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エアカウンター

 Yahooのメールボックスを開けたら、カウネットからこんなメールが来ていた。

<数量限定> 家庭用放射線測定器「エアカウンター」販売中!

「何、これ?カウネットがなぜ放射線測定器を売るんだろう?」
不思議に思ってメールを開いてみた






 「一個9,800円で、300個限定!」なのだそうだ。しかも、「ご注文が殺到し、急遽品切れとなった場合、ご注文後にご連絡をさせて頂く可能性があります。申し訳ございませんが、あらかじめご了承ください」との但し書きがついている。これから判断する限り、かなりの売れ行きを期待しているようだ・・。
 だが、いったい誰が買うというのだろう。確かに幼い子どもたちに放射線被害が及ぶことは極力避けねばならないから、用心のために親が持っていてもいいかもしれない。だが、それ以外の者にとってこんなものが必要だろうか。微量の放射線が測定されたとして、「除染しろ!」と騒ぎ立てろというのか。それとも放射線汚染マップを作れと言うのだろうか・・。
 なんだか、世の中の不安を駆り立てるだけの物としか思えない。さすがの面白好きの私でも、これを買う気にはとてもなれない。カウネットも、もうちょっと考えればいいのに・・。

 企業側の論理は「子供たちが将来、安心して暮らせるために。“空気をかえよう”をスローガンに掲げるエステーが、一般家庭でも安心して使える、性能と価格のバランスを追求した、時代の要請に応える話題の新製品です」というものらしいが、私には人々の不安につけ込んだ商売のような気がして、良い気持ちがしなかった。

 まあ、国や東電が発表するデータに信用が置けるのなら、こんな物売れるはずがないのだろうけど・・。 



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数3のお勉強

 どうも数3になるとあれこれ忘れていることが多い。元々生粋の文系で数学嫌いの甚だしかった私だから、数3の問題では、??と思う問題も時々出てくる。特に積分・・。それは自分でも自覚しているのだが、そんな泣き言を言っても通用しない。何でも教えてくれる塾長の威厳を保つためには、常日頃から精進を怠るわけにはいかぬ。
 てなわけで、この時期にもう一度勉強し直してみるのも大いに役立つだろうと、『細野真宏の積分[計算]が本当によくわかる本 数3』を使って勉強してみた。
 こうした授業形式の参考書は数多く出版されているが、ほとんど読んだことがない。なのに、どういうわけかこの本だけかなり以前に買っておいたのが、やっと日の目を見ることとなった。2003年4月の初版本だから、もう8年以上も前の本になる。だが、内容が古くなるわけでもないから、ボチボチ読むつもりでいたところ、余りに内容が面白くて、一気に読み通してしまった。もう目から鱗が落ちることばかりで、「ああ、買ったすぐに勉強しておけばよかった・・」と後悔しきりだが、読まずに埋もれさせなくて本当によかった。
 しかし、数学の指南書に感想文を書くのも変だから、巻末に纏めてある「Point 一覧表 ~索引にかえて~」を写真に撮って、このブログに載せておくことにした。こうしておけば、積分の問題でまた怪しくなったときに、さっと復習することができるから。
 



 しかしもう12月。センター試験まで残すところ一ヶ月半ほど・・。私の正念場でもある。
 踏ん張らねば!!
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アラーム

 橋下って、42なんだってね、ニュースで初めて知った。最高の厄落としになったんだろうな、これで・・。もう怖いものなんかないよね、無敵だ・・。

 強い言葉が吐ける人間はすごい。
「政治に足を踏み込みすぎた 職員は潔く市役所を去ってもらいたい。戦ですから、負けは潔く認めてもらわなきゃいけない」だって・・。強すぎる・・。
 大阪は戦国時代か?と一瞬クラッとしてしまったが、それは弁護士という本業があるあなただから言えることでしょ。果たしてそんな「潔い」職員が何人いることやら・・。だって家族もいるし、暮らしていかなきゃいけないから。あなたが生活見てくれるの?
 まあ、「辞める気がないならもっと一生懸命働けよ」、と言いたくなる気持ちも、私だって自営業者の端くれ、十分わかる。
「こちらは税金払うために必死で働いているのに、呑気に仕事しやがって・・」
と、市役所に行く度に思うけど、でも、言い方ってものがあるでしょ、やっぱり・・。

