ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

基準に合格したエスカレーターでも危険を感じる

2007年10月20日 | Weblog
エスカレーターでの死傷がよく発生しますが、建築基準を満たしていないという問題だけではないと思います。
基準が低すぎると思います。

スーパーやデパートに行ってエスカレーターに乗ると、私は毎回不安を感じます。
特に上りエスカレーターで、自分が天井に近づく時、両側に迫り来る天井や壁に体が挟まれる不安を感じ緊張します。
子供の場合は天井や壁を予測せず、エスカレーターの手すり(ベルト)から身を乗り出して遊んだり、周りの店内の様子に気を取られたりしていることがあると思います。

危険度を下げるためには乗り口から降り口までエスカレーターの両側に壁を設け、手すりと壁の間には指、手、頭、体が挟まれる空間をつくらない方法があります。
エスカレーターに乗りながら店内を見てもらいたいと考えるなら壁を強化ガラスでつくればいいと思います。

エスカレーターに限らず、建築基準は安全に対する配慮が足りません。
安全対策にそれほどかねがかかるとは思えないのに安全工学未発達のため基準が低くなっています。

たとえば高層集合住宅を見ると、人はすごい建築技術だと思うでしょう。
しかし建築主、建築業者が、集合住宅に住む人やその周りに住む人の安心安全をよく考えたかは疑問です。
建物の空間利用率、収益性、耐震性など経済と技術を考えただけだと思います。
人のことはよく考えてはいないと思います。

安心安全は美よりもっと基本的な問題ですが、とってつけたような積み木細工型の家づくり、町づくりですから、不安危険な部分が至るところに積み残されています。