、ゴメスは自白した。

しかし、ゴメスは軍事政権には役に立つ男だった。

政権からの圧力でゴメスは釈放され、その後行方不明になったいた。

 

イレーネとベンハミン。

 

ベンハミンにはどうしても忘れられない別れがあった。

ベンハミンにとってその頃のイレーネは高嶺の花。

どうしても愛を打ち明けられない。

そうこうしているうちにイレーネは結婚してしまう。

その結婚写真に写った自分の瞳が、イレーネを慕っているのが見える。

 

ゴメスもまた、亡くなった花嫁の幼馴染で、写真には思慕の眼差しが残っていたのだ。

 

しかし、犯人を追うことで何者からか命を狙われる。

間違って相棒が身代わりになって死んでしまった。

 

この一件で、追われるようにブエノスアイレスから去ったのだった。

イレーネとの辛い別れ。

彼女の瞳に浮かんだ涙は…。

 

25年経って、新婚の妻を殺されたモラレス(パブロ・ラゴ )の裁きを知ったベンハミンの心は!!

 

結局、ベンハミンとイレーネがどうなるかは映画では示されませんでした。

いい余韻が残りました。

 

この辺がハリウッド版とはずいぶん違いました。

 

25年って、長いですよね。

小説に書いて、それを愛した人に見せるなんて、まるでラブレターです。

とても照れくさいと思いますが、それも素敵ですよね。

 

素晴らしい作品でした。


シークレット・アイズ

2017-03-25 15:54:44 | 映画ーDVD

ーシークレット・アイズーSECRET IN THEIR EYES

2015年 アメリカ 111分

監督・脚本=ビリー・レイ キャスト=キウェテル・イジョフォー (レイ・カステン) ニコール・キッドマン (クレア・スローン) ジュリア・ロバーツ (ジェシカ・“ジェス”・コブ) アルフレッド・モリナ (マーティン・モラレス) 

 

【解説】

第82回アカデミー賞外国語映画賞に輝いた『瞳の奥の秘密』を基にしたサスペンス。13年前の未解決殺人事件を解決すべく、捜査員たちが再会し、その後思わぬ真相にたどり着く姿を描く。監督は『ニュースの天才』などのビリー・レイ。『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォー、『エリン・ブロコビッチ』などのジュリア・ロバーツ、『めぐりあう時間たち』などのニコール・キッドマンら豪華キャスト陣が共演する。

 

【あらすじ】

2002年のロサンゼルス。FBI捜査官レイ(キウェテル・イジョフォー)は、ある殺人現場へと急行する。そこで彼は、被害者がテロ対策合同捜査班での相棒で良き友人のジェス(ジュリア・ロバーツ)のまな娘であることを知ってがく然とする。エリート検事補のクレア(ニコール・キッドマン)と捜査にあたるレイは、容疑者の特定に成功。しかし、FBIの内部事情が絡んだことから真相は葬り去られて未解決に終わってしまう。そして13年後……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

第82回アカデミー賞外国語映画賞に輝いたアルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』を基にした作品だそうです。

私はオリジナルを見ていないので比べることはできませんが、わかりやすく面白かったです。

 

元FBI捜査官レイ(キウェテル・イジョフォー)、1枚の写真を握りしめ、パソコンの画面に現れる前科者の写真とにらめっこをしている。

一人の写真が目に止まり、それを持ってかつての職場へ乗り込んだ。

 

そこは13年前に去った職場。

同僚のジェス(ジュリア・ロバーツ)や上司のクレア(ニコール・キッドマン)がいた。

当時検事補だったクレアは、堂々とした検事になっていた。

 

13年前、クレアはFBIに赴任して、当時捜査員だったレイの上司ととて赴任してきた。

緊急出動がかかり、殺人現場に乗り込んだレイのチーム。

ゴミ箱の中に無残な死体で横たわったいたのは、同僚のジェスの愛娘だった。

 

犯人は分からない。

捜査を進めるにもかかわらず、ことごとく妨害が入る。

上からも捜査打ち切りという方針になった。

命令を無視する形で犯人を追い続けるレイ。

とうとう犯人を見つけ、任意同行し、クレアとともに尋問して自白に導いたが、その犯人がテロ組織の情報屋ということで釈放された。

そのことが原因で、FBIをやめて民間人となったレイ。

それでもあきらめず、釈放された犯人を追っていたのだ。

 