 橋下がどれだけ高邁な理想を掲げているのか全く知らないし、興味もないが、いつの間にか取り巻きたちがウジャウジャ集まってくるのが気色悪い。オウムの麻原に群がった若者たちのように、強い言説に惹かれる者たちはいつでもいる。自分の中で渦巻いている思いをストレートに強い言葉で表現する者を、己の代弁者として崇めるのは人間の歴史で繰り返されてきたことだ。その者を中心にして、徒党を組むのもよくある話だ。だが、人が多く集まれば、思いもしないエネルギーが生じる。そのエネルギーを制御すべき者が方向を見誤ったときに、エネルギーは暴走し始め、人智の及ばぬ地平へと人々を巻き込んでいく。あえて例を挙げるまでもないほど繰り返されてきた歴史の教訓だ。
 "Look before you leap."
 
「お前に何が分かるんだ」
と論難されるかもしれないが、強い言葉を吐きたくとも吐けずに生きていた私だからこそ、自分の理解を超えた存在にはアラームが鳴り響くのかもしれない。まあ、私のアラームほど当てにならぬものはないかもしれないけど・・。
 
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フリック入力

 スマホにして1ヶ月以上経ったが、自分なりに使いこなしていると思っていた。ところが、最近同じ機種 EXPERIA ACRO を持っている高校生が入塾してきたので、ちょっとずつ便利な使い方を伝授してもらっている間に、自分が何も知らなかったことばかりが次々と明らかになってきた。
 その中でも一番驚いたのが、文字の入力方法だ。この機種には、文字の入力方法が次の3種類ある。

  

 左はローマ字入力だが、一度も使ったことがない。私がずっと使ってきたのは真ん中のひらがなが全部並んでいるキーボード。最初のうちは数が多くて、入力したい文字を見つけるのに苦労したが、少しずつ慣れてきて、指の動きも大分早くなった。だが、なんと言ってもキーが小さい。私の指では横の文字に触れてしまうことが多く、入力ミスはしょっちゅうだった。短いメールを入力するにもかなりの時間かかってしまい、だんだんメールを送るのも億劫になってきたので、その高校生に、
「君はどうやって入力してるの?」
と訊いてみた。すると、
「フリック入力です」
「えっ?何それ?」
「i-phone の入力方法です」
と言って、説明してくれた。
「『あかさたな』のキーボード(上の写真の右)で入力するんですけど、例えば「き」を入力したいとしますね。「か」のキーにタッチすると、すぐ上に「か」を中心にして「き」「く」「け」「こ」の文字が出てくるので、「き」のある左方向に指をスライドさせれば「き」が入力できます。試してみて下さい」

 聞いただけではよく分からないので、すぐに試してみた。

 

 本当だ。実に簡単だ。i-phone を使っている子を見たことがあるが、このフリック方法ではなく、何度もキーをタッチして、入力したい文字を探す方法を使っていたので、「けっこう面倒だな」という印象しか残っていなかった。それが原因で、このキーボードを選ばずに来たのだが、何てムダなことをやっていたんだろう。最初からこの入力方法を知っていたら、もう少し快適なスマホ生活を送ることが出来ただろうに・・、残念・・。

 高校生によれば、慣れれば圧倒的に早くなるそうだが、私ではかなの並び方(真ん中左から反時計回りに、「i」「u」「e」「o」)を簡単にマスターできるとはとても思えない。だが、習うより慣れろだ。焦らずじっくり腰を据えて、コツコツ時間を掛けていけばなんとかなるだろう・・、たぶん。

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紅葉狩り 2011

 一週間前に行った穴弘法はそれなりに興味深かったが、紅葉狩りという点からは物足りない気持ちは否めなかった。
「やっぱり岩屋堂に行かなきゃなあ・・」
 それは妻も同じ思いだったようで、「行くか?」と訊いたら、何も言わずについてきた。

