EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

第18回全国高等学校俳句選手権大会 個人最優秀句決定

2015年08月25日 | 伊予松山歴史散策
第18回俳句甲子園全国大会は、名古屋高等学校の初優勝で団体戦は終了した。個人賞で、参加した高校生が創作した俳句を13名の審査員の先生方が選句、先ずは個人優秀賞13句が選ばれた。入選した高校生が表彰で壇上に上がる時、選句した審査員の先生が拍手で祝福する行為が会場で見ている観衆から盛大な拍手が起こった。第17回大会までなかった光景で素晴らしかった。
そして、最後に個人最優秀句が選ばれた。
個人最優秀句は、愛媛県立宇和島東高等学校3年生兵頭輝さん「号砲や飛び出す一塊の日焼け」が第18回俳句甲子園全国大会個人最優秀句に選ばれた。
表彰状は、下村博文文部科学大臣の賞状が贈られた。そして第18回俳句甲子園全国大会は閉幕した。
18年前に松山市で高校俳句大会が誕生した。初回は松山市と近隣の高校のみのイベントで、参加数9校であった。翌年の開催より愛媛県大会となり、参加数13校となる。平成12年の第3回より、愛媛県以外に三重県・岡山県・香川県から4校の参加があり(参加数14校)、そして全国大会となり、第8回(平成17年)大会から文部科学省より「学びんピック」に認定された。
そして、正岡子規没後100年の第4回大会より松山市が後援となる。
平成24年、松山俳句甲子園実行委員会が第34回サントリー地域文化賞を受賞し年輪を刻んだ。
今年が第18回であるが、その間東京の開成高校が8回の優勝を飾っている。参加する高校生たちは、打倒開成を目指して切磋琢磨している。その開成高校は試合時の姿勢はもとより、会場内に於いても礼儀正しく言葉遣いが丁寧である。表彰式における礼の仕方も素晴らしい。日頃から礼儀作法の躾が身に付いているのであろうと私は感心した。
世界で唯一の短詩形文学の競技、全国都道府県からの参加を願い本当の全国大会に躍進して欲しい。
正岡子規もそれを願っていると思う。第19回が楽しみである。


紹介される個人最優秀句。


第18回俳句甲子園全国大会、個人最優秀句と個人優秀句が舞台に掲示された。


第18回俳句甲子園全国大会、個人最優秀句には愛媛県立宇和島東高等学校3年の兵頭輝さんの「号砲や飛び出す一塊の日焼」が選ばれた。
宇和島東高等学校決勝トーナメント戦には出れなかったが、個人最優秀賞を勝ち取った。


第18回俳句甲子園全国大会、個人最優秀句に文部大臣から宇和島東高等学校3年の兵頭輝さんに賞状が贈られた。
賞状は、松山俳句甲子園全国大会実行委員長から代読して贈られた。


兵頭輝さんにタルト1年分が贈られた。どの位の量なんだろう?
贈られたハタダの栗タルトは、第18回俳句甲子園全国大会仕様に造った特別バージョンだそうです。来年は、第19回俳句甲子園全国大会仕様の特別タルトを製造するそうです。


俳句甲子園全国大会協賛の株式会社カネシロから沢山の紙製品が贈られた。
兵頭輝さんに株式会社カネシロの社長は、沢山お送りするから保管場所を確保しておいてくださいと伝えると会場から笑いが起こった。


最後に審査委員の先生方一同が舞台に上がり挨拶をした。


審査委員を代表して、新潟県出身で「銀化」創刊・主宰の中原道夫さんが挨拶され第18回俳句甲子園全国大会は閉幕した。第19回大会は全都道府県から参加を願いたい。そして毎回ですが、俳句甲子園全国大会を奉仕活動として大会を支えて頂いたスタッフの皆さんにお礼を申し上げます。と挨拶を締めた。中原道夫さんは第二回目から連続して審査委員として務められています。ご苦労様でした。


大会の途中会場の参加者と、13名の審査員の先生方、参加36校の生徒さんが一体となり「俳句甲子園最高」の掛け声を掛けて盛り上げた。


閉会後審査員の先生方はマスコミの取材に応じていた。


全ての行事は終了した後、舞台を開放し、各学校の生徒さんたち記念写真を撮った。中でも人気の夏井いつき先生は引っ張りだこで一緒に記念写真を撮っていた。夏井いつき先生は第1回大会からの審査員で、俳句甲子園大会を支援している一人。最近は、TVで俳句評論家として辛口の批評が人気の俳人、地元松山の先生です。地元では「いつき組組長として活躍されている。


夏井いつき先生、弘前高校とも一緒に。


地元済美平成中等教育学校とも。


中原道夫先生の出身地新潟県、新潟県立巻高等学校の生徒さん達と記念写真撮影。


此方は、東京都の東京家政学院高等学校。


そして、全国の高校生が目標としている東京の開成高等学校A・Bチームも記念撮影。


俳句甲子園最高のシンボルマークを背景に記念写真を撮ろうと順番を待つ各高校生たち。


愛媛県下で一番多くの参拝者が訪れる「伊予豆比古命神社・通称・椿神社」の境内に記念としての栄誉を永久にと句碑が建立されている。現在第1回目から第17回目までの個人最優秀句に選ばれた句が句碑玉垣として建立されており
第18回俳句甲子園全国大会、個人最優秀句には愛媛県立宇和島東高等学校3年の兵頭輝さんの「号砲や飛び出す一塊の日焼」が選ばれこの句碑が近々建立される。・・是非見に来て下さい。


