ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

いんげん豆と豚肩ロースの煮込み

2011年01月20日 | 男の料理
            
いんげん豆の煮豆(甘露煮)市販品は一様に、水飴を混ぜ合せた異様な甘さで豆本来の風味も失われて好みではなく、また家で煮た物も豆が破れてどろっとトロミの出てしまった物も歓迎は出来ない。サラッと煮上がり皮も破れず甘味も芯まで浸透している、こんな煮豆の作り方を和菓子職人“鹿の子”作りの工程からヒント(パクリ)を得て、今では自分の特技にしてしまった。この煮豆、自分は1シーズンに2~3回裏磐梯特産の花嫁ささげ(紅花いんげん)や北海道産花豆を使って楽しんでいた。でも今回は馬鹿の一つ覚えと陰口も囁かれそうなので、Webで検索したフランスの冬の定番料理“カスーレー”と言ういんげん豆とソーセージや鴨肉との煮込みに挑戦した。
鴨肉は簡単には入手出来ないので、豚肩ロースのブロックとソーセージはベーコンの厚切りに代えて、豆は白いんげんを使った。豆は一晩水に浸してふやかす必要があるので思いつきでは出来ないが、野菜は玉ねぎとトマトだけ。缶詰トマトは安価で便利だが、酸味が強く孫達には不人気なので生トマトを半量使った。
仕上がりは一見ミネストローネ風も、いんげん豆の食感味共に申し分なく十分に満足した。