EEKの紀行 春夏秋冬

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松山秋祭り最終日 本宮 道後地区神輿鉢合わせ

2014年10月08日 | 伊予松山歴史散策
松山地方の秋祭り7日、本宮最終日を迎え、未明から旧市内各神社で神輿の宮出しがあり、激しい鉢合わせが繰り広げられた。鉢合わせのあとは氏子が待つ地元に帰り巡行が行われた。一昔前までは、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を祈って、穀を神にお供えをし、各家庭では寿司を造り祝い、農村地帯においては、秋の収穫を感謝する祭りで、商業地区は、商売繁盛であったが、現在は、特に旧市内では観光的要素が強くなった感がする。
松山の秋祭りは、特に道後町1丁目の伊予鉄道、道後温泉駅前で行われる勇壮な鉢合わせが今や全国から観戦に来られるくらい有名となった。
早朝、道後湯神社から2体(小唐人・北小唐人)、伊佐爾波神社から6体(湯之町大神輿・道後村大神輿・築山大神輿・大唐人大神輿・持田連合大神輿・溝辺大神輿)・の神輿に宮司が神霊を入れ午前5時30分から宮出し、特に伊佐爾波神社の急こう配の石段を1tン近くある大神輿を担いで降りるのは大変である。
8体の大神輿が「ヨイサ!ヨイサ!モテコイ!モテコイ」の掛け声とともに登場。BGMに「三橋美智也の神輿音頭」の曲が流れ祭りを盛り上げ、豪快にぶつけ合う神輿の鉢合わせを見ようと、道後温泉駅前には約7000人の観衆が詰め掛け鉢合わせを観戦した。大神輿同士が激しい鉢合わせをすると神輿の上で指揮を執る頭取が吹っ飛ぶ衝撃が凄まじい。県外から観光に来られた人々は、こんな神輿の鉢合わせは初めて見た。よく大怪我をしないものだとあまりの激しさに気を使っていた。
 

7日、本宮伊佐爾波神社6体(湯之町大神輿・道後村大神輿・築山大神輿・大唐人大神輿・持田連合大神輿・溝辺大神輿)・の神輿に宮司が神霊を入れ午前5時30分から宮出し、特に伊佐爾波神社の急こう配の石段を1tン近くある大神輿を担ぎ降ろす。


伊予鉄道道後駅舎前に8体の神輿が勢ぞろいして行う。


いよいよ壮烈な鉢合わせが始まった。8体の大神輿が総当たりの鉢合わせをする。


大神輿は、本体が800kにロープを合わせると1トンある。


2体の大神輿が勢いよく45度の角度で鉢合わすので角度とタイミングを外すと大怪我をする。


1トンの大神輿同士が鉢合わすとその衝撃で神輿の上で指揮を執る頭取が吹っ飛ぶ。


片方の神輿がおおい被さると舁夫に怪我が発生するので神輿頭取は素早く神輿を引く様指示を出す。


鉢合わせの衝撃で頭取が吹っ飛ぶのを自分の力でロープにしがみつき身体を保持する。・・親棒を担ぎ神輿を維持する舁夫も命がけ。


8体総当たりの鉢合わせも無事終了し揃い組の差し上げをして全て終了し、その後氏子達が待つ町内に巡行して行く。今年の怪我人は7名で観衆は7000人と報道された。

註:三橋美智也の神輿音頭の歌詞は下記の通り
神輿百貫ヨー
ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ
神輿百貫 ロープが百貫
〆て掛かった この肩に ソレ
ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ
背負って立ったぞ この肩に
それもめ やれもめ

※ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ
  神輿音頭で ソレ ソレ ソレ
  ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ナー

粋なあの娘のヨー
ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ
粋なあの娘の 湯上がり姿
こっち向きゃんせ 見やしゃんせ ソレ
ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ
伊達のハッピを 見やしゃんせ
それもめ やれもめ

※繰り返し

祭りは松山 荒神輿
持って来ーい 持って来ーい
四十五度で 持って来ーい
がんと打つかりゃ 火が出るぞ
その火で一ぷく やってくれ

ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ

神輿ゃ四角にヨー
ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ
神輿ゃ四角に 八角ながら
かつぐ氏子は 丸い仲 ソレ
ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ
みんな笑顔の 丸い仲
それもめ やれもめ

※繰り返し


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