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創作料理

 月曜、妻が市内にある創作料理の店にランチを食べに行きたいと言ってきた。なんでも、友人が行ったらなかなかのものだったそうで、一度行ってみたいと思ったのだそうだ。創作料理などというものがいったい何を指すのか分からないが、要するに和食とか中華とかフレンチとかの枠組みを取っ払った料理のことを言いたいんだろうと思う。今までにないものを作るという料理人の意気込みのようなものかもしれないが、それが空回りしたようなものを食べさせられたことも何度かあるので、そう期待はしないで行くことに決めた。
 店は、市内の商店街のはずれにある、かつては眼科医の診療所兼住居だった民家をそのまま利用している。「古民家」などと呼ばれており、築100年ほどたっているようだが、それなりの雰囲気は確かにある。十畳くらいの座敷に座卓が4つ並べられている。私たちが入った時には満席状態だったから、予約をしていったのは正解だった。

 


それほど広くはないが手入れの行き届いた庭は散歩が自由にできるようだ。この家は料理店として主に週末に利用される他、陶器や和紙や手作り小物を売る店なども開かれており、さまざまに活用されている。訪れる人も次第に増えているようだ。
 ランチは、デザート・コーヒーつきの値段が1,400円と思ったより安い。「文月ランチⅢ」という名前がついていて、お品書きには、
  ・鮪と山芋のタルタル
  ・グレープフルーツのサラダ
  ・しその香りのスープ
  ・鮭のムニエル・キャベツと粒マスタードソース
  ・ご飯
と書いてあるが、これだけではよく分からない。実際に出てきたものをいくつか写真に撮ってみた。

 


左が、鮭の皿である。粒マスタードソースが何なのか分からないが、私にはトマトソースにしか思えなかった。でも、なかなかおいしかった。右が、鮪と山芋であるが、どうして緑色をしてるのか私も妻も分からなかった。何かが加えられているのだろうが、どうなんだろう、味は微妙な感じがした。(鮪が申し訳程度にしか入っていない・・・)写真には撮らなかったが、赤いグレープフルーツがトマトのように見えて最初食べるのをためらったレタスのサラダは、ドレッシングがあまりおいしくなかった。しその香りのスープというかお吸い物は、香りはよかったけれど、具に入っていたのがセロリだったのには驚いた。妻は「まずい」と文句を言ったが、私も賛成した。う~ん、まあ、こんなものかなとあきらめに似た気持ちで食べ終わったら、デザートが運ばれてきた。私が頼んだのは「冷たいアジアンココナッツバナナミルク」というものだ。


ドロッとしていて見た目はよくないが、食べてみると冷たくておいしい。やはりバナナが使ってあるデザートはおいしい。妻はマンゴーが上に乗ったものを注文したのだが、私が写真を撮る前に食べてしまった。なんて意地悪なやつだ・・・
 どうだろう、あまり奇を衒わずにもっとストレートに作ったほうがおいしいのではなかろうか、そんな気がしないでもない料理だった。
 
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