“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!」(西成活裕著/かんき出版)

2019-02-08 09:29:23 |    数学

 

<新刊情報>

 

書名:東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!

著者:西成活裕

発行:かんき出版 

 同書は、中学・高校で数学に挫折してしまった大人のための「最速・最短で数学のやり直しができる本」。誰にでも必要な数学知識の基礎になる中学数学。時間がない社会人のために、3年分で学ぶ内容を、ぎゅっと凝縮。同書のために、つくられた「3つのゴール」を目指して問題を解くと、中学数学で習う最重要の単元がほぼすべて学べる。

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★科学技術ニュース★NEDOと横浜国立大学、世界初となる100:1の減速比でも逆駆動可能なギヤを開発

2019-02-08 09:28:53 |    ロボット工学

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と横浜国立大学は、減速機の構成要素を最適化することで動力伝達効率を飛躍的に高め、従来不可能であった100:1を超えるような高い減速比の減速機でも、逆駆動が可能となるギヤ(バイラテラル・ドライブ・ギヤ)を開発した。

 これは、ロボットの関節が外力に対して柔軟に動くことを可能とするだけでなく、エネルギー回生の効率化を図るとともに、モーター情報による負荷トルク推定を可能とし、小型軽量化・低コスト化・省エネ化を同時に実現できるため、今後、協働ロボット、アシストロボット、移動ロボットなどの関節部材や、電気自動車(EV)の変速機などへの展開が期待できる。

 試作したバイラテラル・ドライブ・ギヤは従来の減速機と比べて、逆駆動動力伝達効率の約30%向上と、増速起動トルク(逆駆動トルク)の約1/300に低減を実現した。

 同機構は逆駆動に特徴があり、これは、ロボットの関節が外力に対して柔軟に動くことを可能とするだけでなく、逆駆動による制動時の熱を電気エネルギーとして回収すること(エネルギー回生)を効率化するとともに、モーター情報による負荷トルクの推定を可能とし、小型軽量化・低コスト化・省エネ化を同時に実現できるため、今後、協働ロボット、アシストロボット、移動ロボットなどの関節部材や、電気自動車(EV)、電動自転車の変速機などへの展開が期待できる。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ナノ粒子計測」(一村信吾、飯島善時、山口哲司、叶井正樹、白川部喜春、伊藤和輝、藤本俊幸著/共立出版)

2019-02-08 09:28:19 |    化学

 

<新刊情報>

 

書名:ナノ粒子計測

編者:日本分析化学会

著者:一村信吾、飯島善時、山口哲司、叶井正樹、白川部喜春、伊藤和輝、藤本俊幸

発行:共立出版(分析化学実技シリーズ 全30巻 応用分析編 【8】巻)

 同書は、「どのような方法を用いれば,ナノ粒子を正しく測れるか」を、原理から応用にわたって説明。同書は7章で構成され、ナノテクノロジーとナノ粒子の産業応用に関する概観(第1章)を踏まえて、ナノ粒子の計測法の原理と計測のための試料調整法が詳しく説明されている(第2,3章)。その上で代表的な手法での計測例を詳述し(第4~6章)、規制にも関係するナノテクノロジーの国際標準化の現状も紹介している(第7章)。

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