ヤマダ電機の業績低迷が際立っています。7日発表した2013年4~9月期の
経常利益は前年同期比78%減少の55億円でした。同じ関東エリア地盤の
同業のケーズHDは売り上げ規模でヤマダの3割強ですが経常利益はヤマダ
の倍近い104億円を確保しましたから一層ヤマダ電機の不振が際立ちます。
かつては家電業界のガリバーと呼ばれダントツの売り上げと利益を上げて
いたヤマダ電機でした。地上波放送以降とエコポイントの効果で薄型テレビが
爆発的に売れた2010年に高値を付けた株価は5分の一以下に下落しました。
ここ数年液晶テレビの需要急減で家電各社の業績低迷は共通した問題ですが
ヤマダの業績低迷はダントツの強さを誇ったかつての姿はありません。
ヤマダ電機不振の原因の一つは家電の単品売り上げから成長戦略として住宅
事業の強化を狙いプレパブメーカーのエスバイエルを買収した効果が未だ見え
ないことです。買収後も業績低迷から抜け出せないエスバイエルはヤマダ電機
の誤算でした。会社側は今後も住宅事業を成長の柱として育てる意向のようで
すが会社の計画通りに収益の柱に育つかは予断を許しません。
今年は来年4月からの消費税引き上げに伴い駆け込み需要が発生している住宅
メーカーには追い風が吹いている筈ですがエスバイエルは14年2月期の業績見通
しを10億円の黒字から2億円の黒字へと大幅に下方修正しました。大手住宅メー
カーに比べて商品力や営業力が劣る中堅メーカーのエスバイエルが生き残ること
はたやすいことではありません。
今後も家を建てる若年層の減少が続く日本では多少の凸凹はあっても新築住宅
着工件数は右肩下がりです。格安な建売住宅で業績を伸ばすパワービルダーの
台頭などもあり中堅プレハブ企業を取り巻く環境は厳しいままでしょう。住宅業界
とは畑違いのヤマダ電機が親会社になってもその再建はそう容易く進まないとい
う事実はここ数年のエスバイエルの業績が物語っています。
ヤマダ電機は海外展開の柱と期待した中国事業ですが売り上げ不振から3店舗
あったから店舗2店舗に削減して1店舗になりました。海外事業拡大は現状では
その可能性は限りなく低い状態です。さて再びヤマダ電機は成長軌道に戻れる
のでしょうか。来年は間違いなく正念場の年になりそうです。
経常利益は前年同期比78%減少の55億円でした。同じ関東エリア地盤の
同業のケーズHDは売り上げ規模でヤマダの3割強ですが経常利益はヤマダ
の倍近い104億円を確保しましたから一層ヤマダ電機の不振が際立ちます。
かつては家電業界のガリバーと呼ばれダントツの売り上げと利益を上げて
いたヤマダ電機でした。地上波放送以降とエコポイントの効果で薄型テレビが
爆発的に売れた2010年に高値を付けた株価は5分の一以下に下落しました。
ここ数年液晶テレビの需要急減で家電各社の業績低迷は共通した問題ですが
ヤマダの業績低迷はダントツの強さを誇ったかつての姿はありません。
ヤマダ電機不振の原因の一つは家電の単品売り上げから成長戦略として住宅
事業の強化を狙いプレパブメーカーのエスバイエルを買収した効果が未だ見え
ないことです。買収後も業績低迷から抜け出せないエスバイエルはヤマダ電機
の誤算でした。会社側は今後も住宅事業を成長の柱として育てる意向のようで
すが会社の計画通りに収益の柱に育つかは予断を許しません。
今年は来年4月からの消費税引き上げに伴い駆け込み需要が発生している住宅
メーカーには追い風が吹いている筈ですがエスバイエルは14年2月期の業績見通
しを10億円の黒字から2億円の黒字へと大幅に下方修正しました。大手住宅メー
カーに比べて商品力や営業力が劣る中堅メーカーのエスバイエルが生き残ること
はたやすいことではありません。
今後も家を建てる若年層の減少が続く日本では多少の凸凹はあっても新築住宅
着工件数は右肩下がりです。格安な建売住宅で業績を伸ばすパワービルダーの
台頭などもあり中堅プレハブ企業を取り巻く環境は厳しいままでしょう。住宅業界
とは畑違いのヤマダ電機が親会社になってもその再建はそう容易く進まないとい
う事実はここ数年のエスバイエルの業績が物語っています。
ヤマダ電機は海外展開の柱と期待した中国事業ですが売り上げ不振から3店舗
あったから店舗2店舗に削減して1店舗になりました。海外事業拡大は現状では
その可能性は限りなく低い状態です。さて再びヤマダ電機は成長軌道に戻れる
のでしょうか。来年は間違いなく正念場の年になりそうです。
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