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温室

 ネットで手頃な大きさの「カシワバゴムノキ」を見つけた。市内のホームセンターには、1m50cm以上になった大きな葉の「カシワバゴムノキ」が売られていたが、そんな大きな物を家まで運んでくるのは面倒だし、できれば小さな物を買って大きく育てたいと思っていただけに、ネットで見つけた「カシワバゴムノキ」はまさに打って付けの大きさだった。すぐに買いたかったが、一応妻の許可を得る必要もあったので、注文するのに一日余分にかかってしまったが、それでも店側が迅速な対応をしてくれて、日曜日の午後には家に運ばれてきた。


 高さが30cm以上ある陶製の鉢に入っているため、全体は75cmほどの高さになっている。まだ葉は小さいが、密生していて、これからどれだけ大きくなるのか非常に楽しみだ。
 もうこれでしばらくは集めないでおこう、と思ったが、一日経ったら今度は「キングパーム」が欲しくなってしまった・・。


『スラッと伸びた幹に羽状葉が広がる、非常に美しいヤシ科の観葉植物です。学名は英国のアレキサンドラ王妃に因んで付けられました。 葉裏が白粉を吹き、シルバーがかった姿が優美です。耐寒性も比較的強く、育てやすい観葉植物です』
との説明を読んだら、ますます欲しくなってきた・・。なんてバカ・・。

 しかし、部屋の中が本当にジャングルのようになってきた。


 足の踏み場がないくらいだ。私としては愉快きわまりない情景だが、妻から見ればいい加減にしてほしいようだ。まあそれも当然だが、これからもちょっとずつ葉っぱを増やしていったら、いったいどうなるのだろう。適当なところで止まらなきゃいけないだろうが、それがいつにんるのか、自分でもはっきり分からない・・。

 やっぱり温室を買うべきなんだろうか?温室の中で暖かい環境を整え、育てていくべきだろうか?
 悩ましい問題ではあるが、ちなみに温室を作るとなると、どれくらいの費用がかかるものなのか調べてみた。


「間口1930x奥行3150x高さ2030cm」 という手頃な大きさで135,000円・・。やっぱり高いなあ・・。いい感じだけどなあ・・。

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「ソーシャルネットワーク」

 妻がブルーレイディスクのレコーダーを買ったので、ブルーレイというものがどれだけ鮮明なものなのかを試すため、TSUTAYAで「ソーシャルネットワーク」を借りてきた。今年の初めに上映された映画が早くもブルーレイ化されたのは驚きだが、見る機会を逸していた私には嬉しいことだった。あらすじは次のよう・・。

『世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「Facebook」創設者マーク・ザッカーバーグの半生を、鬼才デビッド・フィンチャーが映画化。2003年、ハーバード大学に通う19歳のマークは、親友のエドゥアルドとともに学内の友人を増やすためのネットワーキング・サービスを開発する。そのサービスは瞬く間に他校でも評判となり、ファイル共有サイト「ナップスター」創設者のショーン・パーカーとの出会いを経て、社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへと急成長を遂げるが……』


 ネット世界に浮遊している私であるから、「Facebook」の存在は当然知っている。だが、その詳細についてはほとんど知らないので、Wikipediaで調べてみた。

「Facebookは、Facebook, Inc.の提供する、SNSである。2004年にアメリカ合衆国の学生向けにサービスを開始した。当初は学生のみに限定していたが、2006年9月26日以降は一般にも開放された。日本語版は2008年に公開。13歳以上であれば無料で参加できる。実名登録制となっており、個人情報の登録も必要となっている。
 公開後、急速にユーザー数を増やし、2010年にサイトのアクセス数がgoogleを抜いたとして話題になった。2011年現在、世界中に5億人を超えるユーザーを持つ世界最大のSNSになった」

 もともとはハーバード大学の学生が交流を図るための「ザ・フェイスブック」というサービスを開始したのが始まりらしいが、映画では、それが巨万の富を生むサイトに発展していく過程での人間模様を描かれている。ネットという無機的な社会に、色と欲の絡み合った人間関係が持ちこまれるのも生々しいが、起業家の始まりなど皆こんな感じなのかもしれない。どこまでが真実なのか私にはよく分からないが、時代が変わっても人間のすることに大差はない、と思った・・。

