日本株に追い風

米国のハイテク株失速が日本株の浮上に繋がったのでしょうか。10日の
米国市場でナスダック、NYダウとも下落した流れを受けメジャーSQの
11日の東京市場は2万3000円が死守できるかどうかと予想されましたが
終わってみれば171円高の2万3400円でした。当日のSQ値は2万3272円
88銭でした。SQ値を上回って引けたことからジンクス通りなら当面堅
調な展開も期待されます。

ハイテク株一本柱相場だったことが転機を迎え投資家は資金の一部をバ
リュー株に振り向ける流れが日本株に追い風になってきたようです。
世界の景気敏感株でバリュー株の多い東京市場が11日逆行高したのも当
然かもしれません。

Go Toトラベルで東京の除外が解除されることを囃して空運株、電鉄株
レジャー関連などの上昇が11日際立ちました。再びハイテク株が主流に
帰ってくるという見方も多いようですが、当面は景気敏感株優位の展開
が続くかもしれません。

上昇したといっても景気敏感株などは高値からは程遠い水準です。この
銘柄群の底上げが続けば日経平均2万4000円回復も遠くないかもしません。
11日の日経平均上昇を見る限りたとえ上値が重くとも下値は限りなく固い
のかもしれません。当面は配当狙いも買い材料になり堅調な展開になる
かもしれません。

次の更新は15日を予定しています。