犯人の写真を見たジェスからは意外な答え。

ジェスは釈放から間もなく犯人を見つけ、射殺して庭の片隅に埋めたというのだ。

 

☆ネタバレ

ジェス親子の愛情と、レイのクレアに対する秘めた愛がこの殺伐とした殺人事件の重要なモチーフになっています。

クレアは当時婚約中で、レイはいろんな劣等感から告白できなかったのです。

その二つの愛が13年経ってどうなっているのか、というのが見どころになっています。


ジェスは、犯人を殺さずに自分の家の納屋の中に閉じ込めて、終身刑を受けさせていたのでした。

そして、この後衝撃の結末となるのですが、この結末は少し疑問に思いました。

でも、愛する娘を殺された母親にとって、あるいは、恋しい思いを封じ込めた男にとって、13年が長いか短いか、見終わった後の余韻も楽しめると思います。


太陽のめざめ

2017-03-25 15:38:53 | 映画ーDVD

ー太陽のめざめーLA TETE HAUTE/STANDING TALL

2015年 119分 フランス

監督・脚本=エマニュエル・ベルコ キャスト=カトリーヌ・ドヌーヴ (判事) ロッド・パラド (フェランド・マロニー) ブノワ・マジメル (ヤン) サラ・フォレスティエ (マロニーの母)

 

【解説】

第68回カンヌ国際映画祭のオープニングで上映された、名優カトリーヌ・ドヌーヴが主演を務めたドラマ。母親に捨てられた過去を持つ少年、補導された彼を担当する女性判事、少年の教育係を任された男性の姿を追う。メガホンを取るのは、『ミス・ブルターニュの恋』などのエマニュエル・ベルコ。『最後のマイ・ウェイ』などのブノワ・マジメル、『漆黒の闇で、パリに踊れ』などのサラ・フォレスティエらが顔をそろえる。希望に満ちた物語や、少年を演じるロッド・パラドが放つ存在感に注目。

 

【あらすじ】

育児放棄が疑われる母親(サラ・フォレスティエ)と一緒に裁判所に呼び出された16歳のマロニー(ロッド・パラド)は、判事フローランス(カトリーヌ・ドヌーヴ)の目の前で置き去りにされた過去を持つ。問題を起こしてばかりの彼は裁判所へと送られ、10年ぶりにフローランスと再会する。反省を促すも再び事件を起こしたマロニーに対し、彼女は矯正施設への送致を決める。教育係ヤン(ブノワ・マジメル)とフローランスの支え、指導員の娘テス(ディアーヌ・ルーセル)との恋を経て、更生への道を歩んでいくマロニーだったが……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

少年の非行や犯罪に、大人はどう向き合うべきなのがというのがテーマ。

日本のシステムはよく知らないけど、この映画に描かれているようなフランスのシステムとは、ずいぶん違うんじゃないかと思いました。

特に、判事フローランス(カトリーヌ・ドヌーヴ)は忍耐強い。

そして、問題の少年に着く教育係の存在。

手厚いと感じました。

 

シングルマザーの母親(サラ・フォレスティエ)は、育児放棄を疑われて6歳の長男のマロニーと赤ちゃんの次男を連れて判事のフローランスと面談に呼び出された。

育児のやり方を注意されると、逆切れしてマロニーを残して去って行った。

マロニーは施設に送られることとなった。

 

16歳になったマロニー(ロッド・パラド)。

盗んだ車を乱暴に運転して、事故を起こし、再びフローランスの前に現れた。

マロニーに付いていた教育係は愛想尽かししてやめてしまった。

担当の検事はマロニーに対し、更生が期待できないとして少年刑務所へ入れるように意見を述べた。

しかし、フローランスは教育係にヤン(ブノワ・マジメル)をつけ、矯正施設へ入れることを決めた。

 

マロニーは心が弱く、一人になると母を求めて泣いているのに、いつも粗野で暴力的。

精神も不安定。

学校や学びへの興味も薄い。

いつもひとりぼっちでイライラしている。

 

そんなマロニーにも親しい女友達ができた。

施設の教員の娘のテス(ディアーヌ・ルーセル)。

 

次第に心の安定を得て、更生に向かうと思われたが、やはり些細なことで激高、あろうことか身重の施設長の先生に暴力を振るってしまった。

この件で少年刑務所送りに。

でも、テスはマロニーの子供を身ごもっていた。

 