 そんな折り、京大から「アラムナイ・ネットワークに登録ありがとう」という葉書が届いた。「alumni」というのは、「学校のOB,OG; 卒業生」という意味だが、私自身登録した覚えなどまるでない。何か怪しい気がしてHPに行ってみたところ、インチキではないようだった。

『京都大学では、平成22年9月に京都大学アラムナイ・ネットワーク(KYOTO UNIVERSITY ALUMNI NETWORK)「京大アラムナイ」を開設しました。
これは、卒業生相互、更には京大と京大卒業生のコミュニケーションをより密接にし、末長く“つながり”を大切にしていくためのネットワークシステムです。
皆様、是非ご登録ください。』

 ふ~~ん、これも一種のFacebookかなあ・・、と思ったら、ちょっと興味が湧いてきて本登録してしまった。ひょっとしたら昔の知人の近況が分かるかも、と期待して・・。

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新美南吉

 先日中学3年生の模試を行っていたとき、国語の問題を見てみたら、新美南吉の「川」という小説から出題されていた。中3の問題に新美南吉か・・、と意外な気がして本文を読んでみた。
 「晩秋の冷たい川に、どれだけ長く入っていられるものか、久助君たちは競う。勝ったのは、兵太郎君。だが、川から上がった兵太郎君は自分で歩くこともできないくらい疲弊していて、負ぶって帰ったものの、翌日から学校に来なくなってしまった。久助君は兵太郎君の身を案じ、懊悩を深める・・」
といった内容の話だが、試験問題は途中で終わっていて、その先がどうなったのか全く触れられてない。こんな中途半端な状態では気持ちが落ち着かない。続きを読みたくて、検索してみたところ、 全文が青空文庫にあった。
 
 読み終わって気持ちは落ち着いたが、新美南吉について少し考えてみた。「ごんぎつね」は昔から小学校の国語の教科書に掲載されていて、ずいぶんなじみ深い。他にも多くの作品が教科書や問題集に採用されているので、彼の作品はかなり読んでいるつもりだったが、この「川」は初めて読んだ。そう言えば、いったい新美南吉についてどれだけ知っているんだろう?自問してみたところ、「愛知県の出身で、若くして亡くなった童話作家」くらいの答えしか、頭に浮かんでこなかった。ちょっとそれでは失礼だろうと、改めて彼の短い生涯を調べてみた。(Wikipediaより)

1913年
 7月30日 畳屋を営む父 渡辺多蔵、母 りゑの次男として愛知県知多郡半田町(現在の愛知県半田市)岩滑(やなべ)で生まれる。この前年に生まれ、生後わずか18日でなくなった長男の名をそのまま付けられた。これは父親が2人分生きてほしいとの願いを込めたもの。父親の好きな講談に登場する英雄梁川庄八に由来する。
1917年
 11月4日 母 りゑ逝去(享年29)。
1919年
 2月12日 父 多蔵再婚。義母の名は「志ん」。2月15日弟益吉誕生。
1920年
 4月1日 知多郡半田第二尋常小学校入学。おとなしく目立たない児童で、体は少し弱かったが成績は良かった。
1921年
 7月19日 父多蔵離婚。しかし同年12月6日には同じ相手と再婚している。
 7月28日 正八、母方の祖母 新美志も の養子となり、新美正八と改姓。祖母と二人で暮らし始めるが、12月には新美姓のまま実家渡辺家に戻る。
1926年
 旧制愛知県立半田中学校(現・愛知県立半田高等学校)へ入学。
1928年頃~
 この頃から童謡や詩の投稿を始める。また、文芸誌『赤い鳥』や小川未明の『日本童話集』にであう。
1931年
 3月24日 岡崎師範学校受験するが体格検査で不合格となる。
 4月1日 愛知県知多郡半田第二小学校の代用教員となるが、8月には一身上の都合で退職している。
 5月 『赤い鳥』に初めて童謡が掲載される(5月号「窓」)。
1932年
 1月 『赤い鳥』1月号に童話「ごん狐」掲載。
 4月 東京外国語学校(現・東京外国語大学)英語部文科文学に入学。
1934年
 2月25日 喀血。この頃顔色も優れず、頻繁に盗汗。
1936年
 3月16日 東京外国語学校を卒業。神田の貿易商会に勤めたが、二度目の喀血をして11月に帰郷。
1937年
 4月 知多郡河和小学校の代用教員となる。夏に体調をくずし、7月31日退職。
 9月 杉治商会(家畜の飼料製造販売)鴉根山畜禽研究所に入社。
1938年
 3月 安城高等女学校(現・安城高校)の教員となる。英語、国語、農業担当。
1941年
 初の単行本『良寛物語 手毬と鉢の子』(学習社)刊行
1942年
 10月 初の童話集『おぢいさんのランプ』刊行
1943年
 1月 病状悪化(喉頭結核)。2月には安城高等女学校を退職。
 3月22日 逝去。享年29。
 9月10日 童話集『牛をつないだ椿の木』、9月30日 童話集『花のき村と盗人たち』と2冊の童話集が相次いで刊行。


