●科学技術書・理工学書＜新刊情報＞●「40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか」（永島 計著／化学同人）

＜新刊情報＞

書名：40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか～体温の科学から学ぶ猛暑のサバイバル術～

著者：永島　計

発行：化学同人（DOJIN文庫）

　「命にかかわる危険な暑さ」対策指南。喉元過ぎれば“暑さ”を忘れるにならないために。体温調節のしくみがわかれば暑さ対策もわかる！？体温はどのように決まるのか、カラダを冷やすしくみとは、温度をどのように感じているか、熱中症はなぜ発症するか、運動と体温の関係とは・・・。さまざまな側面から、人体に備わった精緻なメカニズムを解き明かす。酷暑を乗り切るための知恵が得られる一冊。【目次】　第１章　環境と人の関係　第２章　カラダの温度とその意味　第３章　カラダを冷やす道具たち　第４章　温度を感じるしくみ　第５章　脳と体温調節─考えない脳の働き　第６章　フィールドの動物から暑さ対策を学ぶ　第７章　熱中症の話　第８章　運動と体温　第９章　発達、老化、性差など　第10章　温度や暑さにかかわる分子や遺伝子

◆科学技術＜テレビ番組情報＞◆NHK「サイエンスZERO」／BSフジ「ガリレオX」他

＜テレビ番組情報＞

居間からサイエンス　ＢＳテレ東　毎週水曜日　午後10時～10時55分

8月16日（水）　三笘の１ミリ…運命変える!?スポーツ判定システム

　世紀の試合の勝敗すら左右してしまう、今やスポーツの試合で生じる超ビミョーな判定になくてはならない「スポーツ判定支援システム」。サッカーのゴール判定、テニスのライン判定など様々なスポーツでミリ単位での判定を可能にした、「ホークアイ」の超高精度の判定支援システムの開発に携わるのが、今回のゲスト・SONYの服部博憲さんだ。スポーツ判定支援システムの肝は、高度な画像解析技術。様々な角度に置かれた何台ものカメラでボールの軌道を完璧にトラッキング、リアルアイム解析でミリ単位の判定を可能に！さらに選手の動きまで細かく捉えた最新技術「スケルトラック」は、判定のみならず、あらゆる角度からのプレーの再現などスポーツコンテンツの楽しみ方を劇的に向上させようとしている。服部さんがそこに込めたサイエンスとは？加藤浩次と徹底的にトーク！

出演：服部博憲（SONY）

司会：加藤浩次、須黒清華

コズミック　フロント　　NHK‐BSプレミアム　　毎週木曜日　午後10時～11時00分

8月17日(木)　気候変動のカナリア 山岳氷河（初回放送日:2022年12月8日）

　今、世界中の山岳氷河は地球温暖化により猛烈なスピードで縮小を続けている。その影響は大きく、海面上昇の３分の１が山岳氷河の解けた水に由来するという。

地球ドラマチック　　NHK‐Eテレ　　毎週土曜日　午後7時～7時4５分

8月19日(土)　海賊 真の姿を解き明かす

　お宝を求めて、大海原で戦いを繰り広げる荒くれ者。そんな海賊のイメージは正しいのか？インド洋で沈没した海賊船の積み荷の調査などから、海賊たちの“おきて”は極めて公平であることがわかった。マダガスカル島の沖に浮かぶ、かつて海賊の根城だった島ではドローンを駆使した空からの調査が行われ、海賊たちが整備した島の姿とその暮らしぶりが見えてきた。海賊の起源から消滅の歴史をたどり、真の姿を追う。（仏米2022年）

ガリレオＸ　　BSフジ　　毎週日曜日　午前8:28〜9:00（隔週新作）

8月20日（日）　科学トピック 最新レポート！＜Webサイト「Lab BRAINS(ラボ ブレインズ)」＞（再放送）
　
　この世界の謎を解き明かし、さらに暮らしをより快適にするために人類が積み上げてきた「科学」。現代の情報化社会においては研究論文や成果だけでなく、あらゆる科学情報が世界中を行き交っている。そうした情報の中継地点ともいえるのが「Lab BRAINS(ラボ ブレインズ)」というWEBサイトだ。ここでは一般向けだけでなく、研究者向けにもさまざまな科学情報を発信している。今回のガリレオXではこのWEBサイトに着目し、掲載されている記事の中から特に気になる科学トピックをピックアップして取材。未来を紡ぐ最先端科学の一端にフォーカスする。

主な取材先：澤井 悦郎（マンボウなんでも博物館）
　　　　　　吉村 武（大阪公立大学）
　　　　　　谷口 雅浩（KAICO株式会社）
　　　　　　アズワン株式会社

サイエンスZERO　　NHK‐Eテレ　　毎週日曜日　午後11時30分～0時00

　8月20日(日)　“毒”変じて薬となる 生物毒のパワーに迫る（アンコール放送　初回放送日:2022年8月7日）

　敵から身を守るため、獲物を捕らえるため、地球上には「毒」を使う動物が20万種以上存在する！そんな毒を暮らしに役立てる研究が世界各地で進行中。生物毒の大きな特徴は、標的となる分子にピンポイントで作用したり、毒の作用がターゲットとなる生物によって異なるという“特異性”。これを利用し副作用が少ない薬や害虫のみを攻撃する農薬を開発しようとしている。研究者が「宝の山」という毒の可能性に迫る。

●科学技術書・理工学書＜新刊情報＞●「Microsoft Power Apps」（青井航平、荒井隆徳、佐藤晴輝、萩原広揮著／技術評論社）

＜新刊情報＞

書名：Microsoft Power Apps～ローコード開発［実践］入門～

監修：春原朋幸、曽我拓司

著者：青井航平、荒井隆徳、佐藤晴輝、萩原広揮

発行：技術評論社

　「Power Apps」は、Microsoftが提供するローコード開発ツール。PowerPointのスライドを描くような感覚でボタンや入力フォームなどのパーツをドラッグ&ドロップで画面に並べ、Excelのように関数を入力して動作を指定するだけで、ビジネスアプリを開発できる。同書はそんなPower Appsの入門書。プログラミングの知識がない人でも、現場ですぐに利用できる実践的な内容を3部構成でまとめている。なお、ライセンスがない方も開発者プランで一定期間、アプリ開発を無料で試すことができる。【目次】＜第1部：基本編＞Power AppsおよびPower Appsで利用するDataverseの基礎知識を解説。　＜第2部：リファレンス編＞Power Appsでよく使うコントロール，Power Fxの関数を目的別に引けるよう紹介。　＜第3部：ハンズオン編＞第1部、第2部で紹介した機能を使って、2つのアプリを実際に作る。