kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

予定通り自公大勝

2017-10-23 07:31:28 | 日記
56年9ヶ月ぶりの14連騰という言葉がやや独り歩きした印象を受ける
先週の東京市場でした。同じ14連騰でも56年前の上昇率と今回を比
べると前回の6割程度となっています。日々の値動きでも1%以上上
昇した日は3日の213円高、その次が13日の200円高です。200以上の
上昇はこの二日間だけです。100円以上も2二日間でしたから14連騰
した10日間は0.4%以下の小幅な上昇でした。

14連騰に敢えて難癖をつけるつもりはありませんが、連騰中先高感と
高値警戒感が交錯した相場だったと言う印象を受けます。円相場が高
止まりする状況での上昇に買うに買えない投資家もかなりいたのかも
しれません。一方円安頼みの上昇ではないところに相場の質の良さは
感じます。

今回の衆議院選挙では自民党と公明の与党が合計300議席を越えま
した。解散前後で希望の党誕生や民進党の分裂等政局は大きく揺れ
ましたが結果的に分裂選挙となり安倍政権への批判票が分散し与党
に追い風となりました。選挙期間中も安倍内閣の支持率は不支持が
上回る状態から抜け出せないにも拘わらずこれだけの大勝になったの
は野党の自滅がすべてだったのかもしれません。

今回の選挙では当初小池旋風が吹き荒れると警戒されましたが小池
代表の「排除」と言う相当マイナスに響いたようで希望の党は選挙序
盤で早くも失速、変わって当初期待が低かった立憲民主党の支持が
思いのほか広がり野党第1党が希望の党ではなく立憲民主党になった
ことは大きな番狂わせでした。

結果的に代表戦を戦って勝利した前原民進党代表の株が暴落して
敗れた枝野立憲民主党の株が急騰したと言うのは皮肉な結果でした。
希望の党に合流を決断した前原氏の判断は後世に残る失敗だったの
でしょうか。やはり政治の世界は一寸先は闇とは将にその通りです。

事前の予想通り自公政権の勝利に終わりました。東京市場は米国株
高や113円後半の円安もあり15連騰を達成できそうなムードです。「ま
だはもうなり」で日米欧の株高は続くのでしょうか。日経平均の上値は
まだあるとしても与党圧勝で今日の取引でわっと買いつくようでしたが
一旦今日で連騰記録も途切れることもあるかも知れません。

決算発表が始まることで市場の関心はマクロからミクロの企業業績に
向かいそうです。既に好業績を先取りする形で大きく上昇している銘柄
は一旦好材料出尽くしで売りに押されることもあるでしょう。また予想外
の好業績で突飛高する銘柄が出るかもしれません。そんな銘柄を見つ
けられれば大きな果実を得ることができます。
コメント
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