 なんだか短くも寂しい一生だったような・・。

 青空文庫を訪ねれば相当数の他の作品も読める。以下にいくつかの作品をリンクしてみた。
「ごん狐」
「牛をつないだ椿の木」
「花のき村と盗人たち」
「久助君の話」
「屁」
「手袋を買いに」
「赤い蝋燭」
「飴だま」
「デンデンムシノ カナシミ」

 ゆっくりと味わいたい作品ばかりだが、私の好みを言わせてもらえば、「屁」が一番だ。
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「パイレーツ・オブ・カリビアン」

 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』を見た。曲がりなりにも1~3作を見ている私が新作を見ないわけにはいかない。どんな話なのかまるで知らずに見に行った。
 とは言え、スト-リーなど気にするような映画ではないから、ただひたすらスクリーンに注目した。3Dで見たのだが、その効果はないと言ってもよかったように思う。目が疲れたし、画面も全体的に薄暗くなってしまい、2Dで見ればよかったと後悔した。
 しかし、映画の内容自体は期待を裏切らない、さすがディズニーと言いたくなるほど充実していた。とにかくジョニーデップがすごい。映画の最初から最後までほとんど出ずっぱりだ。しかも、「ジョニーデップってアクションスターなの?」と見紛うばかりの奮闘ぶりで、「こんなにかっこいいとジャック船長らしくない」と思ったほどだった。だが、サイドストーリーで時間を稼ぐこともなく、ジョニーデップを前面に押し立てて一直線に最後までつっ走る展開は、気持ちがよかった。やはり娯楽映画はテンポが大事だ。
 
 一緒に見た妻は、「前3作をきちんと見てないから、見に行くのはイヤだ」とゴネていたが、「この新作はストーリー上、前3作とほとんどつながりがないらしいから大丈夫」と宥めて、何とか付き合ってくれた。だが、結局はかなり楽しめたようだった。その証拠に、見終わった後、売店でジャック船長のフィギュアを買っていたから・・。


 顔は余り似ていないが、揺すると体がくねくね動いて、ジャック船長そっくりの動きをする。SMAP関係以外でこうしたグッズを妻が買うのも珍しいから、よほど映画が面白かったのだろう。
 
 私は私で、ジャック船長が「生命の泉」を探してジャングルの中を歩くときに、大きな葉っぱがいくつも映し出され、「いいなあ、こんな所に行きたいなあ・・」としみじみ思ってしまった。その挙げ句、また葉っぱが欲しくなってしまったので、映画館を出た後三貴フラワーセンターに行き、「旅人の木」という観葉植物を買ってしまった。


 『葉はバナナに似て、長い葉柄を持って、整然とした2列生で、見事に扇状に広がる大型の植物です。高さは20mくらいになり、熱帯では庭園樹としてよく植えられています。タビビトノキ(旅人の木)の名は、葉鞘部に水が溜まり旅人がこれを利用することからついたか、葉が2並列して一定方向をに並ぶので、方角を知ることができたからだともいわれますが確かではありません』

 でも、いくらフラワーセンターに一刻も早く行きたくても、エンドロールの後にある恒例のワンシーンを見るまで席を立つのをじっと我慢した。やっぱり続編はあるんだろうなあ・・。
 (あの可愛い人魚のその後も気になるし・・)


