kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

評判倒れ

2017-10-19 07:42:02 | 日記
東京市場はとうとう12連騰を達成しました。選挙は買いという通説通り
の展開にここまではなっています。そうすると投票後は軟調になると言
う経験則もまた当てはまるのでしょうか。大きな連騰後は相場がもたつ
くということはこれまではかなりの確率で起きていました。定石通りの
株高になってきましたが投票後の来週以降の展開が気になります。

やはりこの1ヶ月掌を返したように大量買いを続ける海外投資家の出方
次第かもしれません。もし自民党が巷言われているように単独で300議
席に迫る結果を出せば海外投資家の買いの勢いは選挙後も続くかもし
れませんし流石に9月初旬から2000円の棒上げで一気に2015年高値を
更新した反動が出てくると言う見方もあります。

そもそも日経平均が10月中に2万1000円をゆうに越える水準まで上昇
するとはほんの1ヶ月前までほとんどの市場関係者は予想していませ
んでした。北朝鮮の地勢リスクの高まりや2%そこそこで推移する米国
の長期金利の動向から円高懸念は消えず下期相場スタートの10月に
2万円越えは夢のまた夢というのが大方の見方でした。信用売り残高
が9月中旬以降1兆円程度と高水準で推移していることが投資家心理
を示しています。

例え2万円を越えても一時的というのが売り方の心理だったようです。
期待が高まらなかった分だけ反動で大きく上昇したとも言えます。逆に
事前の期待が高すぎたばかりに大きな失望に変わってしまったと言う
ケースもあります。

例えばIPO銘柄でユーチューバーのマネージメントやプロモーション業
務を行うUUUM。ネット上での影響の大きさからスター的なユーチュー
バーまで出現したことから事前の人気はすごく高いものでした。その証
拠に公開価格2050円に対して初値は227%高い6700円でした。ところ
が有名ユーチューバーのゴタゴタや余りにも高い初値から人気が離散
し10月は5000円程度で推移しています。

またフィンテックの有望銘柄と言われた家計簿アプリで有名なマネーフ
ォワードも初値は公開価格の2倍近い3000円でしたが、今月はこの水準
でほとんど動きはありません。勿論海外投資家の大量買いで一部市場
が活況になりマザーズ市場から投資家のマネーが一部市場に流れたと
言うこともあります。また人気離散と言っても両銘柄の株価は初値を下
回っていると言っても高い水準を保っています。一部市場の熱狂がひと
段落すればいずれ復活するかもしれません。

市場は絶えずいろんな要因で動きある日突然それまでとは状況が一変
するケースもあります。それだけに投資家は常に相場を凝視しその変化
にいち早く気がつかなければ投資の世界で勝ち組に残れません。期待
だけが一人歩きし実態と離れてしまっているかの見極めが大事です。
これって以外に難しい作業ですけどね。
コメント
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