建造物は一度造ると数十年、ときには数百年造り替えることがありません。
古い建造物は強度不足で地震や強風などに耐えず倒壊することがあります。
外国の自然災害を見て外国は防災が不十分と思った人が多いと思いますが日本だって防災は不十分です。
都市部で直下型地震が起これば数万人の単位の人が死ぬと予測されています。
私がいつも不思議に思うことは都市計画の責任を持っている中央・地方政府がこのような予測を発表し、反省することもなく平然としていることです。
私は横浜の住人ですが、都市計画法の住宅や町の基準は非常に低く、大地震が起これば大勢の人が死ぬと思う住宅や町が今もどんどん建設されています。
消防署は町内会に大地震が起こった場合は救助に行けないから町内会の中で助け合うよう工夫してくれと言います。
これが現実ですから防災に関しては政府にしっかりせよと言う一方、私達自身が町内会なら町内会単位で協力して自然災害に強い住宅づくり、町づくりをやる必要があります。
金銭的な問題や個人の権利の問題で政府や一部の人は防災に消極的ですが、この程度の障害に絶望していては安全安心な町はできません。