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網戸

 「節電」が今夏の一大テーマだが、ならば自分に何ができるか考えてみたところ、まずは、網戸を直すことだろうと気がついた。塾舎の網戸は網が破れてしまい、もう何年も前から外してあった。したがって、虫が飛び交う時期になると窓を開けっ放しにすることができず、閉めれば暑くなって、5月中からエアコンをつけて授業を行うことも多かった。網戸さえ直せば、窓を開けることのできる期間も長くなり、それだけ電気代を節約できるのに、とは何度も思ったが、網を張り替えるのが面倒で、エアコン頼みでずっと過ごしてきた。なので、「節電=網戸の張り替え」とつながるのも至極もっともな話で、そろそろ虫が飛び始める時期とも重なったので、ホームセンターまで行って張り替え用の網を買ってきた。
 とは言え、私は一度も張り替えたことがない。やればできぬこともないだろうが、手持ち無沙汰にしていることが多い父に、張り替えをしてくれないか頼んでみた。
「よし、分かった」
と気持ちよく引き受けてくれたが、とみに体力が衰えてしまった父だけに、私が手伝わない訳にはいかない。父の手が回らないところをフォローするつもりで作業を始めた。
 驚いたことに網を枠にはめ込んでいく道具を父は持っていた。今まで何度か交換したことがあるのだろう、慣れた手つきで破れ残った網を引っ張り出し、ゴム紐を使って新しい網を枠にはめ込んでいく。時々手が震えて上手くいかないこともあったが、概ねしっかりした手つきでまずは網戸一枚を完成させた。本当は写真を撮っておくとよかったが、カメラを取りに行く時間がないほど迅速に作業が進んでいった。2枚目もほどなくできあがった。
「ありがとう」
と言って、早速完成した網戸を窓枠に設置してみた。

 
 
 涼やかな感じがして、気持ちがいい。網目が細かくて、これなら虫が忍び込む心配はなさそうだ・・。
 実際、夜に網戸の効果を確かめてみたが、清々しい気分で授業ができた。これならしばらくはエアコンの世話にならずに済むかもしれない。

 でも、向こう3ヶ月の天気予報によれば、
『去年の夏は記録的な猛暑になりましたが、気象庁によりますと、来月から8月にかけて、気温は全国的に平年並みか平年より高く、ことしも「暑い夏」になると予想されています。気象庁は、この夏も熱中症には十分注意するよう呼びかけています』(NHKニュース)
 
 よっぽど覚悟を決めないと、付け焼き刃な節電対策では大した効果がないかもしれない・・。でも、やらぬよりは増しだと思って、せっせと取り組んでいこうと思っている。

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チキンラーメンお好み焼き

 震災が起こってから、食べ物の記事を載せる気になれずにきたが、こんなものを見つけてしまっては載せるしかない。その名も「チキンラーメンお好み焼き」。


 「キャベツとたまごでつくるチキンラーメンのお好み焼きだよ」
と箱に書いてある。チキンラーメンの味がするお好み焼きってどんな味がするんだろう?おいしいんだろうか?
 やっぱり試すしかない。箱に書いてある「おいしい作り方」にしたがって、作ってみた。

<準備する>
①「チキンラーメンお好み焼きのもと」を大さじ2杯(約30ml)の水によく溶かす。

 

②たまご2個を混ぜる。(しっかりとお水で溶いてから卵を入れてね!)  

 

<めんをつくる>
③温めたホットプレートにめんを置き、キャベツをのせ、めんの上から水を150mlほどかける。

 

④フタをして約4分蒸し焼きにして、裏返す。(こげないように注意!)

  

⑤めんを広げる。


<仕上げる>
⑥準備した「チキンラーメンお好み焼きのもと」をめんの上にかけてフタをする。(約1分半)
 (中心からゆっくりかけてね!もとが広がる場合はめんによせてととのえてね!)

 

⑦もう一度裏返してフタをする。(約2分)


⑧できあがり!  
お好みでソースをかけてね! 

 


 できあがりは余りおいしそうには見えなかったので、食べる気がしなかった。だが、せっかく作ったんだから、と思い直して食べてみた。すると、思ったよりもチキンラーメンの味がしない。キャベツの味と卵の味、それとお好み焼きソースとマヨネーズの味が勝ってしまっていて、ごく普通の「メンの入ったお好み焼き」の味がしただけだった。でも、十分食べられるおいしさだ。
 ただ、「チキンラーメン」に郷愁を感じて食べてみようと思った人には少し物足りないかもしれない・・。

