“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「スマホメモ」(須藤 亮著/CCCメディアハウス)

2019-02-04 09:33:21 |    企業経営

 

<新刊情報>

 

書名:スマホメモ~仕事と人生の質を上げるすごいメモ術~

著者:須藤 亮

発行:CCCメディアハウス

 自分の思考をスマホに溜めていくだけで、・SNSやプレゼンなどアウトプットの質が劇的に上がる・メモを見返せばいつでも自分をイノベーションできる・新しい気づきが積み重なり未来の自分の価値が上がる。人間の脳はフラッシュメモリー。消えてなくなる前にスマホメモ。するとスマホは「自分の思考の無限倉庫」になる。元博報堂のトッププレゼンターが教える「スマホで思考メモ」の手法とすごい効用。

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★科学技術ニュース★NICT、ドローン同士の直接通信でニアミスを自動的に回避する実験に成功

2019-02-04 09:32:58 |    輸送機器工学

 内閣府 総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジの一環として、情報通信研究機構(NICT)は、ドローン(小型無人航空機)を含む複数の飛しょう体が飛行する環境での安全運航実現のために、ドローン間の直接通信により、位置情報を共有するシステム“ドローンマッパー”を用いた飛行制御を行い、合計3機までのドローンが互いに接近してくる他のドローンとのニアミスを自律的に回避する実験にこのたび成功した。

 これまでドローンを目視外で飛行させる場合には、ドローンと操縦者との間の通信を行いながら、あらかじめプログラムされた飛行経路や飛行方法に従って、自動で飛行させる飛行制御が用いられてきた。しかし、これまでの飛行制御方法では、他のドローンや有人航空機などの接近への対応が困難であるなどの課題があった。

 今回開発した技術では、ドローンマッパーとドローンのフライトコンピューターを初めて連携させることで、操縦者を介さずに、ドローン同士が互いに直接共有される位置情報から周辺のドローンの位置を把握し、ドローン自体が自動で飛行制御(ニアミス回避や群飛行など)することができるようになった。

 動作を検証するための試験を実施し、最大3機のドローンがそれぞれの目的地に向かう際、自動で接近を検知し、ニアミスを回避した後、予定の飛行経路に戻り、最終目的地まで到達することを確認した。今回の開発により、ドローン間の直接通信が、目視外飛行環境におけるドローンの飛行制御と安全運用に寄与できる見通しが得られた。

 今回の実験は安全確認のため毎秒1mという非常にゆっくりとした飛行速度で実施したが、次のステップとして、飛行速度をさらに増した状況での性能検証を行うとともに、他の機関との連携も視野に、同時飛行台数の増加やさまざまな飛行シナリオにおける評価についても動作検証する予定。また、ドローン同士だけではなく、ドローンと有人ヘリコプターなどとの接近検知および飛行制御を行い、その性能を明らかにしていく。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「地域で活きる実践IoT」(テレコミュニケーション編集部編/リックテレコム)

2019-02-04 09:32:25 |    通信工学

 

<新刊情報>

 

書名:地域で活きる実践IoT~自治体、農業、倉庫・工場の活用事例~

監修:NTT東日本 ビジネス開発本部

編者:テレコミュニケーション編集部

発行:リックテレコム

 一見、IoTとは縁が遠そうな中小企業や地方産業にこそ、IoT導入で成果が上がることを示した好事例集。人手や手間を要する現場の監視作業、熟練者の見立てが必要な日々の実務など、IoTで著しい効果を上げた事例をその背景や要因分析を含め詳しく紹介。
 

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