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SMAPのCM

 金曜日の昼、「笑っていいとも」を一人で見ていたら、初めて見るCMが流れた。それは、コンサート会場の場面で電光掲示板に「SAMPLE」と出ている。これは、ひょっとしてと思ったら、やはりSMAPのメンバーが登場した。しかし、声が変えてある。変な関西弁でメンバーの口の動きにあわせて、何か話している。順番は忘れてしまったが、一人一人映し出される全員に同じ関西弁のアフレコがついていて、妙になじめない。いやなCMだな、と思いながら最後まで見ていると、リクルートの「ホット・ペッパー」のCMだと分かった。ふ~んと思ったが、これは絶対教えるべき情報だと思った私は、稲垣吾郎の舞台を見るため、東京行きの新幹線に乗っているであろう妻に電話してみた。
 「何?」
 「SMAPが出てるリクルートのCM見たことある?」
 「ないけど、SMAPが出てるのは知ってる」
 「いま、TVで流れたよ。変な関西弁がかぶさっていてさあ・・」
 「分かった、録画してあるから後で見る、新幹線だから切るね、じゃあ」
そうか、金曜日の「笑っていいとも」には草剛が出ているから録画してあるに決まっている。余分なことをわざわざ電話しなくてもよかったのに、と少し後悔した。
 その日は妻の帰宅が遅かったため、ほとんど話をしなかったが、土曜になって少し聞いてみた。
 「見た?、CM」
 「録画した『笑っていいとも』を見ていたら、眠くなっちゃったから、CMのことはよく覚えていないけど」
 「SAMPLEっていうのはいつのコンサート?」
 「去年。場所よく見ていないから分からないけど、たいてい国立(競技場)だと思う。コンサートは毎回、ビデオに撮って反省会はしてると中居君が言ってるけど、販売するビデオをとるのは一箇所だけで、去年は国立だったはずだよ」
 「ビデオを撮るときは何か違うの?」
 「変なことは言わないし、最初のメークがばっちり決まってる」
 「ふーん、そんなもんか。でも、あのCMは変だよね」
 「そうだね、声を変えるくらいなら、わざわざSMAPを使わなくてもいいのにとは思う」
 
     SMAP出演のホットペッパーのCM
 
 このリクルート社の「ホットペッパー」というのは、「集客したいという飲食店と、お店の情報を探したいという読者双方のニーズをマッチングし、地域の消費活性化を促進することを目的としたクーポンマガジン」なのだそうだ。今までにも、洋画を内容とはかけ離れた吹き替えをしたCMを作ってきたのだが、私はあまり好きなCMではなかった。その手法を今回はSMAPに応用したのだろうが、やっぱり面白くない。またかという気がして、奇を衒ったつもりがかえって面白みを欠いた結果になってしまっているようだ。タレントぞろいのSMAPだから、彼らにそのまま関西弁でしゃべらせたほうがよっぽどインパクトがあったのにと、私は思う。 

     ホットペッパーCM劇場

SMAPの出演したCMは、それこそ星の数ほどあるが、私はNTT東日本のCMが一番好きだ。2年ほど前だったと思うが、メンバーがビルの上で、「エイトマン」の歌を歌うだけのシンプルなものだったが、シンプルなだけに深く印象に残っている。メンバーが「ガッチャマン」に変装したものもあったようだが私は見たことがない。我が家はNTT西日本の区域なので、地上波でCMは放送されないがハイビジョンでは放送される。妻はちゃっかり録画しているようだが、見せてくれるようなやつではないので、頼んだことはない。でも、一度見てみたいとは思う。


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