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緑さす

 毎日新聞朝刊に掲載されている「季語刻々」、普段は目を通すことがあまりないのだが、昨日取り上げられていた中村祐子さんの句には、自然に目がとまった。

  「少年の顔となりたり緑さす」

 選者である坪内稔典さんの解説がいい。
 『季語「緑さす」は、新緑を通して光の差すようす。祐子の句は緑がさして何かの顔が少年の顔のように見えたというもの。中年の男とかブロンズ像とかに緑のさしたようすだろうか。
 「緑さす」は国語辞典などにはまだ見当たらない。一部の歳時記に出ているのみだが、これから育つ季語かも。語感がきれいだ。』

 まさに新緑の季節。どこを歩いていても、新しい緑で溢れている。まさに「緑したたる」といった風情だ。こんな時に、緑の隙間を透いてくる陽光を浴びれば、いくらくたびれた中年親父でも若木のように瑞々しく見えるかもしれない。たぶん選者はこの句をそう解しているのだろう。
 
 だが、私は違う解釈をしてしまった。



このところ、私の一日は、寝所の隣室に居並ぶ葉っぱたちを眺めることから始まる。天気がいいと、陽差しが緑に反射して眩しい。清々しい空気にふれ、次第に寝起きのボーとした頭も覚めてくる。「ああ、気持ちがいいなあ・・」、そう伸びをする私の顔はきっと少年のように輝いていることだろう・・。

 などとずいぶん手前味噌な解釈だが、実に秀逸な名句だと思った。ふだん俳句とは無縁な生活を送っている私だが、17文字で切り取られる世界にインスパイアされることもあるもんだな、と俳句の力を再認識した。

 で、私の一句。

 「緑さす部屋にてしばし時忘る」

 お粗末・・。
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一人少ないのは・・

 SMAPのメンバーが中国の温家宝首相と懇談し、「世界に一つだけの花」の中国語バージョンをアカペラで歌った場面は、TVニュースで何度か見た。


 だが、上の写真でも分かるように吾郎ちゃんがいない。
「なんでいないの?」
と妻に尋ねたら、
「舞台」
と即座に答えた。
「舞台ってこの間見に行ったやつ?」
「そう」

 なるほど、14・15日の2日間、上京して見てきたあの舞台か・・。


 どんな芝居なのか、全く知らないが、帰ってきた妻に「どうだった?」と訊いたら「よかったよ
」と満足げだったのはよく覚えている。息子の部屋に泊まって、2回も見てきたのだから、気分がいいのも当然だろう・・。
 その時に「おみやげ」と言って渡してくれた「どん兵衛」ストラップ。なかなか写真を載せる機会がなかったが、やっと日の目を見ることができた。


 なんでも、中居くんがCMに出ている「どん兵衛」のアンテナショップのような店で、「どん兵衛」を食べたら1個もらえたそうだ。妙にデカくて、とても使う気にはなれそうもない代物だが・・。

 そう言えば、SMAPは9月に北京公演を行う計画だそうだが、妻によれば「それがツアーの初日かなあ・・」。妻は、秋からライブが始まるんじゃないかと期待を寄せているが、果たしてどうだろう・・。今年はSMAPのデビュー20周年だから、「ライブは必ずある」と言い続けている妻だけに、かなりの信憑性はあるように思うのだが・・。
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あえて「モー娘」

 土曜の夜11時半からは、地元のCBCラジオで「モーニング娘。」の番組が始まる。「モーニング娘。道重さゆみの今夜も&eうさちゃんピース」といういい年こいて書くのも恥ずかしくなるようなタイトルだが、その内容も取り立てて言うほどのものではない。最後まで聞いたことがないので詳しいことは言えないが、「AKBだ」「SKEだ」と騒がしい世の中で、あえて「モーニング娘。」のメンバーがパーソナリティを務める番組があるなんて、不思議でたまらない。調べたところ、番組開始は2006年10月5日というから、もう4年半以上続いていることになる。放送時間は何度か変わったようだが、こんなに長く続いているのだから、根強い多くのファンが番組を支えているのだろう。そんなコアなファンがいるなんて、腐っても鯛、「モーニング娘。」もなかなかなものだ。

 しかし、道重さゆみってどんな娘?「モーニング娘。」など紅白歌合戦に出なくなってからほとんど見たことがないから、今どんなメンバーがいるのか全く知らない。そこで、検索してみた。


この写真の「ピースサインをした両手を頭の上に置き、うさぎの耳のように見せるポーズ」とは、「道重さゆみのトレードマークとなって」いて、ラジオ番組のタイトルもこれから来ているのだそう・・。まあ、そんな情報はどうでもいいけど、特別可愛くもないごく普通の女の子って感じだ。アイドルと呼ぶには少々インパクトが足りない気がする・・。

