kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

大外れ

2022-02-17 06:09:56 | 日記
週明け14日の日経平均は616円安、15日は214円安と続落し16日は一転595円
高と大きく上昇しました。ウクライナ情勢や米国の金融政策を巡って猫の目の
ような目まぐるしい相場はまだしばらくは続くのでしょうか。

週明けから世界の市場は今後の収益環境への悲観論から株は売られ、バリュ
エーション(投資尺度)調整も進みました。予想PERは米国が19倍、欧州が
14倍、日本が13倍といずれも過去5年平均の水準近辺まで低下しました。

一時期の割高感は薄れているものの市場は製造業を中心に半導体不足や鋼材
穀物など原材料高が業績の重荷になるとの見方が広がっています。今期も増
益が続くなら割安感も出てきたことになりますがコロナ特需による好調は短
命に終わりそうだという見方もあり投資家の悩みは尽きません。

特にコロナ禍で世界の中央銀行が推し進めた未曽有の金融緩和がインフレ懸
念から急激に引き締めに向かい成長期待が大きくPERの高い銘柄は逆風にな
りどの水準で下げ止まるのか見通しがまだつかないところです。

日経平均が明確に2万8000円を割り込んだのが2月19日でした。それからおよ
そ1か月間2万6000円台での日数は少ないことから現時点では2万7000円割れ
は底値だという市場の見方なのでしょうか。一方2万8000円をすぐに回復でき
なかったことから3月末にかけて戻りがあるとしても当面は上値が重いのかも
しれません。

市場が一番気にしているのはFRBの利上げが今年何回あるかです。既に3月に
1回目の利上げ確率は100%のようです。0.25%なのか0.5%を一気に引き上げ
るのかまだ市場のコンセサスは定まっていません。年始時点では日本の市場
関係者は6月利上げ開始が多数でした。

利上げ回数も今年3回程度がメインシナリオでした。しかし既にこのシナリオ
は破綻しているようです。日経平均が3万円回復どころか2万7000円台で低迷
しているのも仕方のないことでしょう。年明け1ヶ月で相場シナリオは大きく
変更余儀なくされました。前提条件が変わったのであれば結果も大きく違って
きます。

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