ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

全国で在日アメリカ軍基地反対の声をあげよう

2010年04月11日 | Weblog


アメリカとの関係が悪化すると主張して在日アメリカ軍基地存続に賛成する人は現在のアメリカの戦略をどのように考えているのでしょうか。

1956年国連総会で日本の国連加盟が可決されました。
すなわち日本は国として国連に認められています。

当時北京政府は、国連に中国政府として認められず、国連から自由でした。
そして共産主義や革命の輸出に熱心でした。
したがって昔は軍備なき日本にとってアメリカとの安保条約は意義があったと思います。

ところが1971年国連総会で中国政府として台湾政府ではなく北京政府が正式に認められ国連の枠組みに入りました。
北京政府は世界との交流を重視し、共産主義や革命の輸出をやめました。
つまり中国と日本の戦争の恐れは大幅に減りました。

朝鮮(北)も1991年国連に加盟しています。
現在国連安保理で核兵器開発を非難されていますが、国連総会は別に朝鮮を除名にしていません。
朝鮮も国連離脱の動きは示していません。
朝鮮政府は、朝鮮半島を統一したいと思っていると思いますが、現在は統一より現体制の維持、経済改善が課題になっています。
したがって戦争で朝鮮半島を統一する恐れは小さいと思います。
アメリカ政府の圧力を感じるので核兵器開発で対抗している面があります。

1991年軍事面でアメリカとの競争に注力してきたソ連が崩壊し、ロシアが独立し、国連ではロシアが安保理常任理事国として認められました。
ロシアは民主主義を採用して世界との交流に努力しています。
ロシアと日本の戦争の恐れは小さいと思います。

こうして東アジアにおける戦争の恐れは大幅に小さくなりました。

ところがこの新しい東アジア情勢に恐怖を感じているのはアメリカ政府です。
東アジアにおけるアメリカ政府の支配力の低下を恐れています。
そこであえてロシア-朝鮮-中国ラインを想定して日本-韓国-台湾ラインを強化し、東アジアに新しい対立構造をつくり、日本、韓国、台湾のアメリカ依存を続けさせる戦略を実行しています。
東アジア諸国政府はこの戦略にまんまとはまりました。
特に中国政府は台湾統一について戦争を辞さないなどと愚かなことを言うので完全にアメリカ政府に利用されています。

しかし東アジアのことを国益重視のアメリカ政府が真剣に考えているなどということはありえません。
東アジアのことは東アジア諸国政府が真剣に考えるべきです。
中国と台湾、朝鮮と韓国、朝鮮と日本の対立を固定化してはいけません。
固定化すればアメリカ政府の思う壺です。
東アジア諸国政府は平和確立への道についてまじめに話し合いを行なうべきです。
在日アメリカ軍基地は戦争抑止になりますが、真の平和実現を遅らせるだけです。

日本は世界から独立を認めれています。
したがって在日アメリカ軍基地は必要ないし、あってはならないことです。
日本は自分とその周辺の平和維持に責任を持つべきです。