紅葉狩り 2011


 晴れ上がって気持ちの良い日だったが、11月も終わりになるとさすがに寒い。フリースだけの私は震えながら歩いていた。妻はと言えば、ダウンで身を固めていただけに元気そのもの、
 「まったく考えが足りないから・・」
私を小馬鹿にした言葉が癪に障った。
 
 例年に比べると、10日ほど遅い紅葉狩りだったが、今年はこれが正解だったようだ。すべての葉が赤や黄色に染まり、見渡す限り紅葉ばかり、これだけ見事に色づいたのを見たのは初めてだったように思う。ライトアップは先週末で終わってしまったため、この見事な紅葉を楽しめるのは陽光の下のみになってしまった。夢幻の境地に遊ぶかのごときライトアップもいいが、陽光を反射する紅葉もまた乙なものだ。
 興に乗って思わず50枚以上も写真を撮ってしまったが、その中から一枚、私のベストショット?をえらぶとしたら、これだ。


 紅葉の中を天に向かって屹立する銀杏。なんだか眩しい・・。
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豆腐

 「この豆乳から豆腐を作れるよ」
と言って、妻が渡してくれたのが、『いわたさんちのこくのある美味しい 豆乳』


ラベルには「家庭で簡単に作れる汲み上げ湯葉とおぼろ豆腐」と書いてある。
 「へ~え、簡単にできるのかなあ・・」
 「にがりが付いているから簡単なんじゃないの」
 「じゃあ、試してみるか」
と言ったものの、私は湯葉があまり好きではない。「おぼろ豆腐」というのもよく分からないが、たぶん固い豆腐ではなく、「おぼろ」な感じの豆腐なんだろう。まだこちらの方が食べたい気がするので、<作り方>に従って作業を進めていった。

�豆乳を温めます(80℃を目安に火をとめます)。


�しゃもじを使い、にがりを2袋全部回し入れます。

 

�フタをして5分間蒸らします。

 

�スプーンで豆腐をすくい、好みの薬味とたれでお召し上がりください。

 


 かつおと醤油で食べてみた。う~~~~ん・・・、豆腐の味がしない・・・。なぜ?
 
 「たぶんこの豆乳が美味しくないんじゃないの?」
妻も一口食べて、残念そうに言った。私には細かなことは分からないが、妻は
 「別の豆乳で試してみようよ。にがりもスーパーに売ってたから」
と妙に積極的なことを言う。
 たぶん湯葉が食べたいからなんだろう・・。
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日本丸 (模型) その2

 1週間経って、日本丸にマストが立った。


 これでやっと帆船らしくなったが、ここまで来るのに何度挫折しかけたことだろう。まずは、「日本丸」の名前が書かれたシールを船首に貼ろうとしたものの、ちぎれてグチャグチャになってしまった。アオシマに電話すれば部品を送ってくれるそうなので、近いうちに電話しようと思っているが、やはり細かな作業は私には厳しい・・。
 船体に色を塗るのにも苦戦した。側面に細い線を黒く入れなければならないので慎重に塗ってみたところ、太くなったり細くなったり、所々曲がったりして、もう見るも無惨な結果になってしまった。「海の貴婦人」と呼ばれている日本丸を無様な姿に貶めることは出来ないから、白で塗りつぶしてもう一度チャレンジすることにした。組み立てが完成してから、画竜点睛の気合いで線を入れてみようと思っている。
 それとこの「日本丸」、進水式も終わっていないのに、もう3度ほど転覆した・・。飾り台からひっくり返っただけならまだしも、床にまで転げ落ちたこともある。その都度、船体の一部が破損して、それを修理するのにも時間がかかり、なかなか組立てが進んでいかなくてイライラすることもよくあった。
 しかし、最初の頃はひどく悩まされた接着剤や塗料の臭いにもいつの間にか慣れてしまったのは、良いのか悪いのかよく分からない。麻痺しているだけなのかもしれないが、頭が痛くなったりしなくなったのは不思議だ。知らず知らずのうちに薬物中毒になっていたりして・・。


