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ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

人々は安倍晋三内閣がいいと言うがどこがいいのかわからない

2019年10月10日 | 社会
少なくとも私の町を観察すると、庭なし狭小住宅がどんどん増えています。
125㎡ぐらいの敷地に総二階の家が建っています。
駐車場はありますが、庭がありません。
 
貧乏人の私の父が住んでいた家が同様の敷地・家の狭小住宅でした。
駐車場がない代わりにささやかな庭がありました。
それでも私は狭苦しいと思い、大人になったらもっと広い住宅に住もうと思っていました。
70年前の日本のお話しです。
 
ところが70年後の現代、庭なし狭小住宅がどんどん増えています。
日本はどうなってしまったのでしょうか。
庭なし狭小住宅の増加は貧困層拡大の証拠ではないでしょうか。
 
戦前は本当に貧困でした。
戦争で人々はどん底の生活を経験しました。
戦後、アメリカ・ヨーロッパの進んだ工業技術を導入して生産を改善し、人々の生活水準はどんどん向上しました。
中間層が拡大し、住宅事情が大幅に改善しました。
都市部でも人々は225㎡ぐらいの敷地に2階建ての家を建てることができるようになりました。
 
しかし海外生産を重視するようになると経済は横這いとなり、拡大した中間層が縮小を始め、貧困層の拡大が続いています。
個人の工夫努力が足りないと言うだけですまない政治的ミスがあると思います。
1990年頃の不動産バブルの破裂以降、国がとってきた金融緩和策は、不良会社の延命に役立ち、会社の新陳代謝の妨げになってきたと思います。
安倍内閣と黒田東彦日銀がとった異次元の金融緩和はこれまでの金融緩和策の大規模化にすぎなかったと思います。
不良状態を通り過ぎて破綻状態の会社の延命に役立ち、会社の大量破綻時代を迎えることになったと思います。
 
政治は保守であったと思います。
安倍内閣に至っては復古であったと思います。
合理化・近代化、前進、挑戦、進取の精神を欠いていたと思います。
 
この安倍内閣のどこがいいのか私にはさっぱりわかりません。