12日の日経平均は475円安と急落しました。ほぼ全業種とも下落し全面安の状況
でした。11日の上昇分(275円)を遥かに越えて下落した要因は11日の上昇が買
戻しによる上昇だったこと。国内でコロナ感染者数が急増していること。マカオ
が感染拡大で都市封鎖したことで中国の主要都市でも再び大規模な都市封鎖が行
われるのではないかという懸念が高まったことなどがありそうです。
一段と感染力が強いBA.5への置き換わりで12日の全国の感染者数は7万人を越え
ました。これまでのケースを当てはめると感染拡大のピークアウトまで1ヶ月ほど
期間が要しましたから7月下旬まで感染拡大は続くと考えるべきです。夏のレジャー
シーズン本番を控えての感染拡大で昨年と同じように国内の旅行業や宿泊、レジャー
航空、鉄道産業への警戒心は強まるのは仕方ありません。
また5月の上海の都市封鎖のような事態が繰り返されると7~9月期の中国経済回復
に赤信号が付きそうです。予想されたこととは言え中国がゼロコロナ政策を撤回し
ない限りコロナによる経済への下押し圧力は消えません。しかし中国政府が直ちに
ゼロコロナ政策を変えるとは思えず中国経済は当面不確実性が消えません。
決算を控え中国景気と関係の深いファナックやSMCなど中国関連銘柄と言われるセ
クターの下げが12日大きくなったのは安川電機決算が市場予想に届かなかったことも
拍車をかけたようです。安川電機の主力事業はサーボモータとロボットです。特に
サーボモータはロボットや工作機械など幅広い機械関係に多く使われていることから
機械銘柄の指標ともなっています。
円安で恩恵が期待されている自動車セクターも中国での生産販売が5月の上海都市封
鎖で大きな影響を受けました。また国内生産面でも上海からの部品調達が滞り減産を
余儀なくされました。円安効果で4~6月期の業績が例え好調でも7~9月期の見通しが
不透明になればマネーは流入しません。問題山積の状況はしばらく続きそうです。
でした。11日の上昇分(275円)を遥かに越えて下落した要因は11日の上昇が買
戻しによる上昇だったこと。国内でコロナ感染者数が急増していること。マカオ
が感染拡大で都市封鎖したことで中国の主要都市でも再び大規模な都市封鎖が行
われるのではないかという懸念が高まったことなどがありそうです。
一段と感染力が強いBA.5への置き換わりで12日の全国の感染者数は7万人を越え
ました。これまでのケースを当てはめると感染拡大のピークアウトまで1ヶ月ほど
期間が要しましたから7月下旬まで感染拡大は続くと考えるべきです。夏のレジャー
シーズン本番を控えての感染拡大で昨年と同じように国内の旅行業や宿泊、レジャー
航空、鉄道産業への警戒心は強まるのは仕方ありません。
また5月の上海の都市封鎖のような事態が繰り返されると7~9月期の中国経済回復
に赤信号が付きそうです。予想されたこととは言え中国がゼロコロナ政策を撤回し
ない限りコロナによる経済への下押し圧力は消えません。しかし中国政府が直ちに
ゼロコロナ政策を変えるとは思えず中国経済は当面不確実性が消えません。
決算を控え中国景気と関係の深いファナックやSMCなど中国関連銘柄と言われるセ
クターの下げが12日大きくなったのは安川電機決算が市場予想に届かなかったことも
拍車をかけたようです。安川電機の主力事業はサーボモータとロボットです。特に
サーボモータはロボットや工作機械など幅広い機械関係に多く使われていることから
機械銘柄の指標ともなっています。
円安で恩恵が期待されている自動車セクターも中国での生産販売が5月の上海都市封
鎖で大きな影響を受けました。また国内生産面でも上海からの部品調達が滞り減産を
余儀なくされました。円安効果で4~6月期の業績が例え好調でも7~9月期の見通しが
不透明になればマネーは流入しません。問題山積の状況はしばらく続きそうです。