観客席の席の間隔が狭く、人々の接触・接近が避けられないということでプロスポーツ試合は中止か無観客実行になっています。無観客実行は年間計画を何が何でもこなしたいということでしょう。野球は選手間感染の恐れは小さい方かもしれませんが、相撲はまさに接触スポーツですから、誰か相撲取りに感染者がいれば、相手にうつす確率は非常に高いと思います。相撲取りの中で感染者が出ないように、あるいは出たらすぐ隔離・治療するようにするということでしょう。プロはスポンサーあるいは有料で見に来てくれる観客がいることで成り立っていますから新型コロナウイルス感染拡大が止まるかどうか不安なことだと思います。
今後の予測ですが、今のところ感染拡大は止まりそうもありません。感染拡大が続いているということは防止対策が不十分ということを示しています。感染した恐れがある人、感染者が人と接触・接近しないことが重要ですが、接触・接近してしまう人が非常に多いので感染拡大は続く恐れが大きいと思います。お金とか生活の心配でどうしても無理する人が多いと思います。また、情報・データが不十分、政府も人々も自覚不十分で対策がいい加減になっており、政府も人々も合理的な対応ができていないと思います。
今後感染拡大が続いた場合、大半の人は感染しても免疫ができて治ると思います。しかし、少数ですがウイルスに負けた人は死にます。治っても後遺症が出る人もいるようです。不特定多数の人が群れる場所には行かない、満員バス・電車は避ける、外出したら、あるいは人と接触・接近したら手洗い、うがいなどを行う、栄養、睡眠、適度な運動を行い体力を維持する、疲れ切らないなどの感染・発症防止対策が重要です。政府や誰かの指示に従っていれば大丈夫とか、自分は感染しないと思い上がるとか、自分で対策を考えない生活は自分のためにも人のためにもなりません。
世界で感染拡大がとまれば何とか東京オリンピック開催はできますが、止まらない状態で開催する場合、日本は感染防止対策、感染検査、隔離・治療などの体制をとることができるでしょうか。ウイルスにもめげずオリンピックを開催すると、感動物語もたくさん生まれるかもしれないが、爆発的感染拡大という悲劇的なオリンピックになる恐れもあります。観客席、選手村などは集団感染がおこる恐れが大きい場所です。IOCは開催すると言っているそうですが、爆発的感染拡大を想定して真剣に対応検討を続けた方がいいと思います。突撃でウイルスが負けてくれることはありません。