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石楠花と芍薬

 家に咲いた石楠花と芍薬

 石楠花は植えっぱなしにしておいたのが久しぶりに咲いた。


 芍薬は初めて咲いた。


 どちらも綺麗な花だが、豪華さでは芍薬に軍配が上がる。
 甲乙付けなくてもいいんだけど・・。
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「夜の谷を行く」

 桐野夏生「夜の谷を行く」を読んだ。
 週刊誌の書評欄を見て、ぜひ読んでみたいと思い、Amazonで注文した。以下に、Amazonに載っていたあらすじを引用してみる。

「連合赤軍がひき起こした「あさま山荘」事件から四十年余。
その直前、山岳地帯で行なわれた「総括」と称する内部メンバー同士での批判により、12名がリンチで死亡した。
西田啓子は「総括」から逃げ出してきた一人だった。
親戚からはつまはじきにされ、両親は早くに亡くなり、いまはスポーツジムに通いながら、一人で細々と暮している。かろうじて妹の和子と、その娘・佳絵と交流はあるが、佳絵には過去を告げていない。
そんな中、元連合赤軍のメンバー・熊谷千代治から突然連絡がくる。時を同じくして、元連合赤軍最高幹部の永田洋子死刑囚が死亡したとニュースが流れる。
過去と決別したはずだった啓子だが、佳絵の結婚を機に逮捕されたことを告げ、関係がぎくしゃくし始める。さらには、結婚式をする予定のサイパンに、過去に起こした罪で逮捕される可能性があり、行けないことが発覚する。過去の恋人・久間伸郎や、連合赤軍について調べているライター・古市洋造から連絡があり、敬子は過去と直面せずにはいられなくなる。
いま明かされる「山岳ベース」で起こった出来事。「総括」とは何だったのか。集った女たちが夢見たものとは――。啓子は何を思い、何と戦っていたのか。
桐野夏生が挑む、「連合赤軍」の真実」

 確かにこの通りだが、この小説はこのあらすじからだけではとうてい計り知れない奥深さを持っている。特に、最後の1ページをどう読むかは人それぞれであろうが、私は何度も何度も繰り返し読んでみた。だが、まだ(啓子の言葉を借りれば)言語化できないでいる・・。
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「騎士団長殺し」

 村上春樹の「騎士団長殺し」を読んだ。
 読書量がガクンと落ちた私にとって、上下1000ページを超える長編を果たして最後まで読み通せるのか少々心配ではあったが、それが杞憂に終わるほどの面白さが詰まった一作だった。

 私はハルキストなどではないが、村上春樹の書く日本語は美しいと思ってきた。平易でいて含蓄に富む。特に比喩の多様さには舌を巻くばかりだ。今作では、さらに濃密さが増し、平板な記述などどこにもない。それでいて1000ページを全く長く感じさせない、それどころかもっと読んでいたい、と感じさせるのだから、恐れ入るばかりだ。
 
 このブログをほんのたまにしか更新しなくなり、表現力が著しく衰えてしまった今の私には、これくらいの感想しか書けないのはまったくもって残念至極だ。
 
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