どうやら日本株も当面の戻りを試す展開になりそうです。そして皮肉にもVWの
不祥事もあり経済減速の目立つドイツや四半期ベースで減益が予想される米国
がそのリード役です。年初から世界の先頭ランナーを走っていた日本株は現状
では欧米市場の上昇のおこぼれに与る立場です。
先週末時点で米国株のPERは19倍と高水準です。22日の大幅高でさらに切り上
がり割高感は一層強まっている筈です。一方二桁増益も期待できPERが15倍程
度の日本株の値動きは芳しくありません。22日の大幅高でNY市場は8月の急落
前の水準をほぼ回復しました。ドイツも下げ幅の7割近く戻しました。日本株は8月
の初旬まで年初来の高値圏で推移していたということを割り引いても出遅れが目
立ちます。
業種でも明暗が分かれています。今年の日本市場を牽引した小売りや・食品銘
柄などの内需銘柄の戻りは芳しくありません。懸念された訪日観光客の爆買い
は続いています。現時点では業績に懸念は出てきていません。もっとも内需銘
柄のPERは市場平均に比べて割高な水準です。それだけ成長期待が強いとの
見方も出来ます。少しでも先行き不安が出てくると上値が重くなるのでしょう。
一方機械や自動車それに電機といった景気敏感株は中国景気懸念から年初
の水準から大きく売り込まれた銘柄が多くPERも10倍前後の銘柄が続出してい
ます。ここへきて中国景気を過度に悲観しすぎているとのムードも出てきたとこ
ろで一斉に見直し買いが起きています。大きく叩かれた銘柄は一旦反転上昇す
ると真空地帯を駆け上がる傾向がみられます。
リターン・リバーサル相場では得てして人気だった市場や業種の戻りが鈍く不人
気だったセクターの戻りが大きいという傾向がみられるようです。ドラギ総裁が
12月にも追加緩和に踏み切るという見方やそれに伴いFRBの利上げ時期が
一層先送りになるという見方から再び緩和相場が復活しそうな雲行きです。
決算による泣き笑いはあるでしょうが全体として日本株も戻りを試す周期に
きたようです。
不祥事もあり経済減速の目立つドイツや四半期ベースで減益が予想される米国
がそのリード役です。年初から世界の先頭ランナーを走っていた日本株は現状
では欧米市場の上昇のおこぼれに与る立場です。
先週末時点で米国株のPERは19倍と高水準です。22日の大幅高でさらに切り上
がり割高感は一層強まっている筈です。一方二桁増益も期待できPERが15倍程
度の日本株の値動きは芳しくありません。22日の大幅高でNY市場は8月の急落
前の水準をほぼ回復しました。ドイツも下げ幅の7割近く戻しました。日本株は8月
の初旬まで年初来の高値圏で推移していたということを割り引いても出遅れが目
立ちます。
業種でも明暗が分かれています。今年の日本市場を牽引した小売りや・食品銘
柄などの内需銘柄の戻りは芳しくありません。懸念された訪日観光客の爆買い
は続いています。現時点では業績に懸念は出てきていません。もっとも内需銘
柄のPERは市場平均に比べて割高な水準です。それだけ成長期待が強いとの
見方も出来ます。少しでも先行き不安が出てくると上値が重くなるのでしょう。
一方機械や自動車それに電機といった景気敏感株は中国景気懸念から年初
の水準から大きく売り込まれた銘柄が多くPERも10倍前後の銘柄が続出してい
ます。ここへきて中国景気を過度に悲観しすぎているとのムードも出てきたとこ
ろで一斉に見直し買いが起きています。大きく叩かれた銘柄は一旦反転上昇す
ると真空地帯を駆け上がる傾向がみられます。
リターン・リバーサル相場では得てして人気だった市場や業種の戻りが鈍く不人
気だったセクターの戻りが大きいという傾向がみられるようです。ドラギ総裁が
12月にも追加緩和に踏み切るという見方やそれに伴いFRBの利上げ時期が
一層先送りになるという見方から再び緩和相場が復活しそうな雲行きです。
決算による泣き笑いはあるでしょうが全体として日本株も戻りを試す周期に
きたようです。