ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

地波

2015年04月26日 | Weblog
地波という言葉はありませんが、ヒマラヤ山脈を見ると地波を感じます。
長い時間をかけて南からの巨大な圧力を受け、大地が盛り上がっています。
25日にカトマンズ北西約80km、深さ約15kmを震源とするM7.8の地震が発生しましたが、地震は長時間の地波の中でおこる短時間の現象と言っていいと思います。

それでは日本列島は何かと考えてみますと、やはり長時間をかけて大地の波が形成されました。
東から下に潜り込むプレートがその上の日本列島を盛り上げています。
プレートと日本の表面部が浅いので摩擦熱による火山活動が活発である点、ヒマラヤ山脈と異なりますが、まさに長時間かけて生じた地波です。
地震は短時間の現象です。

ところが国(原子力規制委員会)は、巨大規模の地波を認識せず、地震を論じています。
その地震もできるだけ局所的に論じるようにしています。
原発の下の活断層の有無を論じるのは地震を矮小化するためです。
列島に沿って生じる恐れがある地震の連鎖反応を論じていません。
大規模地震を考えません。
まして地波という認識はゼロです。

原発を稼働したいとの思いが強いため、地面の破壊的動きをできるだけ矮小化し、短時間局所的におこる小さな地震のみを論じています。

原発は水面の波に浮かぶ木葉のようなものです。
永遠ではありません。
しかもその小さな原発が破壊し、大量の放射性物質が周辺に拡散すれば、人は生活も生産もできません。

これまで原発に多額のお金を投資したこと、既存原発(技術)を無にして原発関係組織・人に大損させてはいけないと思うこと、既存原発を動かせば当面のエネルギーをえることができることなどから、国は原発の危険性、子孫の苦悩などを無視し、原発に執着しています。

この国の優柔不断は間違いなく日本の生活・生産環境を破壊し、自分、人々、子孫を苦しめます。
現代人の私達は今の自分のことだけ考えればいいのでしょうか。
そんな小さな考えで、何が日の丸・君が代、靖国神社、道徳、愛国心、国防軍でしょうか。