kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

オーナー経営

2013-03-26 06:59:53 | 日記
2012年11月より上昇を続ける東京市場ですが、その中で業種を問わず一際
高い株価パーフォーマンスを上げているのがオーナー経営企業です。ソフト
バンク、ファーストリテイリングを筆頭に楽天、しまむらなどです。それに年明
け以降は高値圏でのもみ合いが続いていますが、過去5年間大幅な上昇率を
示しているユニチャームです。

またここ数年はPC需要の伸び悩みなどで成長鈍化から株価もさえない日本
電産もリーマンショック後の株価回復は群を抜いていました。いずれ高成長に
復帰する日もあるでしょう。経営者の情熱が失われない限り必ず復活すること
は可能です。

オーナー企業が株式市場で人気が高い理由の大きな要素は経営判断が迅速
で大胆な決断が出来ることでしょうか。ソフトバンクやファーストリテイリングそれ
に楽天の経営者は現状の成長に満足することなくさらに高い成長を求めて積極
的に事業の拡大を目指しています。

バブル崩壊後多くの日本企業が守り重視の経営で大胆な経営戦略を棚上げに
する傾向が強くなりましたが、株式市場の人気の高いオーナー企業には企業
規模が大きくなってもベンチャー精神を発揮して積極経営を心がけているところ
があります。

経済のグローバル化で国内に閉じこもっていては大きな成長は期待できません。
海外進出にはリスクは付き纏いますがその分大きく成長するチャンスも期待出
来ます。これからの成長セクターであるアジア市場には現地企業だけでなく欧米
企業も巻き込み激しい競争が待っています。

世界の成長を取り込んで企業が勝ち残っていくには一歩先行く戦略と迅速な
経営判断が必要です。高株価のオーナー企業にはこの要素を満たした企業が
多いのが特徴です。多くの成長産業が出ることは日本経済復活のために必要
です。ソニーもホンダも創業から高成長にいたる過程では創業者の強烈な
リーダーシップが成長を牽引しました。

新しい産業、新しい企業が次々に登場することにより経済も活性化されます。
第二第三のソフトバンク、ファーストリテイリング、楽天などが日本に誕生する
ことが出来る環境を整えることもアベノミクスの3本目の矢の使命です。

日々の株価は欧米の情勢やそれに起因した為替の変動で上に下に大きく振れ
ます。ディトレのようにその日の流れで勝負する投資もあれば企業の成長力に
期待してもう少しの長めの期間で勝負する投資もあります。長めの投資を志す
なら経営者の資質も含めた企業分析が必要です。オーナー企業はその経営者
が株価の鏡です。
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