 それでも、AKBが席巻している現在のアイドル界で、今はもう過去の遺物となってしまった「モーニング娘。」で頑張っている彼女の声をラジオで耳にすると、「けなげだなあ・・」と妙に感じ入ってしまう。たまたま「モーニング娘。」に入ってしまっただけで、時期がずれていたらAKBの一員になっていたかもしれないだろうに・・、と運の悪さにも同情してしまう。 が、それだけだったら、わざわざこのブログで取り上げたりしなかっただろうが、21日の番組を聞いていて、ついつい「頑張れよ!」と言いたくなったから、こんなアホな文章を書く気になった。すなわち・・、
 4月29日に彼女の地元山口で「凱旋コンサート」を行ったのだが、その日はたまたま彼女の両親の結婚記念日だったそうだ。なんて奇遇、私の結婚記念日も同じく4月29日・・・。さらには「モーニング娘。」46枚目のシングル「Only you」の発売日が私の誕生日の6月15日だと聞けば、奇遇の2乗であり、これはもう何らかの縁があるとしか思えない・・。こんな娘の声を聞いて、応援しなければ人倫にもとる、などとちょっと大袈裟なことを思ったものだから、全くファンでもない私が少しくらい応援してもいいかな、という気になってしまった。


 馬鹿みたい・・。
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It's カーニバル!

 金曜日にまた三貴フラワーセンターに行ってしまった。GW中に初めて行ったのをきっかけに、先週「ブラックスワン」を見に行った帰りにも寄ったから、これで3回目になる。何で?と問われるかもしれないが、今の私の心は観葉植物に対する愛で満ち溢れているのだ。先週はオーガスタとサンセベリア・キリンドリカ、今週はセロームとアルテシーマとウンベラ-タとコーヒーの木を買ってきた。数えてみたら20鉢以上になってしまったが、どれも愛おしくてたまらない。愛情を注げばそれに応えてくれるのが植物の可愛いところだ、全ての鉢が新しい葉をどんどん伸ばし始めた。毎朝、毎晩成長の度合いを確かめるのが、今は一番の楽しみだ。
 葉っぱ好きの私とは違って、妻は庭で花を育てるのが好きだ。特にハーブ・・。金曜日はそんな妻のために、園芸コーナーにも立ち寄った。さすが三貴フラワーセンター、園芸部門も充実している。広い敷地に様々な種類の花の苗と野菜の苗が並べられていた。余りにたくさんあって、自分の好みの物が簡単には見つからないほどだ。妻も目移りするらしく、どれを買ったらいいのか簡単には決められないようだった。私は先に買っておいた葉っぱたちを抱えながら、花たちを見るともなくうろうろしていたが、やはり運命なのか、見つけてしまった、ハイビスカスの鉢を!!
 昨年は、赤と黄色のハイビスカスを買って、豪華な花を長い間楽しんだ。今年はもっとたくさんのハイビスカスを買って贅沢な気持ちを味わいたいものだと思っていただけに、見つけたのはラッキーだった。しかも1鉢380円という安さだったから、「たくさん買えるぞ!」と嬉しくなってしまった。
 いくつ買おうかな・・、とウキウキしながら選んでいたら、6色売られているのが分かった。以下にラインナップを載せてみる。
   『革命のフラミンゴ』
   『癒やしの白』
   『情熱の赤』
   『幸福の黄色』
   『誘惑のピンク』
   『魅惑のオレンジ』
添付された札にそう書いてあった。かなりシュールだ・・。
 さらにその札の裏面には、次のようなアドバイスが書いてある。
『・肥料は当園で施してあるので、2ヶ月後くらいにあげてください。
 ・水は毎日あげてください。
 ・太陽の光は大好物!真夏は涼しく日光の届く環境がベストです。
 ・あとは、いつもあなたが心のテンションを上げて南国気分でいてください。
   It's カーニバル!

 なるほど、カーニバル気分で育てりゃいいのか。よし、6色全部買おう!!
 
 家に戻ってすぐに大きな鉢に2本ずつ植え替えた。


 まだ『革命のフラミンゴ』が一花咲いているだけだ。しかし、つぼみはたくさんある。さあ、どんどん咲いて、私をカーニバル気分にさせてくれ!!
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