kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

ビフォーアフター

2020-04-28 11:22:50 | 日記
一足早く新型コロナウィルスの終息が見えた中国では経済再開の
動きが急です。延期になっていた全人代が来月にも開かれるとの
観測も出ています。米国でも経済活動を再開する州も出てきました。

もっとも早期の経済活動再開は再び感染拡大が広がる懸念もあり
否定的な意見も多いようです。感染終息が一番優先されますが経
済活動が停止する期間が長くなると困窮する人が増えるのも事実
です。

今後は感染防止と経済活動と微妙なさじ加減が必要になる局面で
様々な意見が噴出するでしょう。人類がこのコロナウィルスを克
服する時期が来るのは現時点ではまだまだ先の話です。コロナと
ともに生きるということも当面は仕方ないでしょう。

コロナ後の世界はどんなものになるのでしょうか。今回の世界的
な流行で分かったことは一度未知のウィルスが発生するとあっと
いう間に世界に拡散してしまうことです。経済がグローバル化す
ればモノやヒトの動きは活発になります。

ヒトの動きとともにウィルスもいとも簡単に国境を越えます。目
に見えない未知のウィルスに今後も人類は苦しめられるでしょう。
今回世界を見渡すともっともこのウィルスにうまく対処出来たの
は台湾です。

台湾は2003年に流行したSARSで犠牲者を出しました。この時の
教訓が生かせたことが大きかったようです。いつ発生するか分か
らない感染症の流行に常日頃から準備をしていたことです。武漢
で原因不明の肺炎が発生したという初期に対策を打ったことが感
染者を最小限に押さえることが出来ました。今後世界の国々は台
湾のように入念な準備が必要になります。

またサプライチェーンの見直しも進むかもしれません。余りにも
中国一国に依存した体制は有事の際に大きな混乱が発生します。
企業はチャイナプラスワンを従来も推進してきましたが、その動
きは加速するかもしれません。

またマスクやガウン、フェイスガードそれに人工呼吸器は一度
感染症が蔓延すると需要が急増してひっ迫します。生産を海外に
依存していると有事の場合生産している国が自国を優先して輸出
禁止にするといったことも発生しました。備蓄やある程度の国内
生産を維持しなければならないということになりそうです。経済
合理性も分野によっては一考する必要が出てきそうです。。

一方コロナ後も変わらないのは米中対立です。特に今年は秋の大
統領選挙を控えています。コロナショックで経済に大打撃が生じ
たことからトランプ大統領は米国での感染が拡大したのは中国が
新形コロナに関しての情報を隠蔽したことで世界各国の初動が遅
れコロナ蔓延を引き起こしたと批判を強めるでしょう。

コロナの前と後とで様々なことが変わり、また変わらないことも
たくさんあるでしょう。マスクや手洗いの習慣はころな終息後も
感染症対策上有効ということが周知されましたから引き続き需要
は高水準で推移しそうです。テレワークやビデオ会議システムも
問題点を改善しながらも浸透しそうです。コロナの前と後で何が
変わり何が変わらないか考えることも投資に役に立ちそうです。




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