第1回目から第17回目までの個人最優秀句に選ばれた句が句碑玉垣として建立されている。


第1回目から第17回目までの個人最優秀句に選ばれた句が句碑玉垣として建立されている。第17回大会個人最優秀句、愛知県の幸田高等学校2年生、大橋佳歩さんの句「「湧水は生きてゐる水桃洗ふ」の句碑の左に第18回大会の個人最優秀句「号砲や飛び出す一塊の日焼」の句碑が建立されます。


愛媛県下で一番多くの参拝者が訪れる「伊予豆比古命神社・通称・椿神社」境内に一角に記念としての栄誉を永久にと句碑が建立される。
画像は椿神社祭り「椿さん」で毎年旧暦正月8日を例祭日として、その前後の3日間行される。


画像は昨年の椿神社祭り「椿さん」に風景。
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第18回全国高等学校俳句選手権大会 決勝戦

2015年08月25日 | 伊予松山歴史散策
松山俳句甲子園は、全国127チームが23都道府県の各地方大会を勝ち抜いた高等学校36校が参加、予選リーグを戦い、予選で敗退した33チームが前日敗者復活戦用に創作した句を審査員13名で審査し、作品点の合計数上位6チームを発表し、6チームの代表(各チーム2名)と審査員とがそれぞれ質疑応答を行いその内容によって審査する。敗者復活戦の勝ち抜いたチームは1チームとして準決勝・決勝戦に挑んだ。
結果、優勝は、愛知県の名古屋高等学校、準優勝は、北海道の旭川東高等学校、第3位は、愛媛県の済美平成中等教育学校と東京の開成高等学校等Aであった。
個人最優秀句には、愛媛県宇和島東高等学校3年生、兵頭輝さんの「号砲や飛び出す一塊の日焼」が選ばれた。


第18回松山俳句甲子園決勝戦は兼題「待」で戦われた。


第18回松山俳句甲子園決勝戦は、兼題「待」で、愛知県の名古屋高等学校と北海道の旭川東高等学校、両校とも初の決勝戦出場で接戦が繰り広げられた。旭川東高校が2点先行したが、名古屋高等学校が後半頑張り2対2の同点で迎え大将戦で「洗濯を待ちたるあひだ素裸」の旭川東高等学校に対し、「さらはれるために亀の子波を待つ」で対抗、軍配は名古屋高等校にあがり初優勝を勝ち取った。


決勝戦で詠まれた俳句の出だしの言葉が奇しくも「流星」で会場がどよめいた。
審査の先生方も松山俳句甲子園18年続いているがこれは初めての出来事、ビックリしました。と言われまた会場がわいた。


名古屋高等学校初優勝の瞬間抱き合って喜びを分かち合った。


名古屋高等学校初優勝の瞬間抱き合って喜びを分かち合った。優勝おめでとう。


初優勝の名古屋高等学校主将、長谷川凜太郎君は、「厳しい戦いでしたが優勝できて嬉しいです。ここまで来れたのは多くの人の支えがあっての事、これまでの人生で一番嬉しい日です。」と涙しながら語った。


戦いを終えた両校の選手たちは互いに検討を称え舞台を後にした。


次に表彰式に移った。
初優勝の名古屋高等学校主将に表彰状が授与された。






そして優勝旗が松山俳句甲子園実行委員長から授与。


日本航空のフライトアテンダント(客室乗務員)さんからは、国内線航空券がプレゼントされた。


沢山の賞品を手にした名古屋高等学校の生徒さんたち、嬉しさが込み上げて来て涙が止まらず。インタビューを受けるが言葉にならない。


準優勝の旭川東高等学校にも沢山の記念品が贈られた。
旭川東高等学校にもの申す・・まず一つは、準決勝で開成高校に勝った時に壇上で大きなガッツポーズをした。この行為が頂けない来年からは止めて貰いたい。二つ目は、私服で参加している。旭川東高等学校に制服が制定されてなく、私服で登校しているのか否かですが、もし制服がないのであれば、襟のある白のシャツかを着て参加すべきであると私は考えた。開成高校を目標とするのであれば服装も考えるべきである。


決勝戦には進出出来なかったが、第3位の表彰を受け場内から大きな拍手が送られた。左が愛媛県の済美平成中等教育学校、右が東京都の開成高等学校Aの皆さん。


第18回大会から新しく設けられた特別優秀校。
惜しくも準決勝には出れなかったが健闘をした5校に特別賞が贈られた。


いよいよ個人賞、優秀賞が発表された。今年から審査をした13名の先生方が選んだ優秀句13句が発表され壇上に上がった生徒さんたち。


優秀句を選句した審査員の先生が、おめでとうの祝福を送りそれを受けて壇上にあがる生徒たち、この風景が素晴らしいく会場から沢山の拍手が送られた。
私もカメラを通してこの光景を撮りながら見ましたが涙の出る素晴らしい光景でした。


第18回松山俳句甲子園個人最優秀句の発表。
大会実行委員委員長が紹介する。


第18回松山俳句甲子園個人最優秀句は会場から大きな声援を受けて披露された。
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