“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

◆科学技術書<新刊情報>◆「資源は誰のものか」(西川有司著/朝陽会)

2014-09-16 10:57:20 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

書名:資源は誰のものか~各国の資源事情と戦略~

著者:西川有司

発行:朝陽会

 科学的で、山師的。結果の見えない資源開発は数十年単位。資源の世界は資金と技術を持つ欧米メジャーが牛耳る。莫大な富をもたらすが故に戦争をも引き起こす資源。資源は本来、資源国のものではないのか?国際資源専門家の現場報告。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■科学技術ニュース■東京ガス、高効率酸素製造装置の実証開発を開始

2014-09-16 10:57:00 |    化学

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)プロジェクトにおいて、東京ガスは、従来技術と比べ最大50%の省エネを実現する高効率酸素製造装置「HT-PSA」の実証開発を開始する。

 高濃度化された酸素は幅広い産業分野で使用されており、省エネで安価な酸素製造技術の確立が期待されている。

 これまでのプロジェクトでは、酸素を吸脱着するための吸着材に、高温下で高い吸脱着特性を示すペロブスカイト型酸化物を用いるとともに、吸着材で加温されたガス(酸素と窒素)の熱を蓄熱体で回収する酸素製造技術を開発した。

 この独自プロセスにより、従来技術に比べて最大50%の省エネとなることが期待される。

 今後の実証開発では、スケールアップした高効率実証機の開発や吸着材の高性能化および量産化技術の確立等を実施し、2017年度からの市場導入を目指すことにしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする