週明け21日の東京市場は一時2万6500円に接近する場面もありました
が、日銀のETF期待もあり大引けにかけて下げ幅を縮め48円安と小幅
の下げに止まりました。
米国で野党が追加経済対策で最終合意し寄り付きは好感する買いが優
勢となって26900円を超える場面もありましたが、その後は英国で従
来よりも7割感染率が高い新型コロナの変異種が発見され欧州各国が
英国からの渡航を禁止したことも懸念されたようです。
ウィルスの変異することは別に珍しくなく武漢で発見された最初のウィ
ルスから既に数多くの亜種が出ています。今回大きなニュースになった
のは従来のウィルスに比べ格段に感染率が高いことです。もしもワクチ
ン接種が既に始まっていなかったらもっと市場の動揺は大きかったでし
ょう。
当面は国内でも感染者の増加に歯止めがかからず一段の景気悪化も懸念
されます。ワクチン接種が英国や米国で始まり希望の光は見えてきまし
たが足元の感染拡大には現状ではロックダウンなどの強硬策しか方法は
ありません。経済への影響は決して小さくないロックダウンですが感染
拡大を抑えるには他に有効な手段はありません。
世界の株式市場は大統領選挙後に金融緩和の長期化と巨額な財政出動そ
れにワクチン期待を背景に急ピッチで上昇してきました。好材料を先取
りする形で織り込んでしまっただけに相場の勢いが弱まってくると足元
の感染再拡大という悪材料が気になってきました。
VIX指数が低水準で推移しているということは何かのキッカケで急上昇し
て市場がリスクオフになりVIX指数の高い水準は一段と投資家の警戒心を
誘い売りが売りを呼ぶ展開も考えられます。いずれはそんな場面もあるで
しょう。
早ければ年末年始に市場環境が急変することも頭の片隅に置いておくべき
です。相場には買われ過ぎあるいは売られ過ぎという極端な状況が時々起
こります。11月からこれまで2ヶ月近くは買われ過ぎとみられても不思議な
いくらいの展開でした。巣籠り関連、DX関連、半導体関連は一通り物色さ
れました。このグループの調整が軽微だったらいいのですが、一段と下値
模索になれば全体の調整は避けられません。
先週米国市場はNYダウ、ナスダック指数、S&P500種とも高値を更新しま
した。これがクリスマスラリーだったのかは見方が分かれるかもしれませ
ん。まだラリーは続き年末高に繋がる可能性もあります。しかし日本株の
上値は重いところを見ると海外投資家の買いは鈍くなっているようです。
年末年始にどの水準に日経平均があるのは正確に言い当てることは誰にも
出来ません。転ばぬ先の杖で備えは必要です。
が、日銀のETF期待もあり大引けにかけて下げ幅を縮め48円安と小幅
の下げに止まりました。
米国で野党が追加経済対策で最終合意し寄り付きは好感する買いが優
勢となって26900円を超える場面もありましたが、その後は英国で従
来よりも7割感染率が高い新型コロナの変異種が発見され欧州各国が
英国からの渡航を禁止したことも懸念されたようです。
ウィルスの変異することは別に珍しくなく武漢で発見された最初のウィ
ルスから既に数多くの亜種が出ています。今回大きなニュースになった
のは従来のウィルスに比べ格段に感染率が高いことです。もしもワクチ
ン接種が既に始まっていなかったらもっと市場の動揺は大きかったでし
ょう。
当面は国内でも感染者の増加に歯止めがかからず一段の景気悪化も懸念
されます。ワクチン接種が英国や米国で始まり希望の光は見えてきまし
たが足元の感染拡大には現状ではロックダウンなどの強硬策しか方法は
ありません。経済への影響は決して小さくないロックダウンですが感染
拡大を抑えるには他に有効な手段はありません。
世界の株式市場は大統領選挙後に金融緩和の長期化と巨額な財政出動そ
れにワクチン期待を背景に急ピッチで上昇してきました。好材料を先取
りする形で織り込んでしまっただけに相場の勢いが弱まってくると足元
の感染再拡大という悪材料が気になってきました。
VIX指数が低水準で推移しているということは何かのキッカケで急上昇し
て市場がリスクオフになりVIX指数の高い水準は一段と投資家の警戒心を
誘い売りが売りを呼ぶ展開も考えられます。いずれはそんな場面もあるで
しょう。
早ければ年末年始に市場環境が急変することも頭の片隅に置いておくべき
です。相場には買われ過ぎあるいは売られ過ぎという極端な状況が時々起
こります。11月からこれまで2ヶ月近くは買われ過ぎとみられても不思議な
いくらいの展開でした。巣籠り関連、DX関連、半導体関連は一通り物色さ
れました。このグループの調整が軽微だったらいいのですが、一段と下値
模索になれば全体の調整は避けられません。
先週米国市場はNYダウ、ナスダック指数、S&P500種とも高値を更新しま
した。これがクリスマスラリーだったのかは見方が分かれるかもしれませ
ん。まだラリーは続き年末高に繋がる可能性もあります。しかし日本株の
上値は重いところを見ると海外投資家の買いは鈍くなっているようです。
年末年始にどの水準に日経平均があるのは正確に言い当てることは誰にも
出来ません。転ばぬ先の杖で備えは必要です。