テスは中絶を決心して手術を受けようとするが、マロニーは刑務所を脱走してテスの元にやってきた。

 

この件から、マロニーは刑務所でも模範生となり、出所。

赤ちゃんを抱いて、フローランスを訪れる。

 

いろいろ考えさせられる映画でした。

母親の愛情を感じずに育った子供は、こんなにも情緒不安定なのか。

でも、それは生育歴だけが問題なのか、本人の資質には問題はないのか。

教育係のヤンも過去にはマロニーのような経験をしているようでしたが、ヤンは結局離婚し、子供も作れなかったようでした。

このように、問題のある育ち方をした人は、大人になっても問題を抱えているのか。

 

それでも、「悪い子」と決めつけないで、更生の余地を探る社会のシステムは大切だと思いました。

人って弱いなあ、とも思いました。

だから支える人、支える社会のシステムが大切なんですね。

どんなに辛くても、希望を見出して生きていく、生き続けることが一番大切ですものね。

 

子供を授かったので更生したというストリーには、少し安易すぎる気もするのですが、マロニーとテスのまっすぐな眼差しを信じたいと思いました。

ブノワ・マジメル、スクリーンで久しぶりに拝見しました。

うだつの上がらない中年男性の役があまりにぴったりで、びつくりしました。




ラ・ラ・ランド

2017-03-08 10:40:21 | 映画ー劇場鑑賞

ーラ・ラ・ランドーLa La Land

2016年 アメリカ 128分

 

監督・脚本=デミアン・チャゼル キャスト=ライアン・ゴズリング (セバスチャン(セブ)) エマ・ストーン (ミア) ジョン・レジェンド (キース) ローズマリー・デウィット (ローラ) J・K・シモンズ(ビル) 

 

【解説】

『セッション』などのデイミアン・チャゼルが監督と脚本を務めたラブストーリー。女優の卵とジャズピアニストの恋のてん末を、華麗な音楽とダンスで表現する。『ブルーバレンタイン』などのライアン・ゴズリングと『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのエマ・ストーンをはじめ、『セッション』でチャゼル監督とタッグを組んで鬼教師を怪演したJ・K・シモンズが出演。クラシカルかつロマンチックな物語にうっとりする。

 

【あらすじ】

何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミア(エマ・ストーン)は、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ゴールデン・グローブ賞や、その他の賞レースでも軒並み主要賞を受賞、アカデミー賞にも過去最多のノミネートを記録したこの作品。

なんとかアカデミー賞授賞式の前にと、公開初日に観に行きました。

 

金曜日の午後でしたが、劇場は満員、話題作だなあと思いました。

 

そしてオープニング、渋滞でイライラした人たちが歌い踊り始めます。

ここが素晴らしい。

ワンショットの長回しも功を奏して、音楽、人、ダンスが一体となってこれから始まる物語を盛り上げました。

 

ストーリーは単純。

女優志望のミア(エマ・ストーン)の奮闘と、ジャズを志すピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)挫折。

二人の出会いは決して運命的ではなく、お互いを理解していくことで成長していくという感じです。

だからミアに千載一遇のチャンスが訪れた時、セブは快くミアを送り出したのでした。

 

失ったものと得たもの。

それがラストで語られ、今も決して不幸ではないけれど、もし〇〇だったら…という思いがミアの妄想となって現れます。

 

ここがとてもいいんです。

誰にでもあることですよね。

この共感がこの作品の新しさだなあと思いました。

 

アカデミー賞は作品賞発表の不手際で台無しになってしまいましたが、いい作品には違いがありません。

監督賞(デミアン・チャゼル)、主演女優賞(エマ・ストーン)、その他4部門を受賞しました。

  エマ・ストーン

ミュージカル嫌いにはきついかもしれませんが、誰でも楽しめる楽しい作品だと思います。

超オススメです。

見終わった後に、じわじわきますよ。

ライアン・ゴスリング 

私はライアン・コスリングもエマ・ストーンもお気に入りの俳優さんです。

ライアンの演奏シーンも吹き替えなしだというし、二人のダンスも初々しくて素敵です。

二人のいろんな表情が心を捉えます。

 

デミアン・チャゼル監督は、この作品の構想が先にあって、資金集めのために作った「セッション」も高く評価されたということなので、その実力は計り知れませんね。

アカデミー監督賞では最年少記録となる若干32歳。

これからが楽しみな若い人たちの作品でした。