世界にはまだまだ軍人社会が数多く存在します。
日本は1945年まで軍人社会でしたが、戦争でアメリカに負け、軍人が力を失い、一応非軍人社会になりました。
しかし在日アメリカ軍に加えて自衛隊があります。
近年防衛庁は防衛省に昇格しました。
隣国中国やロシアの動きを観察すると軍による日本への圧力を感じます。
対抗して再び日本は軍人社会になる恐れがあります。
リビアはカダフィ大佐が威張る軍人社会でしたが、内乱が生じてカダフィ軍が負けました。
反カダフィ派は戦争でカダフィ軍に勝った訳ですから軍の性格を強く持っています。
戦った反カダフィ派の人々を見ますと、武器を持って軍人気取りです。
この人達が内乱が終わったからと言って素直に銃を捨て生産に戻ることができるでしょうか。
戦争に強い人をリーダーにして新しい軍人社会をつくる恐れは十分あります。
ところで自由と民主主義の国であると誇っているアメリカですが、実は軍人社会です。
年内にイラクからアメリカ軍は全面撤退するそうです。
アフガニスタンから撤退するのもまもなくでしょう。
一見軍人が弱くなっている印象ですが決してそうではありません。
軍の強さは並みではありません。
今アメリカにあるものはと問われれば軍と言っていいほどです。
だからこそ今も数万人規模でアメリカ軍が日本に駐留しています。
人々が軍人社会から解放されるのはまだまだ先のことと思います。