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百花の王

 今年初めて牡丹を育てた。7本植えたうちの1つが咲いた。



 牡丹は「百花の王」と呼ばれるそうだが、育てる前はアマリリスの美しさを知らない中国人が名付けたのだろうと、高をくくっていた。でも、実際咲いたのを見るとその評価も宜なるかな、と思った。

 多分「百花の王」と名付けた人はアマリリスを知らなかったんだろうと、少しばかり哀れんでみたりしたが、甲乙付けがたい美しさであることには全く異論がない。

 安倍内閣の醜悪なニュース記事ばかり目にする昨今、「流れに耳を洗う」という故事にならって、この牡丹の美しさが私の目を些かなりとも洗浄してくれたらいいのだが・・。
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