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青函連絡船「羊蹄丸」愛媛・新居浜市で最後の公開

2012年05月10日 | 伊予松山歴史散策
青森―函館間の鉄道連絡線として活躍してきた青函連絡船の一つ「羊蹄丸Ⅱ」が東京から曳航され愛媛県新居浜市に来た。
新居浜市制75周年、国立新居浜工業高等専門学校創立50周年の記念事業として4月30日から6月10日まで一般公開される。

青函連絡船は明治41年に運航され昭和63年に終航となった。
沢山の連絡船が北海道と本州の経済を支えて来た。昭和29年(1954)9月26日台風15号により起こった洞爺丸の事故は日本最大の海難事故であった。この時他の連絡線も沈没したが、初代羊蹄丸は、無事であった。

初代羊蹄丸は昭和23年5月就航・同40年6月終航。2代目は昭和40年8月就航、同60年3月13日終航、その後各地で保存展示されて来たが今回新居浜市で公開後解体されることとなった。・・これが羊蹄丸最後の見納めとなる。
青函連絡船の運航は低気圧で海の波浪、冬季時の波のうねり等々津軽海峡の航海は大変な事であっただろう。・・ご苦労様です。

私も是非見ておきたく今日(5月10日)見学に行って来た。
羊蹄丸Ⅱは、総トン数:8,311,48トン 
        全  町:  132,00m
        型  幅:   17,90m
        深  さ:    7,20m
        機  関:ディーゼルエンジン
        最大速力:21,16ノット「39km」・・
船外塗装は傷んでいたが内部はキチンと整然と綺麗に手入れが行き届き思ったよりも綺麗に保存されていた。

新居浜東港黒島埠頭で公開されている「羊蹄丸」


新居浜東港黒島埠頭で公開されている「羊蹄丸」・・外観は一部塗装もはがれ年輪を感じたが内部は展示されていた関係か綺麗に手入れされていた


4Fにある操舵室全容


操舵関係の機器はアナログ式


操舵の中心・・自動車のハンドルと同じ方式


青森港と函館港の航海用海図・・営業距離・113.0kmを3時間50分の航海


羊蹄丸の原動力・ディーゼルエンジン
最大速力:21,16ノット「39km」を推進する、洞爺丸転覆事故以降にディーゼルエンジンになったとか


3Fにあるラウンジだろうと思う・・当時のままか?展示船となってから改装されたのか?その説明がない


3Fにある特別室


B1にある本物のディーゼル機関車・・レールもそのままに


B1にある上野行きの客車と乗客


B1にある出航する羊蹄丸、見送りを受ける若い女性・・「上野発の夜行列車降りた時から青森駅は雪の中」・・


B1に設置されている昭和30年代の青森駅周辺を表現


昭和30年代の乗船風景の模型
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