 マストを立てた後には、「シュラウド」という網のような物をマストにくっつけた。これがどんな役目をするものなのか、全く知らないが、この後はいよいよセイル(帆)を張っていく作業へと移っていく・・。
 だが、この帆を張るという作業、とんでもなく難しそうだ。組み立て図をざっと見ていたが、マストに糸を張り巡らしておき、その後でセイルを張る、という手順らしい。セールに1mmほどの穴を開け(ピンバイスって道具を使うらしい。何それ?)、そこに糸を通してマストと結びつけていく・・。写真入りの組み立て図であるが、それを見ているだけでめまいが起こりそうだ。はっきり言って自信がない・・。

 名古屋港で見た実物の日本丸は帆を下ろした状態だったから、模型の日本丸も帆を張らないままにしておいても構わないかもしれない。だが、やっぱり帆を張ってこその帆船だ。たとえ恥ずかしいほど不出来でも、帆があった方が見栄えは良いだろう。それに、せっかくここまでコツコツ作ってきたのだから、なんとか最後まで頑張ってみるべきだろう!


 でも、本当に難しそう・・。
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植えた!

 ロストラータを地植えした。
 このところ私の常套手段となっているヤフーオークションでこのロストラータを見つけたときは欣喜雀躍したが、商品説明として、
  『鉢管理より、地におろしてあげたほうが成長が早く葉もより良い色が出ます。
  このフォルム、なんとも言えませんよね~♪
  高さ(鉢底から)約110cm、幅は約50cmです』
と書いてあったから、初めから地植えするつもりだった。ただ、土・日はずっと塾でとても時間が取れず、月曜になってやっと植えることができた。なにせマイナス15度までは生育できるという植物だから、私の住む辺りでは吹きさらしでも平気だろう。ただ出来るだけ日には当ててやりたいので、植えるところを慎重に考えた。
 塾舎の周りにしようかと思ったが、葉が鋭く尖っているだけに、生徒がもし触ってケガでもしたら大変だ。やはり家に植えようと思い直して、庭を物色してみた。だが、もう色んな樹木が植わっていて、新入りに割くスペースはどこにもない。迷った私は妻に助言を求めた。すると、
 「松の木の下に植えたら」
という思いもしなかった妙案を出してくれたので、その通りにしてみた。

 

 

 塾舎から緩い坂を上ってくるとすぐに見えてくる。遠目でもなかなかの存在感だ。本当に素敵だ。
 反対に家から出るときは、こんな感じに見える。


 少し前に父が剪定したばかりの松との収まり具合が絶妙だ。
 今まで買った植物と比べれば、段違いに高価な物だったが、これだけ私の目を楽しませてくれるのだから、いい買い物をしたものだと、自賛している。
 ゆっくり育っていく植物だそうだから、じっくり愛でていこうと思っている。

 



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GNH

 『国賓として来日したブータンのジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王(31)とジェツン・ペマ王妃(21)が11月18日、東日本大震災の被災地を訪れ、福島県相馬市の桜丘小学校で子供たちと交流した。
 ワンチュク国王は、ブータン国旗にも描かれている竜について触れ、「みなさんの中に人格という竜がいます。年を取って経験を積むほど竜は大きく強くなります。竜を養ってください」と児童らに語りかけた』


