kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

ここは今後の値動きをじっと観察する

2011-04-07 08:11:39 | 日記
個別銘柄の投資判断はここから本当に難しい局面になりそうです。
自動車業界の減産は部品メーカーのみならず素材メーカーにもその
影響はおよぶでしょう。現在の株価がどれくらいの業績下ブレを織
り込んでいるのか見当が付かないというのが正直な感想です。

福島原発事故の収束はかなりの時間がかかりそうだというのはもは
や多くの人が認識しているでしょう。多くの市場関係者の当初の見
通しは原発事故の解決が見えないうちは株価ももみ合いだろうとい
う意見が多かったのですが、今月の1日と4日には円安やニューヨ
ーク高に後押しされて株価は一時節目の9800円に乗せてきまし
たがその後の値動きを見る限り9800円の壁は相当厚いというい
う印象を受けます。

原発事故の進展が見られない間に株価は水準訂正をしてしまったの
で原発問題は消化不良です。劇的な改善が見られない原発問題から
市場は次第に今月下旬から本格化する個別企業の来期の見通しに関
心が集まるでしょう。もし大震災の影響から12年3月期の見通し
が出せない企業が続出すると先行き不安から一時的に株価に下押し
圧力がかかるかもしれません。

ホンダの株価推移を見る限り震災直後は下げも限定的でしたが次第
にサプライチェーンの復旧には時間がかかりそうだという見方なの
でしょうが、株価は円安にもかかわらず4月1日から4日続落です。
日経平均の下落以上に個別銘柄でみると状況は厳しいものがあります。
今後は大震災の影響を織り込んでいく展開でしょう。大きく下げる
時があればもう一度リバウンドで買うチャンスも訪れるでしょう。
それまでに個別銘柄の値動き、業績の行方、信用買い残高の推移等
じっくり見極める時期かもしれません。
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