 このニュースをTVで見たとき、女王が綺麗なことと、ブータンの国旗、そしてGNHという言葉が深く心に残った。



 GNHというのは、前ブータン国王が、1976年に提唱した国民の幸福の尺度で、「Gross National Happiness」の略なのだそうだ。「健康」「教育」「文化の多様性」「地域の活力」「環境の多様性」などの9つの分野にわたって、「家族は互いに助け合っているか」「睡眠時間は足りているか」「植林したか」など72の指標があるそうで、国勢調査によれば、ブータン国民約70万人のうち9割以上が自分を「幸福」だと感じているという。
 驚くべき数字だが、本当にそうか?と疑ってしまう私は、ブータンの人々の対極に位置する人間なのかもしれない。調べてみたところ、「ブータンは、テレビ放送とインターネットがともに1999年に解禁されたばかりという発展途上国」であり、「国民の3割は貧困層に属する」そうだから、どうしてこれで幸せだと言えるのだろう?と不思議に思ってしまうが、それは「ものごとをあまり深刻に考えない国民性」のお陰なのかもしれない。日本人が「努力すればなんとなかなる」と考えるようなことを、ブータンの人々は「人間の力ではなんともならない」と考え、ものごとがうまくいかなくても、「しかたがない」ですますことができ、負の感情をひきずらないのだそうだ。何て幸せな人たち・・。
 幸せというものはあくまでも主観的なものであり、他人から見れば不幸だと思える人でも、本人が幸せだと思っていれば幸せなのである。己の尺度で他人の幸・不幸を測ろうとすることほど野暮なことはない。赤貧洗うがごとくの生活を送っている人でも、幸せだと自認している人もいるだろうし、巨万の富を有している人が世をはかなむことだってよくある。
 そういう意味では、国民の幸福度を科学的に測ることなど不可能だと思われるが、自己申告で「幸せ」と言える人たちを多くすることを国策としているブータンは、国民を中心に据えた政治を目標としていることだけは間違いないであろう・・。

 ブータンの幸福度に懐疑的だった私だが、この国の最大の産業が、ヒマラヤの急峻な山々からの豊富な雪解け水を活かす水力発電だと知って、「なるほど!」と納得できた。GDPの20%をエネルギー産業が占め、電力はインドに輸出し、インドからはダム建設の技術支援を受けているというのだが、これだけでもうブータンが幸せな国であるのは言うまでもないことだと思ったのだ。なぜなら、原子力発電所は必要ないから。今の日本を見れば、「原発を持たない国は幸せである」と断じてもいいように思うから・・。

 でも、ブータンに住みたいとまるで思わないのは、なぜだろう?
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残念!

 落合が負けた。福岡で2連勝したときは、もう優勝間違いなしだと思っていたのに、名古屋でまさかの3連敗・・。ホームで強い中日がどうしたんだ?? もうこれで終わりかな、と思っていたら福岡で勝って3勝3敗までもつれ込んだ。こうなりゃ、第7戦は落合竜の最終戦、どんなことがあっても勝つんだろう、いや勝たねば!と思って見ていたところ、相変わらずの貧打・・。投手陣はそれなりに踏ん張ったものの、結局は零封され、あえなく敗戦。落合に花道を飾らしてやりたいと思って、にわか中日ファンになったものの、ついにその夢は潰えてしまった、残念・・。



 「いい8年間だった。負けたのは残念だが悔いはない。ここまで来られたのは、あいつらのおかげ。俺は今日でいなくなるけど、今までやってきたことを継続してやっていければ。外からどういう野球をするのか見ている」
と試合後、落合は語ったと言われるが、さすが落合、潔い。誰が見たって不甲斐ない打撃陣に苦言を呈することなく身を引くなんて芸当はそう簡単にできるもんじゃない。それは優勝した秋山監督に祝福の言葉をかける次の写真を見ても分かる。


 何て言ったんだろう?興味が湧くが、試合中にTV画面に時折映し出された落合の顔は、いつもと全く変わらず淡々としたものだった。本当に日本シリーズ第7戦を戦っている監督?と言いたくなるほどいつも通りで、見ているこちらが拍子抜けするほどだった。しかし、実にカッコイイ。きっと俯瞰的に試合を見る目が落合にはあるんだろうな、と感心してしまった。やはり希有な名監督だ。

 それにしても、神経戦の連続だった今年の日本シリーズ、球界の盟主を自認する巨人が、球団内のゴタゴタでミソを付けたのは許せない。清武の糾弾もナベツネの反論も、どうでもいい内輪もめに過ぎないのに、本シリーズ中にもかかわらずマスコミが大きく取り上げ、騒ぎが大きくなったのは許し難い。どのみち原に監督を任せておく間は巨人が強くはなることはないのだから、じたばたしたところで意味がない。

 原をクビにして落合を監督にすればいいだけのことなのに・・。
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